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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【臨時国会 安倍政権「1強」の弊害がにじむ~言 葉ヅラが踊って核心から逃げる姿勢】~「ヤバイ論 点をすり替え」て逃げて言葉ヅラだけは良く見せる

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【臨時国会 安倍政権「1強」の弊害がにじむ~言

葉ヅラが踊って核心から逃げる姿勢】~
「ヤバイ論

点をすり替え」て逃げて
言葉ヅラだけは良く見せる

安倍総理が自民党の両院議員総会で「正面から堂々と論戦したい」と発言したのを聞いて「またか・・。」と思いました。
この政権はこれまで一度も、大事な事を正面から堂々と論戦を行った事がないからです。
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マスコミが納得しない世論をねじ曲げる手法
例えば、国民が納得しないまま「集団的自衛権の行使容認を閣議決定」し、立法作業を先送りし、来年の通常国会の終盤でほんのちょっと議論して決めてしまうスケジュールを描いているのです。世論が収まるのを待っているとのでしょう。その間いに、マスコミが納得しない世論をねじ曲げる手法です。
「憲法の基本」にかかわる問題を「正面から堂々と議論」しない姿勢が現れています。
「巧みな言葉」で世論を安心させる。
これまでの政治手法を見てくれば、支持率だけを気にする「ポピュリズムの罠の政治」であることが透け透けに見えてきます。
 安倍総理は発足時にアベノミクスの「三本の矢」を大々的に宣伝したが、「三本目の矢は見当たらない」のです。三本目の矢のないアベノミクスが日本経済をいびつなものにするのは自明ではないでしょうか・・?
 にもかかわらず安倍総理は都合の良い数字だけをあげつらね、先に期待を持たせようとする。今が駄目でも先に行けば良くなる。「巧みな言葉」で世論を安心させて来ました。それを助長してるのが大手マスコミです。
「ヤバイ論点をすり替え」て逃げて言葉ヅラだけは良く見せる
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集団的自衛権の行使容認で支持率が落ちると、すぐさま、それを「堂々と議論する」事をやめ、安倍政権は他の問題にすり替えてすぐ逃げてきました。
今国会でも、発足時のアベノミクスがヤバイ。「国家機密法」や「集団的自衛権」更に「原発再稼働」などのすり替えで出てきたのが「地方創生」と「女性が輝く社会」なんでしょう。
二つとも大きな政策課題ではあります。しかし、これには自民党が地方と女性に人気がないという「お家の事情」もあるのです。「地方と女性の支持率」なんとかしてを上げないと先行きの選挙が危ういとの危機感がこの二つを課題を取り上げた理由でしょう。しかし、言葉ヅラだけが踊っている感じがするのです。
中央から権限と財源を移譲する事こそ重要
安倍総理は所信表明演説で「地方創生」は地方に若者の雇用を生み出す事がカギになると言いました。
しかし、僕が思うに、地方がその個性を活かし独自に再生する道を探し当てなければ意味がないのです。重要な事は中央から権限と財源を移譲する事なんです。

被災地での思い。「巧みな言葉」で一時的に安心させる

イメージ 2僕は、311からずっと、「被災地の現場」と「中央政治、各省庁の政策」の「乖離した支援策」を嫌というほど見て、苦しみ体験してきました。被災自治体はもっとそのことを実感してるはずです。
 安部総理も何度か被災地を訪れていますが、その時いう言葉は前向きです。しかし、全くその言葉が「実行されないのです」これでは中央と地方の見解が違ってくるのです。まさに「巧みな言葉」を繰り返し、地方メディアも     その言葉を報道し被災者を安心させてきましたが、もうこれに気がついてる被災者は多くいて、「またか・・。」と溜息をついています。
これが安倍政権の特徴だと痛感しています。

メディア戦略としての政治手法が安倍政権の最大の特徴
更に、消費増税を行う前に、政府が賃上げに力を入れ、それによって次々に企業が賃上げを決めたように報道させました。ニュースになるのは余裕のある企業ばかりです。
それが本当に日本全体の賃上げになったかと言えば、逆です。実質賃金は上がらず、正規と非正規の賃金格差も拡大させました。しかしニュースでは安倍総理が「所得倍増」を唱えた池田勇人元総理と同じイメージに扱われたのです。メディア戦略としての政治手法が先行させるのです。それが安倍政権の最大の特徴であると思います。
とにかく問題の核心を巡って議論をし、様々な角度から分析した上で、調和のとれた考え方を導くという政治の手法ではなく、問題の核心から離れた周辺部分でメディアが飛びつく要素を抽出し、それを大々的に宣伝する事で国民に「何かをやった」と錯覚させるのが安倍政権の政治スタイルです。
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そして問題の核心は先へ先へと先送りされる。

国会では決して質問に直接的な答弁をせず、用意された答弁を、それが答弁になっていなくとも繰り返して時間を稼ぐ。
安倍政権が誕生して以来、そうした国会ばかりを見させられ続けてきました。この臨時国会もそうなるのではないかと始まる前から危惧が先に立つのです。


核心から逃げる政治は将来に必ずツケを回す事にな

る結果になるのです。

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