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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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「神話の果の被災地から問う、今の福島原発事故」ー 【福島原発事故は無かった事にした安倍政権 「復興」を世界にアピールするためのオリンピックの方が優先されているという本末転倒】

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「東日本大震災から7年目」ー
「神話の果の被災地から問う、今の福島原発事故」ー
【福島原発事故は無かった事にした安倍政権 「復興」を世界にアピールするためのオリンピックの方が優先されているという本末転倒】
 避難を続けたい人がいるのに、支援を打ち切る。
生涯被爆線量の推定もせず、住民への帰還を促す。その背景に浮かび上がるのは、「原発事故をなかったことにしたい」という国の思惑だ。
 2020年に迫ったオリンピックのために、「もう問題ないですよ。安全ですよ。ほら、みんな元通りの生活をしています」と言いたいがため名のだ。
避難した人、しない人、そのどちらにも手厚い支援がなされるべきなのに、という本末転倒である。
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【大手マスメディアは全く福島報道は皆無 安倍政権は早く忘れて欲しいから 始めに言った「復興」を世界にアピールするための、オリンピックの方が優先されている」】
 東京電力福島第一原子力事故から約6年2ヶ月、福島県内においては、原発ごとの話題を新聞・地方TVで取り上げないという日はないようです。ですが、福島県外の方、特に東北以外の方々ににとっては、今では原発事故関連のニュースを目にする機会がほとんどないというのが、現状だろうと思います。
 安倍政権の言いなりになってる、大手マスコミは大事な事は伝えない。つまり、安倍シンゾウの気に合う報道しかしないメディアと化しています。
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【ドイツ、イタリア、につづきこの前、5月21日にスイスで原子力発電所からの脱却を目指すエネルギー関連法案を巡る国民投票が行われたのです】
 イメージ 2その結果、賛成が58.2%で多数となりました。反対は41.8%に留まり、民意を得たとしてスイスは2018年から原発の使用比率を削減する事になったのです。
正しい選択だろうと思います。
これが、福島原発事故から学んだ、正しい選択ではないでしょうか?

 ヨーロッパの各国からは、かなりの報道陣が福島に入り、原発事故現場の様子や、住民や病院、など放射能が健康に及ぼす影響を何度も綿密な取材をして、この7年間、づっと報道を繰り返していたのです。

 スイスもその一国。
正しい報道を見て、「国民は他人事ではない」という世論が高まり、「脱原発への声」が次第に高まっていたのです。
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【「スイス、脱原発で再生エネ拡大」で、ヨーロッパではでは、この動きが増えて行きそうだ】
時代遅れになっていくのは、原発事故をおこし日本です。
 福島原発事故で、収束や中間貯蔵施設までの完成には1世紀以上もかかる。
その間に、他の国はクリーンエネルギーの国となっていくだ。
向かう方向が日本と180度違い、如何に日本の政策が愚かで、時代にそぐわないのか理解できるとおもいます。
 スイスを始め、ヨーロッパの姿勢が、これが、当たり前のことではないでしょうか? 報道陣がその本質を突き止めて、真実を報道して国民の判断材料にしてるのです。 これが、当たり前の国の姿です。
原発政策も報道の自由も今では日本は、先進国ではありません。
安倍政権になって、この前世界で72位という「報道の自由がおかされてるのです」
これが、原発政策だけではなく、アベシンゾウのやりたい放題を野放しにし、すべてを狂わせていると言っても過言ではないでしょうか?
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【一方、当の日本はどうでしょうか? 全く報道もせずに、アンダーコントロールしたマスコミ報道。そして今では全く大手メディアは報道しなくなりました】
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 脱原発どころか、安倍氏の息のかかった「原子力規制委員会」が、世界で最低の安全基準で、ドンドン認可して、再稼働させています。さらに、安倍氏は海外に原発輸出のトップセールスまでおこないました。 米に進出した東芝は大赤字を負って、一部上場企業から外れるかもしれません。
 こんな、同じ馬鹿な事を繰り返す、日本を世界では、とりわけヨーロッパでは、「愚かな日本人」としか見られていないのです。 恥ずかしいですよね。

【ここで考えてみてください。福島原発事故は世界で歴史に汚名をのこいす、世界で過去最高レベルの大事故なんです】
クリックすると新しいウィンドウで開きます 燃料棒が燃えて溶けて、下に落ちてメルトダウンしてるのです。収束作業は毎日7,000人の作業員が行っていますが、困難を極めています。
 政府は軽微に、金額も期間も見積もって28兆円、45年かかると。これには「汚染物質を捨てる中間貯蔵施設建設」の費用も期間も含まれていません。 原発専門化は、金額は100兆円は超えて、100年以上はかかるだろうと言っています。
 そして、今も放射能の汚染は全国に拡散されています。地下水の汚染も止まっていません。

【今現在も福島から放射線が拡散し続けていることを忘れないでください。 地球の自転の関係などで東北よりも、東、西日本が高い数値です】
 各都道府県の4285地点の放射線量を計測しています。
以下のサイトはそれを10分毎にグラフ化して公開しています。
【新・全国の放射能情報一覧】こちら ⇨ http://new.atmc.jp/
(画像はPCからこんな感じで10分毎に更新されています)
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【安倍政権は、「福島原発事故」など無かった事にしたい。4月1日から、非難困難地域を解除、避難生活者支援を打ち切り】
この4月1日を持って、大きな事がありました。
福島県の避難区域解除など、まだとても高い線量に人を住まわせようとしてる日本政府の対応を、世界のマスメディアは批判的に報道しているのです。

 3月8日、福島第1原発事故の放射能汚染で住民が町を去ってから6年近くが経過した今、福島県浪江町ではようやく人の気配が復活する兆しが見えつつあるが、帰還の足取りは重い。写真は震災で損壊した家屋。同町で2月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
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浪江町で1日撮影(2017年 ロイター/TORU HANAI)
浪江町で2月撮影(2017年 ロイター/TORU HANAI)

 何故なら、4月前までは、チェルノブイリ事故よりも日本政府の4倍も安全基準が甘く、人体に及ぼす影響を非常に心配してるのです。
 なにせ、旧ソ連、ウクライナの最悪の原発事故 チェルノブイリの避難基準は5ミリシーベルト 日本の福島は20ミリシーベルトで4倍も安全基準が甘いのです。
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【さて次に、チェルノブイリとの比較です】
イメージ 3 当初、ソ連は原発事故を隠そうとしました。洋の東西を問わず、権力者のすることは同じなのですね。
 いわゆる想定外の大事故だったので基準はなく、事故後に決められた避難の基準はかなり緩く(外部被曝で)「年100ミリシーベルト」、2年目が「年50ミリシーベルト」、3~4年目が「年30ミリシーベルト」だったようです。内部被曝も同じく緩い基準だったのです。だから、この間に人的健康被害が広がったのです。
 事故から5年後の1991年、ソ連崩壊後のロシア・ウクライナ・ベラルーシで決められたのが以下の基準「移住の義務=年5ミリシーベルト」「移住の権利=年1ミリシーベルト」です。
(参照:ウクライナでの事故への法的取り組み オレグ・ナスビット,今中哲二)

【私が「おかしい」と強く感じるのは、なんで2017年の4月1日からの解除なのか? ってこと】
 4月1日に放射能量が減少したわけではないのです。何故、タイミングを先にきめるか? 
 福島は、まだまだ場所によってスポットは沢山あります。それも、思わぬ所にあるのです。
 線量計をいつも持って生活することができるはずがありません。 ある意味で私は、政府の福島県民への殺人的解除だと思っているのです。
 年度を区切ったその日から、避難指示が出ていた地域が「安全」になるのか、疑問を持つ人はぼくだけではないでしょう。
「週刊金曜日」(3月31日号)には、グリーンピース・ジャパンの鈴木かずえ氏による
【避難指示解除の飯館村、恐るべき推定生涯被爆線量 住民の『帰らない権利』奪うな】という記事が掲載されている。
 この記事では、避難指示解除を受けてグリーンピースが生涯被曝量を推定した結果が公表されている。なぜ、グリーンピースがこのような調査をしたのか。それは「国はこの推定をしていないため」なのです。 唖然としませんか? 
 
さて、調査結果はと言うと、今年3月31日から70年間の累積線量は、もっとも多いケースで183ミリシーベルト。民家での数字である。

恐るべき数字だ。 間違いなく70年などいきられない数字です。

そして、なお、これには事故直後の莫大な被曝量、今後の除染による放射線量の増減、森林からの放射能による再汚染、吸入や食品からの内部被曝は入っていない数字だからおどろきなのです。

【大きな問題なのは、「こうした被曝リスクについて、住民には一切説明されていないこと」なのです
 まずこの事実からして、政府の姿勢には驚きではないか。 
戻ったら生涯どれくらい被曝するかの推定もせずに、国は「大丈夫だから戻れ」と言っているのである。だから、「被曝も自己責任」で「殺人的解除」と私はおもってるのです。
れだけではないのです。
 避難指示解除後1年で賠償も完全に打ち切られるのです。結局は賠償が打ち切られれば、帰りたくなくても帰らざるをえない村民もいるでしょう。
政府は、「村民の放射線管理区域に相当する地域に帰らない権利まで奪ってはならない」はずです。

これは、人災なのです。 原発があったがゆえに起きた事故なのです。
原発推進をしてきたのは、歴代の自民党です。そして、護送船団方式で電力会社を保護して来た責任があるのです。
事故から7年目で、これです。
いかにアベ自民党が「無責任」であるかが理解できるはずです。

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