大義を振りかざして戦争をしたい人たちがいる。
戦うことが名誉だという人がいる。外交ではなく、軍事介入が必要不可欠と言う大人がいる。
でも、この若い兵士の涙が、それは嘘だと語っています。
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【Facebookの西の友の投稿】
戦うことが名誉だという人がいる。外交ではなく、軍事介入が必要不可欠と言う大人がいる。
でも、この若い兵士の涙が、それは嘘だと語っています。

【Facebookの西の友の投稿】
FBの中で、PTSDと睡眠生涯の僕を励ますために毎晩。色々な話を交えて、励ましの投稿をしてくださる女性がいます。
何度も、僕の家を訪ねてきてくださいます。
彼女は、阪神淡路大震災の被災者です。そして、1991年6月。フィリピンのルソン島、マニラの北西90kmに位置するピナツボ火山で、被害にあったアエタ民族の方々の大きな支援も行なっています。
何度も、僕の家を訪ねてきてくださいます。
彼女は、阪神淡路大震災の被災者です。そして、1991年6月。フィリピンのルソン島、マニラの北西90kmに位置するピナツボ火山で、被害にあったアエタ民族の方々の大きな支援も行なっています。
そんな彼女が昨日、シリア情勢を交えて、こんな投稿してくださいました。
今日の東京新聞の社説とリンクしてるようにおもえました。
西の友(みどりちゃん)の昨夜の投稿
https://www.facebook.com/aeta.midori
今日の東京新聞の社説とリンクしてるようにおもえました。
西の友(みどりちゃん)の昨夜の投稿
https://www.facebook.com/aeta.midori
東の友へ、今夜も魔法通信を送ります。
アメリカがシリアを攻撃しようとしています。大義名分はいろいろあるのでしょう。なんと言っても、人道にもとる行為である化学兵器の使用。
フセインが大量殺戮兵器(WMD)を手にしていたという理由でイランを攻撃したことに、当時の野党民主党~オバマさんたち~は反対でしたが、それはWMDがなかったからで、もしあったなら、そしてフセインが使用したことが証明されたら、賛成していたことでしょう。
シリアも同じ。化学兵器のような残虐な兵器を使うことを、世界の“警察”であるアメリカとして黙っているわけにはいかない・・・正義は我にあり!
戦争をするとよっぽど何かいいことがあるのでしょうか。そんな風に大義を振りかざして戦争をしたい人たちがいる。戦うことが名誉だという人がいる。外交ではなく、軍事介入が必要不可欠と言う大人がいる。
でも、この若い兵士の涙が、それは嘘だと語っています。
良い戦争も悪い戦争もない。殺すことも殺されることも、自分の身に起きることとは思わないから、威勢のいいことが言えるのです。自分は決して戦場に行かないで、自分の息子たちも戦争に送らないですむ人たちが夢見る“正しい戦争”に、反対します。うちのアエタの奨学生の中には、安定した仕事だからと軍隊に入りたいという子がいます。彼らが、この写真のような涙を流すことになるのは絶対に嫌です。
ヤシの木に縛り付けても行かせない!
ヤシの木に縛り付けても行かせない!
きんちゃん、金色の光が全ての武器を花に変えるような、大きな魔法が使えたらいいのに。少なくともまだ、日本の若者はこんな涙を流していません。これからもずっとそうでありますように。戦争反対。
平和であることをかみしめて眠ります。おやすみなさい。
これに対する、レスポンスは・・。
Hands off Syria
おはよう。みどりちゃん。
確かに、科学兵器は許されるものではありません。
「殺すことや殺される戦争」の前に、人には言葉があります。話し合いができます。
これは、神が人間に与えた大きな力です。
しかし、戦争に、大義名分などないのです。「戦争は悪そのもの」
アメリカ、フランス、イギリスの世論も、介入反対しています。
外交努力をすべきですね。
https://www.facebook.com/kinya.sasaki
おはよう。みどりちゃん。
確かに、科学兵器は許されるものではありません。
「殺すことや殺される戦争」の前に、人には言葉があります。話し合いができます。
これは、神が人間に与えた大きな力です。
しかし、戦争に、大義名分などないのです。「戦争は悪そのもの」
アメリカ、フランス、イギリスの世論も、介入反対しています。
外交努力をすべきですね。
https://www.facebook.com/kinya.sasaki
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【シリア情勢 外交手段は尽きたのか】
東京新聞 社説 2013年8月30日
化学兵器を使用した疑惑でシリアに対する米欧の軍事介入圧力が強まっている。外交手段は尽きたのか。人道介入であれ、武力行使の被害を受けるのは常に弱い一般市民であることを想起したい。
シリアに対する米軍介入の動きが日々現実味を増している。
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ダマスカス近郊で多数の子供を含む千数百人の市民が化学兵器により殺害されたとの反政府勢力の訴えを受け、ケリー米国務長官が「アサド政権の責任」を明言したのに続き、ヘーゲル国防長官は、軍事行動の準備を整えたことを明らかにしている。
ロシアと中国の介入反対で国連安保理決議の承認が得られる可能性は少ない。念頭に置かれているのは、一九九九年のコソボ紛争型介入とされる。
北大西洋条約機構(NATO)軍のユーゴスラビア空爆は、ミロシェビッチ大統領によるコソボ自治州のイスラム系住民に対する虐殺をやめさせる人道介入と位置付けられた。ロシアが国連憲章違反に当たるとする安保理決議案を提出したが、大差で否決された経緯がある。
コソボはその後、国際司法裁判所での独立合法判断を得て、欧州連合(EU)への加盟交渉へ道を開いた。欧米社会では介入の正しさを示す成功例とされている。しかし、欧州のコソボと、中東のシリアでは全く事情が異なる。
オバマ政権は、アフガニスタンとイラク二つの戦争の負の遺産からようやく抜けだそうという段階にある。英仏など欧州主要国も、厳しい財政状況を背景に、武力行使にはできれば踏み切りたくないのが本音だ。空爆を限定的に行ったとしても、地上軍の派遣の可能性が排除されている以上、アサド政権に及ぼし得る効果は疑問だ。
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現状での武力行使は度重なる警告に耳を貸さなかったアサド政権への懲罰的意味合いにとどまる可能性が高い。出口戦略なき武力介入の悲惨は米国が経験したばかりだ。60%が介入反対という米世論調査もそれを裏付けている。
曲がりなりにも、国連調査団が現地入りするところまで外交努力は進んでいる。米側は明らかな証拠があるとしているが、イラク戦争での大量破壊兵器をめぐる教訓もある。まずは調査団の報告を待つのが筋ではないか。
ロシア、中国とて化学兵器使用が人道上許されない国際法違反行為であることに異論はあるまい。その一点でも合意できれば、外交の糸口は残されている筈(はず)だ。