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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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「伝えねばならないこと」~誰にもある後世に伝える、遺告のような言葉

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【「伝えねばならないこと」~誰にもある後世に伝える、遺告のような言葉】

 我々には、必ず遺告のように、後世に伝えなけばならないことが誰にもあるとおもうのです。

東日本大震災では、何故、死者や行方不明者があんなにでたのか、その対策は何が大切なのか・・。被災者は一人ひとりが自分の思いを自分の体験から後世伝えなけばならないと僕はおもっています。
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原発事故では
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「元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ」ー著者は元東芝社員の小倉志郎さん(73)。その冷却系ポンプが動かなくなったというニュースを聞いて、瞬時に直感した。「炉心がメルトダウンする可能性が高い」と・・。
 三十五年の在職中には現場の保守点検も担当し、巨大な原発の複雑さを見てきた。「原発は想定外の事態には誰も対応できない怪物だ」と言っています。
そう感じたことが現実になってしまった。そのことを伝えています。
 戦争では、品川正治さんは「戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言」の著者ですが、中国戦線を生き延びた品川さんは「どんなにボロボロになっても九条の旗を手放すな」と語り続けた。
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戦争も、原発も、津波も色々な災害でも、本当の怖さを知る人の言葉を、かみしめなけばならないとおもうのです。

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【伝えねばならないこと】
東京新聞【私説・論説室から】 2014年9月3日
一冊の本が出た。
イメージ 1「元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ」。著者は元東芝社員の小倉志郎さん(73)。東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原発で4号機を除くすべての原子炉建設に携わった。主な部分は事故時に安全を確保する冷却系ポンプだった。
 その冷却系ポンプが動かなくなったというニュースを聞いて、瞬時に直感した。「炉心がメルトダウンする可能性が高い」
  原発はエネルギー資源の少ない日本の救世主になる-。小倉さんもそう夢見た。だが、三十五年の在職中には現場の保守点検も担当し、巨大な原発の複雑さを見てきた。「原発は想定外の事態には誰も対応できない怪物だ」。感じたことが現実になってしまった。
  事故後初めて取材した日、小倉さんは「名前は伏せて」と望んだ。元社員として語ることへの反発や攻撃が怖かった。その後、国会事故調の協力調査員として報告書作りに参加し、各地を講演で歩く。子どもたちには紙芝居を。元技術者として伝えておかなければならないことを「遺言」のように語っている。
 書名から連想したのは昨年八月に亡くなった品川正治さん。「戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言」という著書がある。中国戦線を生き延びた品川さんは「どんなにボロボロになっても九条の旗を手放すな」と語り続けた。戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい。 (佐藤直子)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014090302000132.html
 

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