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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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ホントはドックしたいけど・・。地盤沈下で復旧していないドック場。~ 船舶関係業社も、何処で工場を再建したらいいのか・・。

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昨日も暑かったですね。以前は、お盆がすぎれば秋風が吹いたんですが・・・。
温暖化は確実に進んでいます。昨年も異常でしたが、残暑が厳しいですね。海に水温も連年よりも2~3℃は高いのです。

昨日も忙しい日でした。まず、漁協で空回って来た「海区調整委員会の選挙人名簿作成」の為の申請書を、自分の班に配り、後で回収しなけばなりません。

その後、船に行って
ラインホーラの緩んでいるボルトを何とか、今ある工具を駆使して締めました。
そして、劣化した
ラインホーラのゴム3本を新品に交換しました。
サイドローラの高さの調整。
更にGPSのモニター画面の接触不具合の修理。エンジンのオイル追加。またVベルト13本の点検と締め方。
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船の上も暑くて・・。汗だくでした。 シャツが汗でビショ濡れに・・。
最後は裸でやりました。(その写真はないです。えへへ。)

 これで、だいたい船は、ひとまずOKです。操業にいけます。
ただ、漁が薄いので燃油など経費との計算をして行かないと、赤字になります。
こんなことって、初めてです。

さて、ホントは船を上架してドックしたいのです。既に船の船艇は、海藻、貝がついていて走らないのです。
燃費に大きな影響がでます。
田野畑の島の越漁港の港のドック場も全く手がついていませんし、外の県南を見ても、まだまだ復旧してないドック場が殆んどです。

↓↓震災直後の島越漁港のドック場の画像です。これらは今は片付いてはいますが、工事をできるような感じではありません。船が入って来れないのです。

↓↓以前の船での同じ場所でのドック場です。震災で無くした前の「みさご丸」です。今は、どこかの海底に眠っています。懐かしいなあ・。(520PS ダイヤエンジン搭載  最大速力42ノットの
フル装備のスーパー漁船でした
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 だらか、どこのドック場も混んでいて・・。やってる、ドック場の「久慈市営ドック」、「宮古市の民間ドック」を聴きましたが、空きが来春までない状況です。

 復興の遅れは、こんなところまで及びます。さらに、船専門の修理屋、船具屋、工具屋、機械屋さん。鉄工所も殆んど復活していません。



イメージ 4

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何故なら、彼ら船舶関係業社も、また嵩上げするだろう土地、港付近の土地ばかりなので・・。

何処で工場を再建したらいいのかさえ見当もつかない

状況なのです。


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