【岩手県沿岸は震災以降の不漁で「なりわい」としての漁師が成り立ちません。震災前の水揚げを10とした場合1にも満たない漁獲量と激減。 復興の足を引っ張る 地域経済不況が回復できず。】
週間水産新聞でも報じてるように、北海道太平洋側と同じく太平洋側の岩手のイカ、サケが4年連続しての大不漁です。
週間水産新聞でも報じてるように、北海道太平洋側と同じく太平洋側の岩手のイカ、サケが4年連続しての大不漁です。
温暖化の影響は確実ですが、イカは30年周期の不漁期に2011年の東日本大震災の頃から入ったものと考えられます。

こうした「酸欠」の海は、広い太平洋ほど体積が大きいので、その影響は広範囲に影響し、日本では北海道、北日本の太平洋側に影響が出てるものと思われます。酸欠

そして、この悪影響が顕著に現れた時期が東日本大震災の2011年と重なったとも考えられます。
誰も、想像していなかった震災以降の大不漁です。僕も船を建造する時は夢にもおもいませんでした。だから、「船と漁具さえあれば」1から出直しても、船や家の負債は支払えると、両方を一度に再建した漁師は多いのです。
三陸の場合、一人親方で何人かの乗り子がいれば、年間億単位の水揚げができてたのですから・・。金融機関も震災前の5年の水揚げ実績で融資しましたが、返済が滞れば、今度は金融機関が大変な状況になります。
とにかく、これまでの主要魚種である、イカ、タコ、毛ガニ、底モノのマダラ、スケソウダラ、カレイ類や小魚。サケ、マス、マグロ、カジキなどなど・・。殆どいないのです。
岩手県沿岸は震災以降の不漁で「なりわい」としての漁師が成り立ちません。
ほんとに極端な魚の減少です。震災前の水揚げを10とした場合1にも満たない漁獲量と激減しています。
だから、既に水産加工業、小売業などは原材料となる魚がないので、商売が成り立たず、休業や廃業が出てきています。したがって、雇用の場も失われて行ってるのです。更に、震災で流された冷凍庫屋、運輸、漁具や船舶修理、ドック場、発泡スチロール屋なども借金で復活はしたはいいけれど・・。となってるのです。
だから、水産業で成り立って来た被災地は深刻な現実にあるのです。
地球温暖化での不漁。全く回復の兆しはなく、年々悪化しているのです。
だから、水産業で成り立って来た被災地は深刻な現実にあるのです。
地球温暖化での不漁。全く回復の兆しはなく、年々悪化しているのです。
▼台風10号で、養殖施設が大きな被害。ロープが絡み合ってダメに(牡蠣養殖途中に施設)

何故かマスコミはこのような、深刻な問題を報道しません。
これまで、何度も報道するように働きかけましたが、いつも明るい話題を探して報道してるのです。
メディアが報道しない、政治も行政も動きません。ホントは逆なんでしょうが・。
いろいろな水揚げ実績を公開してるのは県や県と下部団体です。行政がこのような実態を知らないはずがありません。
しかし、対策に動かないのです。非常に理不尽です。
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【最新の記事10件の中の記事 東北北陸一覧】
週間水産新聞 2016年10月8日
http://suisan.jp/c/special/main03
【岩手イカ釣り薄漁高値】
岩手県の釣りスルメイカが今季も振るわない。外来船が集まり昼操業する久慈では40隻ほどの水揚げが続くが、2500~3000箱という日が多く、100箱を超える船はわずか。巻網船などとの競合もあり資源が減少したとの指摘がある。価格は高く、中心の25尾で3000円前後。
これまで、何度も報道するように働きかけましたが、いつも明るい話題を探して報道してるのです。
メディアが報道しない、政治も行政も動きません。ホントは逆なんでしょうが・。
いろいろな水揚げ実績を公開してるのは県や県と下部団体です。行政がこのような実態を知らないはずがありません。
しかし、対策に動かないのです。非常に理不尽です。
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【最新の記事10件の中の記事 東北北陸一覧】
週間水産新聞 2016年10月8日
http://suisan.jp/c/special/main03
【岩手イカ釣り薄漁高値】

【三陸の秋サケ 滑り出し低調高値】

【岩手養殖干しコンブ 第2回入札で一段高】
岩手県産養殖干し(本干し)コンブの第2回入札が9日、宮古市の県漁連北部支所で開催された。4281個(1個20キロ中心、79.9トン)上場、長切1等が全量2万4000円を超えるなどほぼ一段高の展開となった。入札は終わり、2回の合計は292トンで昨季(288トン)並み。例年に比べ減産高値となる。