【<平成から令和へ改元されても、東日本大震災など災害多発した平成 なお遠い「人間の復興」 つまり「被災者の所得が安定して、被災者自ら復興したと思えた時」は令和まで続く】
「死にたい死にたい死にたい…」いまでも、夫も子供も失った女性がいる被災地の現実。
「シリア難民問題をテレビで見ながら、「なんか、俺みたいだよね」これは、家を流され、内陸に避難した男性の言葉である。
「死にたい死にたい死にたい…」いまでも、夫も子供も失った女性がいる被災地の現実。
「シリア難民問題をテレビで見ながら、「なんか、俺みたいだよね」これは、家を流され、内陸に避難した男性の言葉である。
【「東日本大震災」以降のこの8年のブログのを読み返してみた】
ひだりの書庫の「被災地漁師の声~東日本大震災津波」「被災地の問題と課題」そして、「神話の果てにー被災地から問う原発」などだ。
ひだりの書庫の「被災地漁師の声~東日本大震災津波」「被災地の問題と課題」そして、「神話の果てにー被災地から問う原発」などだ。
震災から6年目辺りから、安易な共感を拒む、むき出しの言葉に、何度も無力感にとらわれた。コメントが入り初めている。
平成は終わっても、東日本大震災は終わらない。見た目の復興が進んでも、心の復興が進むとは、到底、考えられない。
平成は終わっても、東日本大震災は終わらない。見た目の復興が進んでも、心の復興が進むとは、到底、考えられない。
【平成時代。東日本、福島原発事故をはじめ阪神大震災、台風10号豪雨、熊本地震、西日本豪雨などの災害多発そた時代だった】
私が「被災地の生の声」で、全国に体験談を語ったのは、震災から5年目までである。その時、各地の被災者住民や支援者と語り合ったことがあった。
その中で、よく話題に上ったのが、どの時点で「復興した」と言えるのか? ってことだった。
「仮設の解消」など行政的な節目はいくつかあるだろう。しかし、そんなことで、復興が完了するはずもない。
私の考えは、「被災者の所得が安定して、被災者自ら復興したと思えた時」という定義が最もしっくり来るのし、ほかの災害被災者も同じ考えだった。
【その意味では、平成初めの阪神ですら「復興した」とは言えない】
今、借り上げ復興住宅の契約期間の20年間の満了に伴う入居者退去問題が起きている。
神戸市などは、その被災者の住民である年金生活者を提訴に踏み切った。今年2月の判決で住民側敗訴が相次いだ。
終の住処と思っていたのに、立ち退きを迫られ不安を募らせる高齢の住民たち。
今、借り上げ復興住宅の契約期間の20年間の満了に伴う入居者退去問題が起きている。
神戸市などは、その被災者の住民である年金生活者を提訴に踏み切った。今年2月の判決で住民側敗訴が相次いだ。
終の住処と思っていたのに、立ち退きを迫られ不安を募らせる高齢の住民たち。
これは、心中、察するに余りある。
地方自体体が、自分の行政区の住民に対して、柔軟な対応せずに、法とか決まりだけで、いきなり裁判沙汰にする、なんと冷徹な対応なのだろうか、 そして、その裁判所の判断も判決も行政よりであり、主権者の国民のことは、無視し、憲法の「生存権」すら見失ってるように見えてくる。
【平成のこの30年、各地でいくつもの悲しみが積み重ねられてきた。仮設や災害公営住宅での孤独死などだ】
被災した自宅に住み続ける住民の困窮。大切な人が行方不明のままで、生きているか死んでいるか分からず「あいまいな喪失」を抱えた家族の苦悩。
被災した自宅に住み続ける住民の困窮。大切な人が行方不明のままで、生きているか死んでいるか分からず「あいまいな喪失」を抱えた家族の苦悩。
福島県では、明らかに人災である。
原発を立地したのは60年以上続く、自民党が「積極的に勧めた政策」であり、それを、つくり、一般国民から電気量金を徴収して儲けてきた東電など電力会社の「あまり災害対策」での人災であるのは誰でもそう思うだろう。つまり、政府と東電は加害者なのである。
しかし、安倍政府から司令を受けた堀内福島県知事が住宅支援が打ち切る。そして、帰郷か避難先への定住かで揺れ動く、福島原発事故の自主避難者の葛藤は、あまりにもこの加害者らから、更に強い態度で避難民は追いやられている現実だ。
【日本政府の東日本大震災復興基本法は「一人一人の人間が災害を乗り越えて豊かな人生を送ることができるようにする」だが・・。】
この基本理念に掲げることとは全く「現実とはかけ離れたまま」な現実だ。
ハード面重視の復興施策の下、被災者一人一人が大切にされていない。
安倍総理は「被災者に寄り添った復興を」とどこの災害被災地で、同じことを何度も強調してるが、復興庁などの、政策はそうはなっていないし、なんの変化もなかった。
この基本理念に掲げることとは全く「現実とはかけ離れたまま」な現実だ。
ハード面重視の復興施策の下、被災者一人一人が大切にされていない。
安倍総理は「被災者に寄り添った復興を」とどこの災害被災地で、同じことを何度も強調してるが、復興庁などの、政策はそうはなっていないし、なんの変化もなかった。
【そんな中、限られたマンパワーで被災者のケアや孤立防止に奮闘を続ける専門職や民生委員らの疲弊は色濃い】
苦しみを終わりにしたい。
心身のケア、生活・住宅再建、コミュニティーの再構築など総合的、長期的に被災者を支える制度構築が必要である。
苦しみを終わりにしたい。
心身のケア、生活・住宅再建、コミュニティーの再構築など総合的、長期的に被災者を支える制度構築が必要である。
【自らを難民に重ねた男性は、古里の復興の進展を見届けることなく死去したケースはたくさんあるのだ】
「寂しいね」と冗談めかしてつぶやいたのが最後だった。
「死にたい」を連発していた女性は、心理の専門家のサポートを得て「天国の夫や子供に会うのは、もうちょい先でもいいかな」という気持ちが、ようやく8年目にして芽生えている。
「寂しいね」と冗談めかしてつぶやいたのが最後だった。
「死にたい」を連発していた女性は、心理の専門家のサポートを得て「天国の夫や子供に会うのは、もうちょい先でもいいかな」という気持ちが、ようやく8年目にして芽生えている。
一人一人の言葉を、深みそのままに継承しなければならない。
「人間の復興」つまり「被災者の所得が安定して、被災者自ら復興したと思えた時」までは、政府も行政も法とか決まりごとだけに拘るのではなく、柔軟に対処していかねばならない。