【岩手漁民組合の、一般漁民にも「サケを刺し網漁法」でとらせろ! 27日は裁判所へ「浜の一揆」】 ーその1
27日は岩手漁民組合の裁判所へ「浜の一揆」口頭弁論で盛岡地裁に行ってきます。
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27日は岩手漁民組合の裁判所へ「浜の一揆」口頭弁論で盛岡地裁に行ってきます。
【海の漁師が起こした裁判。なるべくわかりやすく書きます。すこしだけ、お付き合いください。 】
なかなか、こうした漁業関係の問題は一般の人には理解できない面があります。何故なら、普段から「漁業」、「漁師」、「水産業」、「海産物の事」というものを意識して身近に感じていないからですが、一般消費者としては当然で、無理のない話です。
海産物を食べる事はあっても、漁師がどのようなルールがあって、どのような漁法で魚介類をとり、どのような流通でスーパーに並んだり、居酒屋などで提供されているのか?
なるべくわかりやすく書きたいと思います。
すこしだけ、お付き合いください。
海産物を食べる事はあっても、漁師がどのようなルールがあって、どのような漁法で魚介類をとり、どのような流通でスーパーに並んだり、居酒屋などで提供されているのか?
なるべくわかりやすく書きたいと思います。
すこしだけ、お付き合いください。
【岩手漁民組合は東日本大震災後に出来た沿岸漁民「※漁船漁業者」たちの組合】
「※漁船漁業者」とは、20トン未満の小型漁船を自分が所有して漁を生業としてる地元の沿岸漁師。(法人化してる人もいますが、殆どが個人事業主の漁師のことをいいます)
「養殖業者」や「定置網従事者」とは違って、言ってみれば「1人船頭で全て自分の裁量で漁具も作成して、漁場を選定して天然の魚やイカやタコなど魚介類を獲って、魚市場に水揚げする」漁師の事を言います。船に乗る従事者を使用してる人もいます。
三陸の場合、「エンジン付きの動力船」と「サッパ船(小舟)」最低この2隻を所有して漁を行ってる沿岸漁師です。
「※漁船漁業者」とは、20トン未満の小型漁船を自分が所有して漁を生業としてる地元の沿岸漁師。(法人化してる人もいますが、殆どが個人事業主の漁師のことをいいます)
「養殖業者」や「定置網従事者」とは違って、言ってみれば「1人船頭で全て自分の裁量で漁具も作成して、漁場を選定して天然の魚やイカやタコなど魚介類を獲って、魚市場に水揚げする」漁師の事を言います。船に乗る従事者を使用してる人もいます。
三陸の場合、「エンジン付きの動力船」と「サッパ船(小舟)」最低この2隻を所有して漁を行ってる沿岸漁師です。
東日本大震災後に漁師復活するに当たって、そうした人たちが集まって「岩手漁民組合」はに出来た団体です。
震災で皆が船も漁具も全て漁師に関するモノを全て流失して、丸裸の状態で、どうやって復活するか? 考えた時に1人では何もできません。船の建造や漁具の調達などどうするか? その時に、このような情報を共有して個人個人が漁師に復活する時に「不安や焦り」の悩みをも共有して行こうと結成された任意の団体です。
今では、100人を超える船頭(船主)が加入しています。

【震災で大不漁 どうしたら「漁船漁業者」として生業が成立できるか? 】
船が出来たのは人によってまちまちです。震災の翌年からポツポツ漁師復活して漁を再開した人もいますが、ほぼ3年後の2013年にはほぼ全員が何とか、苦労して復活しました。
ところが、震災の翌年以降から海に変化が起きて、魚など魚介類がいなくなってしまったのです。
船が出来たのは人によってまちまちです。震災の翌年からポツポツ漁師復活して漁を再開した人もいますが、ほぼ3年後の2013年にはほぼ全員が何とか、苦労して復活しました。
ところが、震災の翌年以降から海に変化が起きて、魚など魚介類がいなくなってしまったのです。
この事は何度も投稿していますので、分かってる人はわかってるかと思いますが、その大変な様子につてはブログ記事に残っていますので
『大不漁の三陸の海 2016年は史上最低の水揚げ しかも、被災者である沿岸漁業の漁民は深刻な現実』 のすべての記事:
https://goo.gl/6yPzJa
を見れば、悲惨な状況と厳しくて、沿岸漁業の漁民は深刻な現実が理解できると思います。
【船を出すと赤字になるのは、凪の日に沖を眺めてるような状況で非常にストレスが 漁師の自殺者も出てる深刻な不漁】
3・11震災大津波の被害を受けて、未だに、海の温暖化や海底地盤の沈下や大量の瓦礫、津波泥の影響があり、大不漁が連続5年なのです。だから、まだ立ち直ることができません。
このままでは漁業で生計を立てて行くことはできませんし、希望がもてない、後継者を育てることもできない。まさに「不安と焦り」で非常にストレスのかかってる状況なのです。
海を大好きな漁師が自分の船を持ちながら、下手に船を出すと赤字になるのは、凪の日に沖を眺めてるような状況で非常にストレスがかかるものなのです。 漁師の自殺もあるのですから、深刻な現実なのです。
【漁民組合が起こした裁判 「サケを刺し網」で漁民「漁船漁業者」に捕らせろ!」そして「浜の民主的な行政を」とう訴え】
この深刻な事態を切り開いく唯一の方法が、三陸沿岸の主力魚種であるサケ漁を行うことです。
我々、沿岸漁民漁師にとっては、「三陸の海の自分の浜の目の前を回遊するサケを漁することが、生活をかけた切実な願いなのです。今の持ち船で、固定式刺し網によるサケを獲って、漁業を継続したい。一隻について、年間10トンを上限とするサケ漁」
これが、原告の我々の沿岸漁民の裁判での訴えです。

このままでは漁業で生計を立てて行くことはできませんし、希望がもてない、後継者を育てることもできない。まさに「不安と焦り」で非常にストレスのかかってる状況なのです。
海を大好きな漁師が自分の船を持ちながら、下手に船を出すと赤字になるのは、凪の日に沖を眺めてるような状況で非常にストレスがかかるものなのです。 漁師の自殺もあるのですから、深刻な現実なのです。
【漁民組合が起こした裁判 「サケを刺し網」で漁民「漁船漁業者」に捕らせろ!」そして「浜の民主的な行政を」とう訴え】
この深刻な事態を切り開いく唯一の方法が、三陸沿岸の主力魚種であるサケ漁を行うことです。
我々、沿岸漁民漁師にとっては、「三陸の海の自分の浜の目の前を回遊するサケを漁することが、生活をかけた切実な願いなのです。今の持ち船で、固定式刺し網によるサケを獲って、漁業を継続したい。一隻について、年間10トンを上限とするサケ漁」
これが、原告の我々の沿岸漁民の裁判での訴えです。
【一般の人が聴いても「 え!? なんで地元の前浜に来たサケをそこの漁師がとられないの?」と思う当たり前のことなのです。】
普通の人が聴いても、信じられない話だと思います。
「 え!? なんで前浜に来たサケをそこの漁師がとられないの?」と感じるはずです。
しかし、岩手県の場合、サケを捕れるのは定置網だけに漁業権が与えられているのです。
普通の人が聴いても、信じられない話だと思います。

しかし、岩手県の場合、サケを捕れるのは定置網だけに漁業権が与えられているのです。
理不尽なのは、隣の青森県、宮城県では、漁民の生活向上のために「サケを刺し網」で堂々とれる漁業権を与えているのに、何故、公平でありべき海、浜が岩手県だけだめなのか? ということで、「サケを刺し網」で漁民「漁船漁業者」に捕らせろ!」とう訴えているのです。
【サケは天然の魚と違い、放流してるから必ずある程度は帰ってくる魚です。安定性があるのです】
岩手県は本州で一番サケが捕れる漁場です。それはサケの稚魚を放流してるのが多いだけではなくて、「サケ定置網」が一番多いことにもあります。大型定置から小型定置網全部で150以上もあるのです。
岩手県は本州で一番サケが捕れる漁場です。それはサケの稚魚を放流してるのが多いだけではなくて、「サケ定置網」が一番多いことにもあります。大型定置から小型定置網全部で150以上もあるのです。
なのに、前浜に来てるサケをそこに住んでる一般漁民漁師の「漁船漁業者」が取られないのは、ホントに不思議な話だと思いませんか?
これは、簡単に言えば、長く続いて来た浜の権力者達が我々零細漁民を追い出して、非民主的な漁政をやって来た岩手県の責任でもあります。
我々のの訴えは、
1、生きて行くために、後継者を育てるためにも「サケを刺し網」で漁民「漁船漁業者」に捕らせて欲しい。
2、公平な海にして、「浜を全ての人に公平にしてその民主的な行政にしてほしいのです。そして、後継者にそれを継承していきた。
この2点なのです。

この裁判には、我々漁民「漁船漁業者」の沿岸の25年以上の前からこの2つの、の懸案事項と理不尽な岩手県漁政に対する不満が入っているのです。
明日の27日も裁判の口頭弁論です。 この「理不尽な実態」を4人の漁民はその必要性をうったえるのです。
ー明日の投稿につづくーーー
ー明日の投稿につづくーーー