【東日本大震災と台風10号被害 地域産業を守りたい。山と海の生業を守り生活守りたい。手付かずの大自然の中での生活は日本の美しさの財産だと思う。】
ここは、東日本大震災の経験と周辺市町村の団結が試されていると思います。例えば、2週間も断水、停電が続いてるところでは、風呂に困ってるでしょう。そこで、隣の田野畑村では、ホテル羅賀荘を岩泉町民に無料で開放しています。また、避難所も2箇所開放しています。こんな時は市町村の区切りなどないのです。
岩泉町の期間産業は、酪農と漁業と農業。殆ど田野畑村と似てる産業構造です。ただ、面積が広いのです。東京23 区の1.2倍あるのです。高齢化が進み、東日本大震災で沿岸部の人は外に転出届を出して元々高齢化率が高かった町です。
ここは、東日本大震災の経験と周辺市町村の団結が試されていると思います。例えば、2週間も断水、停電が続いてるところでは、風呂に困ってるでしょう。そこで、隣の田野畑村では、ホテル羅賀荘を岩泉町民に無料で開放しています。また、避難所も2箇所開放しています。こんな時は市町村の区切りなどないのです。
岩泉町の期間産業は、酪農と漁業と農業。殆ど田野畑村と似てる産業構造です。ただ、面積が広いのです。東京23 区の1.2倍あるのです。高齢化が進み、東日本大震災で沿岸部の人は外に転出届を出して元々高齢化率が高かった町です。

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【台風10号の産業被害 山と海の生活守り、美しい山、海はこんな辺鄙な地でこそ「最後の楽園」となると私は信じてるからなのです。】
岩泉では、「牛の様子が心配だ」「道路が陥没し、牛の出荷もサイロ詰めもできない」岩泉町の孤立集落からは、家畜を案じる人々の声がよく聞かれます。台風10号で道路が寸断された地域は酪農、畜産を営む人が多いのです。
町中心部に避難した人は、残してきた牛が気掛かりでしょう。家畜の世話をするために避難しない人もいるのです。命が助かっても、収入がなければ生活できないからです。
また、牛舎が被災し、牛が流された農家も少なくない。通行止めによる餌の不足にも苦しんでいます。牛や豚は出荷が滞り、酪農家の多くは生乳を廃棄せざるを得ない状態です。
被災地に大雨が降るたびにインフラの復旧は遅れ、日を追って事態は厳しくなるだけに、復旧作業は時間との勝負でもあると実感します。
深刻なのは畜産にとどまらない。各地で水田が泥に埋まり、目前に控えた米の収穫ができなくなりました。用水路などの施設も破壊され、来年以降の作付けが危ぶまれるのです。
この状況で懸念されるのは、農業をやめる人が増えること。山あいの地域で大規模化が進まず、高齢化が進み。「もう限界だ続けられない」との声が東日本大震災と同様に、多く出ている。
しかし、生きがいを持って暮らす中山間の守り手を失うわけにはいかないのです。一日も早い道路の復旧が待たれる一方、先々も経営を続けられる復興支援が不可欠なのです。

漁業に関しても同様です。沿岸北部を中心に漁船の転覆事故に加え、養殖施設や定置網など高波による被害が出ました。更に、サケ・マスふ化場などの被害も著しく、また、サケの回帰が減少するのです。東日本大震災の被害から立ち直りかけた時期だけに、再度の痛撃となっています。
商工業の被害も大きいが、全容は分かっていない。やはり宮古市や久慈市などは震災に続く打撃となり、事業者が資金繰りに困らないような支援が必要です。
心強いのは、達増拓也県知事の言葉「ためらわず、必要なお金はどんどん使ってほしい」と市町村に呼び掛けたのです。国は財政支援の姿勢を示しており、自治体は独自の事業を含めて早く復旧に取りかかってもらいたいことから出た言葉でしょう。
なぜ、山深い地域や海の産業、暮らしを県民、国民で支えるのか。ここに、共通の理解も必要になります。



山や海の生活を守ることは県土、国土を守ることにつながるからです。そこに人が住み地域を維持していくことは、長い間育まれた文化も守ることこそ大事なことです。それを深く心に刻み、都会の人と共有すべきと考えるのです。
東日本大震災と台風10号被害 地域産業を守りたいのです。山と海の生業を守り生活守りたいのです。

手付かずの大自然の中での生活は日本の美しさの財産です。
美しい山、海はこんな辺鄙な地でこそ「最後の楽園」となると私は信じてるからなのです。
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【<台風10号>岩手死者20人に 被害822億円】
河北新報 2016年9月13日
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201609/20160913_33070.html

県内の死者は12日までに、新たに1人増え、20人となった。依然、岩泉町で3人、宮古市で1人の行方が分かっていない。県は同日、台風豪雨による概算被害額が822億3425万円になったと発表した。調査が進めばさらに増える見通し。
県警によると、8日に岩泉町二升石(にしょういし)の松橋川付近で見つかった女性の遺体は同町二升石、田代フクさん(73)と判明した。死因は溺死。県警は残る行方不明者4人の捜索を続けている。
県によると、農業関連の被害は土砂流入による農地被害面積が23.4ヘクタール増えて350.0ヘクタールとなった。被害額は岩泉町など18市町村で計32億7100万円に上る。
水産関連では県水産技術センター(野田村)でふ化場の浸水被害が明らかになり、6380万円の被害。稲などの農作物被害や酪農など畜産関連の被害集計が進んでいない。
被害が集中した岩泉町では12日現在、395人が避難所生活を送る。道路寸断で孤立状態が続くのは5地区6集落で、住民26人が残る。10月初めにも解消できる見通し。
町内で12日朝に断水していたのは726戸で、被害に遭った3513戸のうち約8割が復旧した。東北電力によると、停電は706戸で続いている。