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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【海が余剰熱の貯蔵庫に、水面上昇で沿岸地域が危機-報告草案】~近い将来に地球上の生態系が崩壊 更には人類が住めない状態になる可能性も否定できない。

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最近の気象が変ですよね。例えば、ゲリラ豪雨、竜巻などなど・・。

そして、すぐ近くではカンカン照りで41℃まで気温が上昇などなど・。

これは、日本海などの海水温が高い事が原因と指摘されています。


気象庁の「日本近海 日別海面水温」
昨日と3年前の画像を比較すると・・。(※画像をクイックすると拡大されます)

2013年8月30日の海水温           
2011年8月30日
イメージ 2イメージ 3















は、これまで上のような2013年8月30日のような、高温のこんな衛生画像を見た事がありません。

いつもは、僕は
「岩手県水産技術センターの衛生画像」をみています。おかしいなあ・。高いなあ・。と観察していました。
http://www.suigi.pref.iwate.jp/satellite

イメージ 4

ここの、北緯40度の付近でも、25℃の水温が沿岸に接近しています。
北海道のオホーツク海に面した沿岸も、22℃の高水温。
まさに、異常な高水温ですね。実は昨年も似たような高水温でした。


だから、北海道で、見たこともない南の魚が捕れたり、マンボウやメジマグロなどが今になって、サケ定置網に大量に入ったりしています。

一方で、ここ三陸でも、冷水系のサンマ、イカ、タコなど全ての魚種が

不漁なんです。サケは殆んど期待できないと思います。


もう、海の生態家は大きく変化しています。それは、漁をしていて肌で感じます。



さて、この
ブルームバーグの報告は、地球の危機を示しています。
ホントこれは、驚くべき、大変なことなんです。

このままでは、どんどんこの傾向が加速せれています。

近い将来にホントに地球上の生態系が崩壊して、更には人類が住めない状態になる可能性も否定できません。


地球温暖化を議論すると、だから「原子力」なんだ。という人もいます。
僕は、それは違うと思います。
だって、原子力発電事態が、「核分裂」というエネルギーを使っています。確かにCO2は少ないのですが、
考えてみてください。
そもそも、原発が、決定的にダメなのは、「人類が生み出した未完成のものだから」です。
増え続ける「核のゴミ」の処理もできないのですから・・。人類ではどうすることもできない原発なのです。
そして、「核のゴミ」は永久に地中に埋めても熱を出し続けます。だから、半永久的に冷却しなけばなりません。そこで、長い間冷却のためにCO2を放出することになるから、結局は、「原発がCO2を出さない」という論理は、ウソだということになります。原発のツケは、必ず人類や地球を痛めつけるのは必至なのです。

さて、地球のこのメカニズムは、素晴らしい自然の営みです。
イメージ 1
 
  地球全体では、太陽からの入射エネルギーと地球からの放射エネルギーは吊り合っているっていうことです。しかし、地球上で細かく見ると、太陽から受け取るエネルギーの方が地球から放射するエネルギーよりも大きく、特に高緯度では逆に地球から放射するエネルギーの方が大きいのです。
こうしてエネルギーの供給過剰の低緯度から、供給不足の高緯度へとエネルギーが運ばれているという循環があるのです。
簡単にいえば、それは大気の大循環、海流、水蒸気の潜熱という形をとっていたのです。
いずれにせよ、地球には大気や海水があるために、低緯度から高緯度への熱が効率的に運ばれることになり。このために、地球全体の気温分布が、大気や海水がない場合と比べて小さくなる。つまり、地球の気候を穏やかなものにしていたっていうことです。

 しかし・・・・。報告草案は「地球が吸収する熱は宇宙に放出する量を上回っている。この余剰分のほぼ全てが海洋に入り、そこに貯蔵される。気候に関連する海洋特性の変化は過去40年間、温度、塩分濃度、水面、炭素、pH(水素イオン濃度指数)、酸素を含むあらゆる面で観測されている」と述べているように、普通は地球の余剰熱は、これまは宇宙に放出されていて、地球温度を保っていましたが、CO2の放出が過剰なために、その循環が壊れています。

これまでの、人間の行なって来た活動。最近は新興国の人口の多い中国などのCO2の垂れ流しを、国債社会でも、監視する必要があると思います。
#地球温暖化 #環境問題  
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【海が余剰熱の貯蔵庫に、水面上昇で沿岸地域が危機-報告草案】
ブルームバーグ  2013年8月28日  
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MS7Y6J6K50Y901.html

海が地球の余剰熱の大部分の貯蔵庫の役割を果たし、海水面の上昇につながって沿岸地域が危機にさらされているとの見解が気候変動に関する国連報告の草案に盛り込まれていることが分かった。
ブルームバーグが入手した国連報告草案の一部によると、浅水域の温度は2010年までの40年間で10年当たりセ氏0.1度以上上昇した。世界の海水面は1901年以降、平均で約19センチメートル上昇し、メキシコ湾流などの海流の速度が今後数十年間で遅くなる可能性が「非常に高い」とみられている。
国連報告は2200ページからなり、国連が2015年までに気候変動対策で合意をまとめるためのたたき台となる。ブルームバーグは、同報告作成の関係者から草案を入手した。国連はコメントを控えている。
報告草案は「地球が吸収する熱は宇宙に放出する量を上回っている。この余剰分のほぼ全てが海洋に入り、そこに貯蔵される。気候に関連する海洋特性の変化は過去40年間、温度、塩分濃度、水面、炭素、pH(水素イオン濃度指数)、酸素を含むあらゆる面で観測されている」と述べている。
原題:
Oceans Become Storage for Earth’s Excess Heat in Leaked UNStudy(抜粋)

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