天気図には、見えない「上空の寒気」があるからなんだろう。今年の春は遅い。
「春分の日」は、もうすぐだが、三陸沿岸部の特有の「春のドガ雪」は、今年は内陸部にも最後の力を振り絞って、昨日もまた積雪があった。せっかく、溶けてアスファルトが見えた路面も白銀の景色となる。
寒さが戻り、気持ちが引き締める季語に「冴えわたる」と言った言葉があるらしい。
偶然にも、東日本大震災の命日の3.11日から続いた荒天。
お天道様は、何か教示しているのかも知れない。
震災3月目の命日以降、全国から被災地を気遣う「忘れない」というメッセージをたくさん頂いた。
とても、ありがたいことだと思っている。
14日未明にそんなメッセージを頂いた愛媛県の瀬戸内海を震源とする震度5強の地震が起きた。
比較的に地震が少ない地域だけに、衝撃が大きかった。
日本列島は、今どこで地震が起きてもおかしくない。
人間は思うほど強くない、しかし弱くもない。
支え、支えられ、縁あっての人の世だとこの3年で強く思うようになった。
三寒四温で足踏みする春に、東日本大震災の4年目を迎えた気持ちに心が重なった。