Quantcast
Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3913

【<月命日>311東日本大震災 今日で震災5年6カ月 依然と進まぬ復興 「生存権」はないのか? 「台風10号水害」更に遅れる復興  生業・住宅再建がの悩み】

$
0
0
【<月命日>311東日本大震災 今日で震災5年6カ月 依然と進まぬ復興 「生存権」はないのか? 「台風10号水害」更に遅れる復興  生業・住宅再建がの悩み】

 今日で東日本大震災から5年6カ月となります。今朝FBには投稿していましたが、blogには遅れてしまいました。




 
 月命日で行方不明者の集中捜査が行われます。また8月30日深夜に台風が襲った岩手県内の死者は20人、行方不明は4人。
「台風10号水害」ダブル被害で、こちらでも懸命の行方不明者の捜査が行われています。



東日本大震災は関東・東北に太平洋側の沿岸市町村全てが被害をけました。
死者は12都道県で1万5983人、行方不明者は6県で2560人。(7月31日現在 警察庁)

そして、福島では完全なる人災の世界でも過去の例のない大きな「福島第一原発事故」が発生して、燃料棒が溶け落ちるメルトダウンまで起きて、収束作業をおもなっていますが、手におえるような作業ではありません。
イメージ 1
イメージ 2

そして、更に、2016年8月30日の岩手県の北三陸(宮古市、岩泉町、田野畑村、普代村、野田村、久慈市など)は台風10号による大雨で、護岸、道路が崩壊して、街が4m~1m浸水する大きな被害がでました。
 復興中の工事なども被害を受けて、復興工事は大幅なにまた遅れるのは必至です。

岩泉町では小本川の近くにあった「高齢者グループホーム」で一気に水が入り、犠牲者は岩手で19人 行方不明者は5人となっています。

東日本大震災の被災地で、大雨被害で住宅などが流されたり、床上浸水になったのです。高台移転工事が進んでるところは全体の30%以下です。
岩泉町では、仮説住宅も床上浸水し、住宅再建で1ヶ月前に完成したばかりの家が、何件か床上浸水してます。本当にお気の毒です。掛ける言葉も見つかりませんでした。
イメージ 6
イメージ 5

東日本大震災では、たまにテレビが報道したと思えば、いかにも復興が進んでる事しか報道しません。 被災者の不安でたまらない焦りのような心理状態を掘り下げて報道しないのです。

被災者の「なりわい」となるべき水産業が海の不漁のために魚が震災前から激減していますので、関連すり水産加工、運輸、小売などなどまるで活気がないのです。なにせ、魚がいないので赤字になるから漁師が船を出せないのですから・。
 また、水産業とリンクしてる観光産業。これまた、お客様は震災前の10分の1しかきていません。 今回の台風10号による大雨で、護岸、道路が崩壊で影響がでるのは必至なのです。道が寸断されてるから着たくてもコレないのですから・。
イメージ 7
イメージ 3
イメージ 4

完全にダブル被災で、東日本大震災からの地域経済などは大きな打撃を受けました。 
東日本大震災で自宅や仕事に関わる全ての財産を失い、また今回の大雨で産業に大きな被害を受けて、簡単にいえば、「被災者は皆、貧乏」になり、そこから、元々水産業が経済を引っ張って来たのに、この不漁ではなかなかたちあがれません。

この前、宮古市で本屋を営む人から聴いたのですが、「東日本大震災で店も何もかもなくして、1からのスタートをきってこれからという時に、床上浸水で店も泥だらけ、売り物の本も濡れて捨てなければならない。もう廃業しかない・・。しかし、これを辞めても今度は仕事もない・。お金の工面がもう限界だ」と話していました。
このような方は、沢山います。まだまだ、困ってる人は沢山いるのですが・・。ここから、再復活するには精神的限界にあります。

昨日は東日本大震災の5年6ヶ月の月命日でした。遅くなりましたが、良ければ、「東日本大震災」と「台風10号災害」でなくなった方々に沢山の方が黙祷していただければありがたいと思います。

投稿が1日遅れたこと、心からお詫び申し上げます。


でも、是非、東北にも目を向けてほしいと思ってい

ます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【仮設入居なお9万人、空き室増で集計画も】
読売新聞    9月11日(日)6時9分配信約

イメージ 8

岩手、宮城、福島3県の仮設住宅の入居者は8月末現在、8万9172人(うちプレハブ仮設住宅4万5832人)。プレハブ仮設住宅に入居者がいる42市町村のうち19市町村は、空き室の目立つ仮設住宅の再編・集約を計画するが、被災地全域での仮設住宅の解消には、なお相当な時間がかかりそうだ。

 2012年3月には、3県で約12万人がプレハブ仮設住宅に入居していたが、徐々に減少。現在、空き室は2万4948戸で、空き室率は約53%に上る。

 集約計画があるのは岩手8市町村、宮城8市町、福島3市町村。宮城県石巻市は、132か所の仮設住宅団地を18年度までに19団地に集約する計画だ。自治会活動ができなくなる懸念もあり、集約でコミュニティーをつくり直す狙いもある。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3913

Trending Articles