【数の力で無茶苦茶な強行採決のTPP承認 トランプ氏は「TPPを脱退する」と言っていたのに いったい誰のための批准なのか 】
TPP発効自体は絶望的で、もはや何の意味もない。自民党の選挙ポスターの「断固反対TPP、ブレない、ウソつかない!自民党!」がこの結末だ。本当に言葉もない。トランプ氏にいまさら、何を言っても無駄。結局はいいようにやられるだけだ。要はこういう悪行をしっかりと記憶することろう。
TPP発効自体は絶望的で、もはや何の意味もない。自民党の選挙ポスターの「断固反対TPP、ブレない、ウソつかない!自民党!」がこの結末だ。本当に言葉もない。トランプ氏にいまさら、何を言っても無駄。結局はいいようにやられるだけだ。要はこういう悪行をしっかりと記憶することろう。


【世論を無視して強行採決した結果がこの始末】
もはや協定は漂流、沈没しようとしているTPP。ならば、日本の国会が批准するのは誰のためなのだろうか。トランプ氏の意向が分かっていながら何故、安倍政権はこんなにもTPP承認を急いだのだろうか? 完全に「いさみ足」である。
環太平洋連携協定(TPP)が国会で承認され、関連法案が成立した。参加12カ国の中で、議会承認の手続きを終えるのはニュージーランドに続き2国目となる。
しかしトランプ次期米大統領は、選挙戦の中でも明確にTPPには否定的であったし、実際に来年1月の就任初日に「TPPを脱退する」と世界に向けて明確に表明している。経済規模の大きい米国が抜けると、協定の発効は極めて厳しい。
その中で日本が承認を急ぐ理由を、安倍晋三首相は国会で「日本がリードして米国を促す」と説明してきた。そして、トランプ氏の脱退表明後は「議論を閉じればTPPは死んでしまう」と答弁を変えて逃げた。
【世論無視で 数の力で採決の結果がこれだ】
国民の世論調査ではTPPに対して8割が慎重審議を望み、今国会での承認を求めていない。安倍政権は国民世論に関係なく物事を決めている。
例えば、【JNNの世論調査 12月5日】でカジノ法案について、賛成と回答した数が僅かに24%だけだった。反対と回答した数は55%で、反対派の方が賛成の2倍近い数になっている。これは何処の調査でも概ね同じで、特に女性からの反発が根強かった。
また、同時期に採決された年金改革法案についても、半数以上が「評価しない」と回答。南スーダンへの自衛隊派遣もそうだが個々の政策だと国民の半数以上が明確に反対を示している。
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国民の世論調査ではTPPに対して8割が慎重審議を望み、今国会での承認を求めていない。安倍政権は国民世論に関係なく物事を決めている。
例えば、【JNNの世論調査 12月5日】でカジノ法案について、賛成と回答した数が僅かに24%だけだった。反対と回答した数は55%で、反対派の方が賛成の2倍近い数になっている。これは何処の調査でも概ね同じで、特に女性からの反発が根強かった。
また、同時期に採決された年金改革法案についても、半数以上が「評価しない」と回答。南スーダンへの自衛隊派遣もそうだが個々の政策だと国民の半数以上が明確に反対を示している。


いつものことだが、世論は無視してすると安倍政権が採決した日本のTPP批准は国民のためではなく米国、そして協定の枠組みのためなのではないか。 こんなバカな話がどこにあるのだろう。
【野党が反対するも、数の力で押しきった結果が】
アジア・太平洋の人、物、金の移動を活発化し、世界で最も豊かな地域にすると、壮大な理想を掲げたTPP交渉が始まって6年。日本が参加して3年が過ぎた。
小さな4カ国で始まったTPPは、超大国米国の参加で米主導に変わった。「ルールはわれわれが作る」とオバマ大統領は繰り返した。無論これは、中国を強く意識するものになる。
国益を巡る激しい対立で交渉は何度も危機に陥ったが、昨年10月に大筋合意にこぎ着けた。1国のトップが代わるだけで、その労力は無になろうとしている。 TPPにかけた、エネルギーや予算、国会での審議時間などなどだ。
高度な自由化を呼び掛け、旗を振ってきた米国自ら脱退する。政権交代によるとはいえ、他の参加国は、はしごを外された思いだろう。 この6年間、国内でもTPPの騒動を見せつけられた。最初に参加を検討した旧民主党政権は、その是非を巡る対立を一因に分裂したし、総選挙では例のポスターで「自民党 TPP絶対反対」を唱えた自民党政権が選挙が終わったら手のひらを返したように参加に転じた。
【自民党はこんな汚い手も使った】
激しい反対運動を行った農協組織に対し、安倍政権は無理矢理に上から手を突っ込む形で「農協改革」を進め、反対の意見が言えないようにした。TPP実現に突っ走った傷痕は長引き、深いものがある。後々まで禍根を残すだろう。
旧民主党も中途半端姿勢でしたら・・。これで党が分裂した要因でもあります。 これで、第一次産業でまた大きな影響が出ます。その対策もないままです。 結局は野党に魅力がないから選挙でも負けるのです。
激しい反対運動を行った農協組織に対し、安倍政権は無理矢理に上から手を突っ込む形で「農協改革」を進め、反対の意見が言えないようにした。TPP実現に突っ走った傷痕は長引き、深いものがある。後々まで禍根を残すだろう。
旧民主党も中途半端姿勢でしたら・・。これで党が分裂した要因でもあります。 これで、第一次産業でまた大きな影響が出ます。その対策もないままです。 結局は野党に魅力がないから選挙でも負けるのです。
【この6年で環境が大きく変わったのも事実だ。】
まず、英国の国民投票による欧州連合(EU)離脱、トランプ氏当選が象徴している。
グローバル化で富を得てきたはずの米英両国で、そこから取り残された大勢の人が「ノー」を発した。今後、世界はグローバル化の流れを修正せざるを得なくなろう。
まず、英国の国民投票による欧州連合(EU)離脱、トランプ氏当選が象徴している。
グローバル化で富を得てきたはずの米英両国で、そこから取り残された大勢の人が「ノー」を発した。今後、世界はグローバル化の流れを修正せざるを得なくなろう。

原則として関税をなくすTPPでは、日本も間違いなく取り残される人や地域が現れる。まったく国益などないTPPではないか?
誰のための国会でのTPP承認だったのか。
誰のための国会でのTPP承認だったのか。
その対策が十分でないままの安倍政権のすすめた批准は、時代に逆行していると言わざるを得ない。
第一次産業などに影響が出るのは必至だ。
結局、世論は無視して強行に決めた、TPPは誰のためにもならないではないか。
第一次産業などに影響が出るのは必至だ。
結局、世論は無視して強行に決めた、TPPは誰のためにもならないではないか。