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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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「東日本大震災から6年」ー 【「供養されない死者」 身元不明の69遺体が遺族の迎えを待っている。一方では、依然として行方不明の方 2556人を探している。】

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「東日本大震災から6年」ー
【「供養されない死者」 身元不明の69遺体が遺族の迎えを待っている。一方では、依然として行方不明の方 2556人を探している。】
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 警察庁がまとめたところによると、東日本大震災・被災者数(2017年1月10日更新(※死者・行方不明者数は毎月10日(原則)に警察庁より発表されてきましたが、2016年3月10日以降は3ヶ月に1回の発表になっています。)
2016年12月9日現在:亡くなられた方(直接死) 15893人、行方不明の方 2556人、避難者13万740人)となっています。
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

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【遺族が見つからない身元不明の69人のご遺体。一方では遺体の行方が分からない遺族が 2556人。戦後の災害で酷い災害はなかった】

画像に含まれている可能性があるもの:1人 警察庁は3月8日、東日本大震災の犠牲者のうち、この1年で新たに6人の身元が特定された一方、まだ身元の分からない遺体が69体あると明らかにしています。
 内訳は岩手が57人、宮城が12人。このうち18人は似顔絵が公表されても、なかなか身元特定に至っていないのです。

 一方では、自部の家族の遺体を自分で探したりしてる人もいます。
無論、このような探してる人は、身元不明の警視庁に出向き、遺体確認をしてるのですが、なかなか特定できないのが現実なのです。

 同庁によると、岩手、宮城、福島の被災3県で大震災発生当日から今年2月末までに収容され、検視を終えた遺体は1万5824体となっています。

【これまで、身元が特定されたのはDNAが決め手。高齢者が多い】
身元不明のご遺体のうち99.6%は身体的特徴や歯型、DNA型などから身元が特定され、56.5%を65歳以上の高齢者が占めています。
やはり、歩けなかったり、身体が不自由な人や行動が鈍くて津波にのまれたケースが沢山あるからです。
 死因の9割は溺死(水死)で、圧死などが667人、焼死145人。となっています。
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、屋外

【行方不明の警察の集中捜索は、毎月の11日の月命日と決めて、捜索。 6年目の今では手がかりもなかなか見つからず】
震災から東日本大震災から6年経過しても、家族のご遺体を自分で探したりしてる人もいます。毎日毎日、海岸を歩いて探してる人。震災後にダイバー資格を取得して、潜って探してる人。
「骨の一欠片でもいい。早く、安心できるお墓にいれて、ちゃんと供養してあげたい」という思いの一心な気持ちなのです。
 遺体の警察の集中捜索は毎月の11日の月命日を中心の行われていますが、今では殆どその手がかりも見つからないのが現実です。

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【ご遺族は気持ちの整理のためにお墓を建立。 しかし、誰も入っていない 「骨の欠片でもいいから入れて供養したい」と強く願っている
 こうした、行方不明の方 2,556人の中には当然、遺族と会えない69遺体も含まれているのですが、やはり、自分の家族の行方不明の遺族の心は、見つかるまでは「本当の心の整理はつかない」という方が殆どです。
「気持ちの整理になりかと思い、お墓は建てたけど誰も入っていない」やはり、誰も入っていないお墓では、「心の整理はつかないし、骨の欠片でもいいから入れて供養したい」という遺族が殆どなのです。そして、このような、ケースが沢山あるのです。
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6年経過して、行方不明の方 2,556人。遺族と会えない69遺体のある被災地。 
行方不明者のいる遺族に会っても、今でもかける言葉を失ってしまいまいます。

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