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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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「今日は、あの2011年3月11日から6年目の日です。」ー【「3・11」後をどう生きてきたのか? 悩むのは「貧乏からの脱出」】

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【今日は、あの2011年3月11日から6年目の日です。亡くなった約2万人の方々の7回忌 悩むのは「貧乏からの脱出」です。このことばかり考えてしまうので、不安と焦りの悩みのストレスがドンドン溜まっていきます。
~「3・11」後をどう生きてきたのか? 震災6年、この問いは、自分や被災者にとって、一層切実さを増しています。~
 出来たらまた、6年目の今日。被災地に向かって黙祷をしていただければ有り難いです
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今日は、あの2011年3月11日から6年目の日です。亡くなった約2万人の方々の7回忌でもあります。
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今日は被災地沿岸自治体ではどこでも、サイレンがなり「慰霊式」が行われます。 BGM演奏のために、宮古市かた3人の友の「グラッツィア」が来ます。 僕もその式に行き、献花して行くつもりです。
画像に含まれている可能性があるもの:1人、寝室、室内

【6年前のあの日は、雪が降っていてとても寒かった】
海の水温も4℃程度しかなく、津波に呑まれて、たくさんの人が水に浸かりました。若い人でも10分と持たない水温です。殆どが「溺死」とされていますが、「心臓麻痺」や山に逃げても「低体温症」でなくなった方もいるのです。
 
【あの日から、僕の人生は大きく変わりました。マイナスからのスタートに】
 まず、「非常に貧乏になりました。」預金も使い果たし、生命保険なども全て解約して生活してきました。
 何も無くなって、以前の負債もあったので、マイナスからのスタートになりました。
 全ての財産を失った上に船と漁具など最低のモノを揃えてのダブル負債でのスタートだった訳です。
 「3・11」後を自分はどう生きてきたのか? 震災6年、この問いは、自分にとって、一層切実さを増しています。
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【そして、震災以降のこの大不漁。想像もしていませんでした。】
 あのときは「船と漁具さえあれば、すぐに稼げる」と思ったのですが・・。殆どの漁師はそうです。 殆どの漁師が年間1億は水揚げしていたのですから・・。
 三陸の海の不漁はドンドン悪化しています。特に岩手の北三陸が良くないのです。昨年の台風10号での豪雨で、泥がまた海にたまりましたし・。
 この先、どうやって生きて行ったらいいのか? 海の回復は温暖化もあり、もはや見込み無しです。
 先を考え、やはやり悩むのは「貧乏からの脱出」です。このことばかり考えてしまうので、不安と焦りの悩みのストレスがドンドン溜まっていきます。また眠れない状況になるのです。
 「具体的な目標」ややれるべきことが、頭に浮かんできません。どうしても、先に立つ思考は「もう負債したくない」ですから。
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【元々は漁業と観光で生きてきた三陸沿岸ですが】

 この大不漁に加えて原発事故の影響が大きく観光客は殆ど来なくなっています。
 被災地に残った被災者は、やはり、震災前と同じなりわい復興した人が殆どですが、そこがうまくいかないのが、大きなネックになっているのです。
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「3・11」後をどう生きてきたのか? 震災6年、この問いは、自分や被災者にとって、一層切実さを増しています。
 高台造成などハード面の復興が進む一方、人口減と高齢化に歯止めがかからない状態です。
 「より良く生きたいと願う被災者」ですが、なかなかうまく行かないのが現実です。皆が、そのストレスは深刻な課題だと自覚してるのです。

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今日は政府主催の慰霊式もあるようですが、出来たらまた、6年目の今日。被災地に向かって黙祷をしていただければ有り難いです。

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