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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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「東日本大震災」あまりにも遅いライフラインの鉄道復旧です。 【東日本大震災で津波で被害を受けたJR山田線 東日本大震災から、約7年目にして三陸鉄道への移管して、1本で鉄路がようやく結ばれる】

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【東日本大震災で津波で被害を受けたJR山田線 東日本大震災から、約7年目にして第三セクター三陸鉄道への移管して、1本で鉄路がようやく結ばれる事にまりますが、あまりにも遅いライフラインの鉄道復旧です。】
 東日本大震災で津波で大きな被害を受けたJR山田線。
未だに、壊れたままでそのままになっています。ライフラインの鉄道が未だに復旧していないなんて驚くと思いますが本当です。
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 津波で運休が続く岩手県のJR山田線宮古―釜石間(55.4キロ)この路線は地図のように、三陸鉄道北、南リアス線の間にある路線です。いわば、三陸沿岸の大動脈の路線です。震災から全く手がついていません。5年8ヶ月もこの路線復旧が出来ないと誰が予想したでしょう。
参考:この山田線の復旧問題は何度か当ブロフで経緯を記事にしています。

「あまちゃん」の陰で・・・。大震災から2年半/山田線、道筋見えぬ再生/復興街づくりに影    2013/9/14(土) 午前 6:30

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岩手県 被災した山田線の第三セクター三陸鉄道への移管をするならば、JR東日本はの厚い支援をするのは当然の義務です。
    
2014/8/9(土) 午前 8:53

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岩手・被災した「JR山田線」なぜ復旧がまされないのか? ~ 苦肉の策で「三鉄に移管」することでようやく決着 切り捨てられる地方の公共交通 
                                           
2014/11/27(木) 午前 7:02

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岩手・山田線(宮古市ー釜石市間)沿岸の重要路線  たった55.4㌔最優先しなけば鉄道インフラの復旧に被災から復旧に10年以上かかる? 政府や復興庁の本気度のなさには呆れ、怒りが。
             
2015/11/27(金) 午後 4:33

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イメージ 3JRは赤字路線であることから、三陸鉄道にこの路線を譲渡したいと言いだして、岩手県や沿線自治体は「あくまでもJRが復旧すべき路線」ということで、3年以上も揉めて来た経緯があります。
結局は、JRに押し切られていたのです。JR山田線宮古-釜石間(55.4キロ)の第三セクター三陸鉄道への移管することになったのです。
その条件は、
1,速やかに復旧した路線にしてから移管すること。
2,JR東日本は自治体に協力金30億円支払うこと。
しかし、1の契約違反をJR東日本はしています。移管が決まった時は2014/11/25付のJR,県、沿線市町村の会議で以下の日経のニュースが伝えてるように決まったのです。しかし、速やかに工事着工したかに見えたのですが、資材の高騰を理由に一旦工事を中止して、ここまで遅れてきてるのです。
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【被災の山田線、三セク移管に30億円 JR東日本が支援拡充 】
日経新聞 2014/11/25 13:36
 東日本大震災で被災し、運休が続く岩手県のJR山田線宮古―釜石間(55.4キロ)の復旧策をめぐり、第三セクター・三陸鉄道への運行移管を提案していたJR東日本が、営業赤字の補填など移管に伴う地元への協力金として30億円を支払う方針を新たに示したことが25日、分かった。
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東日本大震災で被災した岩手県の第三セクター・三陸鉄道(三鉄)が2014年4月、3年ぶりに全線復旧し、復興のシンボルとして全国から注目されたました。その一方で、三鉄と接するJR山田線は復旧工事も手つかずのまま。では、なぜ明暗が分かれたののでしょう。


私は、不思議でなりませんでした。何故、山田線は復旧工事をしないで、三鉄に移管をおしつけるのかと・・。
この背景を探ると、ローカル鉄道が抱える共通の課題が浮かび上がってきます。
 三陸鉄道は、震災からわずか10日で路線が壊れていない所は、瓦礫の中を走りました。そして、クエートから大きな寄付を頂き、復興予算とは別に国土交通省の補助で、同年4月に前線開通していています。
 今のJR山田線宮古―釜石間の被災した山田線の状況は、土がえぐられ、浮いたレールは赤くさびついて。朽ちた枕木の一部は外れ、まるで廃線跡のようだったんです。
岩手県宮古市山田線津軽石駅は宮古湾から約1キロ内陸のここも津波に襲われ、停車していた2両編成の列車は脱線しました。駅舎は残っていますが、入り口に板が打ち付けられ、夏には背の高い雑草が周囲に生い茂っています。
【調べると国の「鉄道軌道整備法」に大きな訳がありました。】
復旧費は総額210億円(5年前)と見込まれていますが、赤字企業だった三鉄と違って、「国の復旧工事補助」が受けられないのです。
それは、【鉄道軌道整備法】の中に、「黒字のJR鉄道会社は、国の復旧費補助を受けられない。という規定があるからです。
つまり、JR東日本は黒字経営なので、災害出会っても「復旧費補助を受けられない」ため自腹で復旧費は総額210億円(5年前】を負担しなけばならなかったのです。
 これが、遅れお原因です。しかし、地図を見るように宮古市と釜石を結ぶ路線は岩手沿岸にとっては、交通弱者にとっては動脈なんです。通学、通院など欠かせない路線です。
沿線の被災者には、「何故、山田線は復旧工事も何もしないのか・・?」という疑問があり、また何故、三鉄移管なのか・・・?という思いが震災からずっとありました。
それは、【黒字のJR東日本は「鉄道軌道整備法」の定めで国の復旧費補助を受けられない。】という事情があったからだったんです。

これで「山田線」の「三鉄移管」はほぼ決定しまし、三陸鉄道による、2018年度の全線一括開通を目指し工事を再会することになりました。


東日本大震災から、2018年度の全線一括開通だとすると震災から約7年目にして第三セクター三陸鉄道への移管して、1本で鉄路がようやく結ばれる事にまります。
しかし、あまりにも遅いライフラインの鉄道復旧です。
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【<山田線>三鉄移管協力金 運賃激変緩和に活用】
河北新報  2016年11月30日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161130_32045.html
 東日本大震災で被災して運休中のJR山田線宮古-釜石間(55.4キロ)の第三セクター三陸鉄道への移管に伴い、JR東日本が自治体に支払う協力金30億円の使途を協議する沿線首長会議が29日、岩手県山田町であった。運賃の激変緩和費用、移管後の運営経費などへの活用を申し合わせた。
 沿線の宮古、釜石、大槌、山田4市町の首長らが協議した。沿線自治体の負担金がない場合、15年で協力金を使い切る見通しを確認。移管6年目をめどに各自治体が運営費負担を始める方向を決めた。 
 山田線は2018年度の全線一括開通を目指し、復旧工事を進めている。JRが施工し、完工後に三陸鉄道に移管される。

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