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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【<台風10号>応急仮設住宅 家を無くした被災者からは冬前設置を要望。 東日本大震災の仮設住宅の空き部屋など一部活用も 】

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【<台風10号>応急仮設住宅 家を無くした被災者からは冬前設置を要望。 東日本大震災の仮設住宅の空き部屋など一部活用も 】

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 台風10号の豪雨から早いもので、半月以上が経過した。
被害が甚大な岩手県岩泉町では、住民から応急仮設住宅を求める声が上がり始めているようである。
 伊達勝身町長は「それほど時間をかけずに対応できるだろう」と述べ、冬前には建設できるとなはした。

▼避難所を訪れて、避難してる人の要望を聴く
伊達勝身町長

「避難所にプライバシーはないし、自宅は被災して、今戻ることは不可能。先の見通しが立たないことが不安だ。早めに仮設住宅に移りたい」
 岩泉町民会館に避難する男性(36)は疲れた表情で話す。70代の母親と2人暮らし。氾濫した小本(おもと)川近くにある2階建ての自宅は高さ約2メートルまで浸水し、1階は泥に埋もれた。重機による土砂撤去のめども立たない。
 各地区住民による地域振興協議会の目視調査では、全約4600世帯のうち、概算で計約600世帯(17.3%)の住宅が全壊か大規模半壊したとみられる。町職員らによる詳細な被災家屋の調査も本格化している。
 町は9日、仮設住宅への入居希望など大まかな意向を把握する調査を始めた。20日に締め切り、集計する。居住ニーズを把握すれば、町は仮設住宅の建設主体などに関する県との協議が進むとみている。
 東日本大震災の時は、6ヶ月以上かかりようやく完成した。半年も避難所にいたのだから、今思えば大変な長さである。
あの時は仮設住宅建設業者がその多さに、完全に一気には手が回らなかったのだ。
▼東日本大震災の仮設住宅の建設状況、3月11日被災して8~11月まで完成するのに時間がかかった。
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▼東日本大震災の仮設住宅の入居期限と市町村の今後の方針と入居世帯数(2015年3月現在)

 
 
 今回は、宮古市、久慈市などが必要であれば仮設住宅をつくり事になる。
一般的に仮設住宅の建設期間は着工から完成まで3、4週間程度が必要。迅速な用地選定が早期完成の鍵となる。
 伊達町長は「新たに用地を確保する必要はそれほど多くない。
場合によっては学校の一角への建設を検討しなくてはならない」と、候補地の検討に入ったことを示した。
 被害は町全域に広がっており、町内6地区の町有地を中心に立地場所を選ぶ方針。入居者の希望を踏まえて早急に県と調整し、11月前後の建設を目指す。
 町は生活再建の加速を図るため、県が東日本大震災で町内2地区に建設した仮設住宅143戸の空き部屋の活用を検討するという。

▼東日本大震災の仮設住宅(今も残っている岩泉町の小本地区仮設住宅)


東日本大震災の仮設住宅の空き部屋など一部活用も検討するようである。
現に宮古市では、東日本大震災の仮設の空き部屋を今回の台風10号の被災者に既に利用させている。


それにしても、震災で造った仮設住宅が別の災害で利用されるとは・・・。
まさかの二重災害である。
異常気象で何が起きるかわからないと痛感する。
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【<台風10号>岩泉町長が避難所を初訪問】
河北新報 2016年9月18日
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201609/20160918_33003.html

クリックすると新しいウィンドウで開きます台風10号豪雨で甚大な被害が出た岩手県岩泉町の伊達勝身町長は16日夜、住民の避難所になっている町内の龍泉洞温泉ホテルを初めて訪れた。食事のためロビーに集まった被災者に声を掛け、手を握ったり肩を組んだりしながら励ました。
 同ホテルには、一時孤立状態になった山間部の集落から149人が避難した。伊達町長は「大変な状況の中で皆さんが元気で安心した。早い時期に訪れたかったが、全体の流れが見えず被災者と話す時間が取れなかった」と述べた。
 住民とのやりとりに関しては「町長ももっと頑張れ、と励まされた。橋や生活道路がなくなったので早く復旧してほしいとの要望があった」と説明した。
 4日からホテルで生活する鼠入(そいり)地区の農業中村チヤ子さん(57)は「町長の訪問はありがたい。住む家がないと心配する人が多いので、仮設住宅の説明があれば良かった。集落への道路が寸断されていることも心配」と語った。
 岩泉町内には同ホテルを含め4カ所の避難所があり、計348人が避難生活を送っている。
 町は台風が上陸した8月30日、全域に避難準備情報を出したものの、避難勧告は安家(あっか)地区の一部に出しただけで、危機管理の不備が指摘されている。

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