山梨県の中央自動車道上り線の笹子トンネルで、天井板が崩落、車3台が下敷きになった事故。
トンネル内には、山梨ナンバーで車内に複数の遺体と不明少なくとも7人となっている。
トンネル内には、山梨ナンバーで車内に複数の遺体と不明少なくとも7人となっている。
中日本高速道路は、設備の老朽化で事故が起きた可能性を認めており、県警は業務上過失致死傷容疑などで調べる方針。
名古屋市の本社で記者会見した同社幹部は設備の老朽化について「今後原因を調査するが、そうした可能性もあるかもしれない」と述べた。年1回の定期点検と5~10年ごとの詳細点検があり、最近では今年9月18~20日に詳細点検をしたが「異常なし」だったという。
今後は、「定期点検と詳細点検」がどのようなものだったのか・・。
これが、焦点になると想います。
これが、焦点になると想います。
僕個人が想うのは、「最近、頻発してる地震の影響です」
詳細点検が最終的行われたのが、今年9月18~20日。これ以降、各地で地震が頻繁に発生していました。危惧されます。
これから、詳細な検証が行われるでしょうが・・。
亡くなられた方には、ご冥福をいのります。
また、不明者は、早期の発見を祈るだけです。
それにしても・・。思わぬ事故が起きたものですね。
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中央道トンネル崩落:不明少なくとも7人 複数の遺体発見
毎日新聞 2012年12月03日 01時23分(最終更新 12月03日 01時37分)
2日午前8時ごろ、山梨県大月市笹子(ささご)町の中央自動車道上り線の笹子トンネル(全長約4.7キロ)で、コンクリート製の天井板が約130メートルにわたり崩落、車3台が下敷きになるなどした。県警によると、ワゴン車から複数の遺体を発見、トラックから男性が救出されたが死亡を確認、乗用車からも焼死とみられる遺体が見つかった。中日本高速道路は、設備の老朽化で事故が起きた可能性を認めており、県警は業務上過失致死傷容疑などで調べる。
県警や東山梨消防本部によると、ワゴン車は多摩ナンバーのレンタカーで、自力で脱出した銀行員の女性(28)=神奈川県三浦市=は「6人で乗っていた」と話し、不明者は3台で少なくとも7人に上る。
トラックの男性は山梨県甲斐市の食品卸売会社の男性運転手(50)とみられる。乗用車は山梨ナンバーで、車内に複数の遺体があるとの情報もある。火災も一時発生し、脱出した女性と甲府市の無職女性(37)がやけどなどで重軽傷。
中日本高速によると、現場は大月市側出入り口から1.7キロ地点。天井板(幅5メートル、奥行き1.2メートル、厚さ8~9センチ、重さ約1.2~1.4トン)の上の空間は換気のためのダクトになっており、ダクトを仕切る隔壁と合わせ数百枚が崩落した。
天井板は中央にある鉄板で支えられ、この鉄板はトンネル中央の最上部から伸びるつり金具(長さ5.3メートル)で1.2メートル間隔で固定されていた。名古屋市の本社で記者会見した同社幹部は設備の老朽化について「今後原因を調査するが、そうした可能性もあるかもしれない」と述べた。年1回の定期点検と5~10年ごとの詳細点検があり、最近では今年9月18~20日に詳細点検をしたが「異常なし」だったという。同社の金子剛一(たけかず)社長は会見で「大事故を起こし、大変申し訳ない」と陳謝した。
国土交通省は国内の高速道路6社に対し、同じつり天井式のトンネルを緊急点検するよう近く指示する。同省によると、東日本・中日本・西日本の高速道路3社管内でつり天井式は二十数カ所ある。
笹子トンネルは1977年開通。上下線が別々のトンネルで片側2車線。この事故で中央道は上り線が一宮御坂インターチェンジ(IC)から大月ジャンクション(JCT)まで、下り線が大月JCTから勝沼ICまで通行止めになった。【山口香織、黒田阿紗子】