「東日本大震災からの教訓」ー
【障害者の避難行動、ハンディが多大を、どう克服できるのか? 死亡率死亡率は3.43%で住民全体の死亡率0.75%の4.3倍に達している】
【障害者の避難行動、ハンディが多大を、どう克服できるのか? 死亡率死亡率は3.43%で住民全体の死亡率0.75%の4.3倍に達している】
東日本大震災では、自力避難が難しいお年寄りや障害者が多く亡くなりました。避難行動が時間がかかったりしたからです。
また、一方では、災害弱者を救おうとした町内会役員や民生委員、消防団員の犠牲も目立ったのです。
内閣府の調査によると、東日本大震災では、障害者1702人が犠牲となった。死亡率は3.43%で住民全体の死亡率0.75%の4.3倍に達しています。
数字にすると4.3倍の死亡率ですから、これは、大きな課題であり、ハンデがあるということは、「非難する際の難しさ」を表しています。
あの日の証言とともに、要援護者の避難と支援の課題を考えて見ます。
また、一方では、災害弱者を救おうとした町内会役員や民生委員、消防団員の犠牲も目立ったのです。
内閣府の調査によると、東日本大震災では、障害者1702人が犠牲となった。死亡率は3.43%で住民全体の死亡率0.75%の4.3倍に達しています。
数字にすると4.3倍の死亡率ですから、これは、大きな課題であり、ハンデがあるということは、「非難する際の難しさ」を表しています。
あの日の証言とともに、要援護者の避難と支援の課題を考えて見ます。

【障害者は日常生活だけでなく、被災時の避難行動でも大きなハンディを負う事になります】
津波が迫る中、生と死は、ほんとに紙一重だったのです。一般の人でも、生死を分けたのは、「運」としか言いようがない現実でした。

そんな中で、石巻市での事例が河北新報に掲載されていたので、一部引用して考えたいと思います。
【実際にあった、石巻市の介護施設の対応の事例です】ーーーーー
訪問入浴サービスの直後だった。突然
訪問入浴サービスの直後だった。突然

の激しい揺れ。石巻市松並の主婦阿部由美子さん(53)はスタッフとともに、重度の障害で寝たきりの次男弘樹さん(23)のベッドに駆け寄った。
揺れが収まって約10分後、夫が市内の勤務先から血相を変えて戻ってきた。「津波だ。逃げろ!!」
揺れが収まって約10分後、夫が市内の勤務先から血相を変えて戻ってきた。「津波だ。逃げろ!!」
夫とスタッフ、2人がかりで弘樹さ

んを抱え、車に乗せた。由美子さんは
弘樹さんの生活に欠かせない栄養剤、たん吸引器、車椅子、毛布を積み込んだ。
自宅は海から500メートル。海と逆方向に車を発車させて間もなく、道路の両端を泥水が流れてきた。渋滞に遭うことなく、スーパー屋上の駐車場

に乗り入れた。周辺は既に波にのみ込
まれ、濁流の中から「助けて」と叫ぶ声が聞こえた。
災害時、弘樹さんを安全に移動させるには、3人以上の人手が必要だ。普段は自宅で由美子さんと弘樹さんが二人きりのことも多い。
夫の帰りが、あと1分遅かったら。訪問入浴のスタッフがいなかったら。道が混んでいたら。そのことを思い返すたび、由美子さんは不安になるそうです。
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【体験者が実情訴えていくことは「避難の課題」です。それを、いかに地域と共有できるかにかかっています】
東日本大震災を経験した障害者が、避難の課題を地域と共有し、被災時の避難支援に結び付けようという取り組みが進んでいる。
視覚障害者の団体でつくる日本盲人会連合は本年度、「語り部プロジェクト」に乗り出した。
話し手は、岩手、宮城、福島各県の視覚障害者。震災の教訓を語り継ぐ一方、震災発生後の情報収集や避難行動に、周囲の手助けが欠かせない実情を知ってもらうのが狙いだ。これまで3県の18人が登録したそうです。
東日本大震災を経験した障害者が、避難の課題を地域と共有し、被災時の避難支援に結び付けようという取り組みが進んでいる。
視覚障害者の団体でつくる日本盲人会連合は本年度、「語り部プロジェクト」に乗り出した。
話し手は、岩手、宮城、福島各県の視覚障害者。震災の教訓を語り継ぐ一方、震災発生後の情報収集や避難行動に、周囲の手助けが欠かせない実情を知ってもらうのが狙いだ。これまで3県の18人が登録したそうです。
【地域コミュニティ醸成が大事。消防団員が、地域のことを熟知していたから、障害者が助かった命が沢山あったのです】
釜石市で5月24日、初めての語り部活動が行われた。釜石に住む中村亮さん(59)が、花巻市南城中の1年生約90人に被災体験を語った。
あの日、全盲の中村さんは揺れが収まった後、一人で避難場所に行くのは難しいと判断し、電話も通じず同居する妹の帰りを待つしか無かった。だが、その前に、心配して訪ねてきた近所の住民に手を引かれ、津波が迫る中、なんとか高台に避難した。
「自分の力だけでは避難できない人がいることを心に留めてほしい」と強調した。
ここで、大事になるのが地域コミュニティです。そして、地域消防団が、あそこの家には障害者がいるということをしっていたら助かった人は実に多いのです。
![画像に含まれている可能性があるもの:7人、立ってる(複数の人)、室内]()
釜石市で5月24日、初めての語り部活動が行われた。釜石に住む中村亮さん(59)が、花巻市南城中の1年生約90人に被災体験を語った。
あの日、全盲の中村さんは揺れが収まった後、一人で避難場所に行くのは難しいと判断し、電話も通じず同居する妹の帰りを待つしか無かった。だが、その前に、心配して訪ねてきた近所の住民に手を引かれ、津波が迫る中、なんとか高台に避難した。
「自分の力だけでは避難できない人がいることを心に留めてほしい」と強調した。
ここで、大事になるのが地域コミュニティです。そして、地域消防団が、あそこの家には障害者がいるということをしっていたら助かった人は実に多いのです。

【逆に、住民の移転で以前のようなコミュニティが破壊された被災地こそ、課題が多いと感じます】
震災前は、地域消防団員や民生委員など地域を熟知していたからたすかった障害者は多いなか、被災地ではこの地域コミュニティが住民のあちこちへの移転で破壊された状況なのです。
障害者の非難は、由美子さんの経験のように、1人の障害者に対して3人の手助けが必要です。
大事なのは、やはり地域と障害者の繋がりです。そして、地域全体で前もって、津波でも豪雨でも災害の時は具体的にどのようにして非難させるか? 考え実際に訓練してみる事が重要ではないでしょうか?
震災前は、地域消防団員や民生委員など地域を熟知していたからたすかった障害者は多いなか、被災地ではこの地域コミュニティが住民のあちこちへの移転で破壊された状況なのです。
障害者の非難は、由美子さんの経験のように、1人の障害者に対して3人の手助けが必要です。
大事なのは、やはり地域と障害者の繋がりです。そして、地域全体で前もって、津波でも豪雨でも災害の時は具体的にどのようにして非難させるか? 考え実際に訓練してみる事が重要ではないでしょうか?
▼今進められてる、「災害時要援護者非難支援事業」として、以下のような取り組みをしてる、自治体が増えています。しかし、実際に災害にどの程度効果があるのか? 熊本地震の時は、いくらかは効果はあったようですが、まだまだ、「実際には訓練」などをかせ寝て行かないと難しい面があるようです。

都市部ではこうした、コミュニティ形成は難しいかと思います。
しかし、その位域にあった、克服方法は必ずあるはずです。
自分の命も無論大事ですが、「障害者も一緒に」という考え方になって行くことがまず、その一歩ではないでしょうか?
しかし、その位域にあった、克服方法は必ずあるはずです。
自分の命も無論大事ですが、「障害者も一緒に」という考え方になって行くことがまず、その一歩ではないでしょうか?