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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【これが自民党の規制緩和とアベノミクスの結果だ!「非正規雇用者」の現実だ。自民党の政治家は自分たちさせ良ければいいのか?】

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【これが自民党の規制緩和とアベノミクスの結果だ!「非正規雇用者」の現実だ。自民党の政治家は自分たちさせ良ければいいのか?
 総務省の調査では、2008年から4年間で、地方自治体における非常勤、臨時職員は10万人増えて60万人にもなった。
 全日本自治団体労働組合(自治労)の調査では、さらに多く、70万人と推計されている。つまり、公務員の3人に1人が、「非正規公務員」という状態なのだ。これがいわゆる「官製ワーキングプア」の一つの側面である。

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この前の国会で、安倍晋三総理は時給が100円上がったと自慢していた。しかし、アベノミクスなどの経済政策で5年もかけて、たった100円とは・・。
よくもまあ、恥ずかしくもなく言えるものである。
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【現在、状況はさらに悪くなり、公務員の世界でさえ、ブラック化してる現実】

 非正規職員の数は増え続け、基幹的な業務も非正規が担わされている。なのに、非正規公務員の年収の平均が200万円を超えておらず、相対貧困率で言う貧困層になっている。しかも、公務員と言いながら身分はいつでも雇い止めされるという不安定さで、もちろん退職金も出ない。
 
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そして、皮肉な事に、その中でも、平成27年度のハローワーク(職業安定所)職員に占める非正規雇用率は59%と、行政機関の中でも特にハローワークは非正規雇用が多い実態だ。
 実際に、「ハローワークの相談員が雇い止めにあい、次の日に自分の仕事を求めてハローワークにやってくる」
 こんなブラックユーモアみたいな話が、実際に起こっているのだから驚きだ。


【クローズアップ現代プラスでもこの官製ワーキングプアの問題が取り上げられた】
番組の内容の概略は: 
 今、保育や介護、建設現場など、公共サービスや公共工事を担う現場で、低価格の受注競争に巻き込まれ、経済的に追い詰められる労働者が増えているという問題だ。

 京都市内のある保育所では財政削減の一環での民間委託に伴い、保育士全員が職を失ったという。
イメージ 3このままでは働く人が食べていけなくなり、保育の質や安全が低下するのではと保護者にも不安が広がっているのだ。
 自治体が推し進めるコスト削減に伴い、保育士が非正規の派遣扱いとなっていて、公立保育園の保育士のうち実に52%余りが非正規と過半数になっている。
 もともと、保育士は国家資格で合格率は、毎年10%くらいととても低く難関資格なのだが、そのお給料が手取り13万円になってしまったということなのだ。
 また、この番組で取り上げられたのが、公共工事を担う建設現場では若い後継者が育たず、労働者の技術の継承などが難しくなっているという問題だった。
 国の調査によると、全国の自治体の半数近くが、違法に公共工事の予定価格を下げ、そのしわ寄せが現場の労働者の雇用を劣化させ、さらなるワーキングプアを生み出している。
だから後継者が育たない。 完全に悪循環に陥ってるのに行政は知らぬ顔だ。 
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安倍晋三総理が「1億総活躍」、「働き方改革」とは一体なんなのか?
 これで、選挙で国民を「労働環境」はよくなるのか?という、期待を持たせた文言でもある。選挙ではこれに「期待感」を持った人もいて、与党に票を入れた人も多いはずだ。
 しかし、蓋を開けて見れば、要は、「年金財政がこのままでは破綻することを前提」に立ち上げた政策である。

 サブタイトルとして、「生涯現役推進事業」がある。つまり、「死ぬまで働け!」ということで、現に「年金支給開始を70歳から選択出来る」=(年金支給開始を65歳から70歳に上げる為の布石である
 年金を受け取る人を極力減らし、一生働いてもらおうという方向へ国民を誘導したいのがミエミエだ。
 
現状のように、再就職や再雇用で誰でも一律に賃金が半分以下に下がってしまうし、福利厚生や身分保障もない差別的なやりかの、「非正規雇用」では、いつかは絶対にだめだ。必ず破綻する。
 それに、高齢者の健康度は個人差が激しいので、これからは健康な高齢者には「生涯現役で安過ぎない適切な賃金で働いてもらうのが、国民のためにも国の存続のためにも一番いいはずである」それには、「非正規雇用」がどんどん増えるような政策では絶対にダメである
 逆に、老化が激しくて働けなくなった人は「自己責任」となるのだから、恐ろしい事をやっている。
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【これを生み出した原因は、歴代の自民党の小泉政権と今の安倍政権の「非正規雇用の規制緩和」だ。「企業優先の政策」のためだ】
 この課題は、無論、労働力人口の減少もあるが、これに、輪をかけたのが、過去の小泉政権の時の「不正規雇用者」、「派遣労働者」などの規制の緩和に始まり、安倍政権の更にこの規制をほったらかしにし、経営者の意向だけを尊重して来た政策、減税などの企業優先の政策にある。
格差社会を考える時に必ずと言っていいほど、小泉政権の構造改革が挙げられている。
「小泉政権構造改革とは」ー聖域なき構造改革という、スローガンを元に行った構造改革。 官から民へという言葉に代表されるように、大きな政府から小さな政府への転換を目標にしていた。代表的な政策には郵政民営化などが挙げられる。
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 小泉政権の構造改革が格差社会を助長したと言われる大きな要因は、労働基準法の改正である。2003年には、期限付き労働契約を1年から3年に延長。また2005年には、労働者派遣法を改正し製造業の派遣を解禁した。
その結果として、「非正規雇用者の激増したのだ」=(2001年27,1%~2005年32,2%へ増加している) 
 ●非正規雇用者は、正規雇用者に比べ賃金が安いので、非正規雇用者の増加=低所得者の増加=格差の拡大となった。この路線を、継承してるのが安倍自民党であり、更に規制緩和をした結果である。 どこまでも、庶民イジメの改革ししてるのが現実だ。これに大きく加担したのが、小泉政権で金融担当大臣をした竹中平蔵氏である。 詳しくしりたければ、下記リンクをご覧ください。小泉・安倍政権の軍師・竹中平蔵発言 「日本は物凄い格差社会になる! 非正規労働者が2千万人超
公的機関も、交付税そのものにあるから、「高齢者施設」「保育所」「公共事業」の締め付けにある。
この、元凶を何とかしなけば絶対にどんどんとこの傾向は強まっていく。
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【昨夜、この記事をFacebookに投稿したら以下のようなコメントがありました
シェアが43ありました。(Facebookにアカウントお持ちの方は閲覧出来ます)
https://www.facebook.com/kinya.sasaki/posts/1608780189198227?pnref=storyこの「生の声」とても深刻です。ここに紹介しておきます。
●○○県非常勤技術職員の私が正に該当します(T_T)
同一価値労働同一賃金はどうした(-_-;)
福利厚生も正当な理由が認められない差別だらけ(-_-;)
下手なブラック企業よりタチが悪い(T_T)
私は、コンプライアンス遵守の団体のパートですが、政府のいい加減な政策に翻弄されています。時給を高くと言いながら、月8万8千を超えたら、社会保険加入へ!
私には、問題ありませんが、会社にとっては会社負担の問題で、残業してオーバーするな!でも、人員が足りないからスピードアップで仕事して早く帰れ❗️
どうにかしてるよ🤪😰😱 
最低賃金は、安倍晋三だ、国民は、一所懸命働いてるのだ、働いても楽にならず誰の仕業なんだ、安倍晋三の皺だだ、喜んでいるのは、企業だけ、お金ちょうだいといえば、ハイ、ハイ、貰えるのだから、いいね。
●それでもク―デタ―は起こらない! 秀吉の検地刀狩りから我が国は何にも変わってませんよ。

【国会で安倍総理はウソを言ったり、憲法の改正など言ってる場合ではない】
 国民の「不安」をなくして、生活を豊かにするのが政治の役目だ。
 「官製ワーキングプア」の温床ともいえる臨時・非常勤の公務員は60万人をこえる現実。彼らの雇用と処遇の改善策を早急に行わなければならない。
安倍氏は「1億総活躍改革ー働き方改革」と言っているが、具体的な政策は何も見えてこない。これも、選挙目当ての公約だったことが鮮明に分かる。
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いったい安倍政権は何を見て仕事をしてるのか? 支持率が下がらないようなことばかり考えている。 そして、庶民の事など、麻生財務相も同じくで、まったく無知なのだ。
自民党の政治家は自分たちさせ良ければいいのか?

【※非正規雇用とは】

 いわゆる「正規雇用」以外の有期雇用をいう。 日本で非正規雇用とは、有期労働契約 である「パートタイマー」、「アルバイト」、「契約社員」(期間社員)、「契約職員」(臨時職員 )、および「派遣社員」(登録型派遣)と呼ばれる従業員の雇用形態である。

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