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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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 「2014年1月元旦」の誓い。今年もなるべく、真実を伝えようと僕は努力しています。

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▼先ほど、撮影して来た2014年1月1日の初日の出です。美しかったです。
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新しい年が始まりました。
昨年は、異常気象からと思われる、大きな災害がありました。
日本列島を襲った、ゲリラ豪雨、竜巻、大きな台風では「台風26号の伊豆大島の土砂崩れ」、「台風30号台風ではフィリピン」が大きな災害となりました。
今年は、穏やかな災害のない年になって欲しいと願ってやみません。

思えば、昨年は年初「311東日本大震災の復興元年」と言われていました。
しかし、「復興元年」言われたほど、復興は進んでいないのが現実と言えます。
◆2013年12月25日付けで「復興庁」がまとめた資料によると
 全国の避難者等の数は、約27万4千人もの人がおります。昨年は32万5000人ですから、確かに数字的には減少しています。
しかし、これは故郷に帰らず、そこで暮らし始めた人とイコールになるのです。
つまり、住所変更して転出した人数になります。

とりわけ、福島、岩手、宮城など沿岸被災地を見ると
殆んどの小さい町村等は震災前から「少子高齢化」が進んでいたところです。
まあ、日本には、ほかの地方でも似たようなところはあると思いますが。
この転出した人の殆どは、若い世代の方々です。
 従って、残るのは高齢者という事になります。だから、もし今、国勢調査のような人口動向調査をしたら、年齢別人口を見たら、被災地は完全に頭デッカチの年齢別人口構成になってるはずです。
それは、地域の衰退を意味します。
「限界集落」とか「限界自治体」という言葉は聴いた事があると思います。
これが、被災地では現実にもう起きています。

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これが日本の災害被災地支援の国家の現実です。
 1.17阪神淡路大震災から間もなく19年経過します。しかしなお、未だに仮設住宅にいる方が存在するそうです。「完全復興」が実現したとは言えないのです。残念です。
だから、取り残された方は、もう高齢の方々ばかりだと聴いています。

写真の仮設住居前が、お餅つきの舞台。神戸にまだ残っている(あえてというべきでしょうが)ここが、毎年のお餅つきや、1月17日の「追悼・連帯・抗議の集い」の基地です。『一人の被災者も取り残さない!』『今後の良き前例となる支援施策の実現を!』 と活動を続けている場所です。
写真: 東の友へ、今夜の魔法通信です。新しい年を迎えるにあたって、多くの人が市場やスーパーマーケットに出かけて、お正月の食べ物を買い求めます。きんちゃんは三陸の海に出て、アイナメやナメタガレイやドンコ、もちろんタコなど美味しい幸を獲ってきたのですね。なんだかカッコいいヽ(^o^)丿 お金を出しても手に入るとは限らない新鮮な魚で、ご家族と豊かなお正月をお迎えください。 私も、今日、年末恒例のお餅つきを手伝ってきました。お店で買うのとは一味違う、杵つき餅。みんなで力を合わせて、もち米を洗い、薪の火で蒸し、杵でついて、手で丸めました。そして、私のパッキング(*^^)v 出来たてのお餅でお正月準備をしたのです。 写真の仮設住居前が、お餅つきの舞台。神戸にまだ残っている(あえてというべきでしょうが)ここが、毎年のお餅つきや、1月17日の「追悼・連帯・抗議の集い」の基地です。『一人の被災者も取り残さない!』『今後の良き前例となる支援施策の実現を!』 と活動を続けている場所です。被災者の生活再建〜〜元のところで、元の生活に戻る〜〜という視点では、阪神淡路大震災から間もなく19年たってもなお、実現したとは言えないのが、残念です。 いいえ、19年の年月が流れたからこそ、今になって、「そろそろ自力で住むところを何とかして下さいよ」と言われても困るわけです。震災を挟んでずっと暮らしてきた、住みなれた地域で住みたい。それは当然の気持ちだし、家を失った後、避難所〜仮設住宅〜復興住宅と移動してきて、やっと終の棲家だと思って暮らしている復興住宅で、「借り上げ期間が終わりますから、出て下さい。家賃補助は打ち切り」と言われる辛さ。近隣の住民で助け合って生きている人たちが、知らない人ばかりの場所で一からやり直すなんて・・・すでに70歳、80歳、90歳となっている人たちなら余計に、あり得ない。自分の家族のことだと思って想像してみれば分かることだと思います。 東日本大震災の被災者が、今後経験する住宅問題に悪い前例を作らないためにも、関西の私たちが頑張らなければ!お餅つきに集まる人の中で、病気などで出てこられなかったり、亡くなったりした人のことを聞いて、今日改めてそう思いました。 きんちゃん、今夜夢の中では、安心して眠れるあたたかい住居で、みんなゆっくりとお正月を迎えて欲しいのです。特に、辛い思いをして大震災を生き延びたお年寄りが、笑顔で大晦日を迎えてくれますように。祈っています。明日もう一日、忙しいでしょうが、きんちゃん、みなさん、元気で過ごして下さいね。おやすみなさい(@^^)/~~~






















 恐らく、311被災地と今の政府や各省庁の対応を見れば、 1.17阪神淡路大震災と同じように、仮設住所を出たくても出れない高齢者がでると思われます。
非常に冷たい対応ですから・・。非常の理不尽な政治と国家です。
基本的人権を考えない、そんな延長線上にこうした人がでるのは、違憲です。
絶対に最後の一人まで、僕は訴え行動し続けます。

これは、日弁連でも、同じ見解を言っています。

これは、年直下地震、東南海地震が近い将来あるとされていますが、その悪しき前例を作ってはならないとおもうからです。

 国家は本来、集権者の国民の「生命と財産」を守るのが、究極の目的なはずです。
しかし、今の政権を見る限り、大企業優先。弱者切り捨ての政策はおかしいと思います。
これは、基本的な事です。
そんな基本的な事をしないで、別の次元のことばかりやっているのです。
「国家機密法」、「安全保障」、「TPP」、「原発問題」などなど・・。
全く選挙に公約に揚げないことや、公約とは反対の事が横行しています。
このことは、後にしますが・・。とにかくおかしな事ばかり議論してる国政です。


さて、震災以降、投稿する記事に対して
 いつも、ありがたい、嬉しいコメントばかりです。ありがとうございます。
僕がこの「被災地からの情報」をしてから、もう少しで3年になります。
これまで、福島、宮城、岩手など色々なところで、同じ「被災者目線で被災地を見て、声を聴いて、取材をしてきました」
それは、地域によって微妙な違いがあります。ですが、共通点がやはり多いのです。
それは、「政府や政治、各省庁など中央の権力に対する怒りなんです。」なかなか言わないのですが、本当のところそういう考え方が非常に増えています。
そして、次の怒りは、自分の住んでる「県なり役所」へと向かっています。
東北人は、「我慢強い」、「忍耐力」があると言われています。
確かに、そう思います。でも、生身の人間に変わりはないのです。

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今年もなるべく、真実を伝えようと僕は努力しています。
  マスメディアの報道を見て想うのは、やはりどこか「人事」なんです。だから、例えば「どこかの仮設商店が始まった」とか「魚市場で魚が大漁だとか」、「仮設診療所が開設した」、「ボランティアが集会所で何々したとか」、そんな話題を掲載しています。
  それは、ウソではないのですが、もっとそこにある「課題、問題」を突き詰めた取材をして報道しないのは、完全に片手落ちです。そのような姿勢にマスメディアの本質が必要だと強く思うのです。だから、僕は記事に責任があります。書くからには、根拠が必要です。新聞の寄せ集め的な投稿なら誰でもできます。だから、他の市町村の仮設などに行って取材もします。
来年もよろしくお願いいたします。

※限界集落とは
 過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落を指す、またそういう集落がおおくあり、地方自治体単位でのコミュニティが成り立たない自治体。  


第十八みさご丸 船主 きんちゃん。
                                                  2014年1月元旦
                                    

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