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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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福島原発の汚染水問題は目処立たず。 ドイツなどEU各国を中心に海外からは、「原発に甘い。日本は何をしてるのか?」という疑問の報道 東京オリンピックの開催を疑問視する声も

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【福島原発の汚染水問題は目処立たず。 ドイツなどEU各国を中心に海外からは、「原発に甘い。日本は何をしてるのか?」という疑問の報道 東京オリンピックの開催を疑問視する声も】
 
 一体、いつまでこんな工事をして汚染水を垂れ流しつづけているのか? 計画当初から疑念を持っていた「凍土遮水壁の計画」でした。いつまでこんなことをやっているのか・?

東京電力福島第1原発で発生する汚染水の減量対策として、国が350億円の建設費用を投入し、ゼネコン大手の鹿島建設が造成工事を行っている。完成すれば、くみ上げ用の大型井戸などの対策と合わせて、地下水の流入を1日当たり約280トン減らせるとされる。
 この汚染水問題は、2012年頃に山側からの地下水があり、放射能汚染水と混ざり、海に垂れ流してる事が分かり対策をコンペ方式で出して、着工したものです。
※【凍土遮水壁 凍土壁】1~4号機の建屋周辺の土壌を取り囲むように長さ約30メートルの凍結管を埋め込み、マイナス30度の冷媒を循環させて地下に総延長約1500メートルの氷の壁をつくる工法。この巨大な「壁」で建屋に流れ込む地下水をせき止め、汚染水の発生そのものを抑えるのが狙い。

【凍土壁建設の経緯】

2013年5月 経済産業省は汚染水対策として、凍土方式による遮水壁の設置を決めた。
ーー中略ーー
2016年1月末 凍土方式による遮水壁が一応完成。
2016年2月15日 原子力規制委員会(汚染水の水位が、流れ込んでいる地下水の水位と逆転し、建屋の外へ汚染水を漏らす心配があった)が、東京電力福島第一原発の汚染水対策の海側の壁だけを凍らせる「部分凍結」を、条件付きで凍結開始を認める方針を決めた。
2016年5月20日 溶けて凍らない凍土壁に原子力規制委が視察。
2016年6月2日  廃炉作業を監視する原子力規制委員会は、6月2日に開かれた会合でイライラを爆発させた。


 安全上のリスクを抱え、膨大な国費をかけながら、なぜ凍土壁を推進しなくてはならなかったのか? 仮に失敗した場合、どこが責任を取るのか。今後も目が離せない状況に変わりないのです。
このように、原発収束に40年とか言っていますが・・。色々な思いもよらぬ事が必ずこれからも起きてくるのは必至です。
40年どころか100年もかかるかもしれません。しかも、兆単位の膨大な税金を投入することになるでしょう。
これでも、「原子力は安い」というのでしょうか?
また、安全だというのでしょうか?


日本は、火山の島国で地震多発の島です。
 使用済み核燃料はどうするのかさえ決まっていないのに、また再稼働をする。

事故が起きないうちに、全部の原発の廃炉を決めて、先の事を考えるべきです。

ドイツなどEU各国からを中心に海外からは、「日本は何をしてるのか?」という疑問の報道がなされて、国も国民を2020年の東京オリンピックの開催を疑問視する声も出始めているのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【凍らない凍土壁に原子力規制委がイライラを爆発「壁じゃなくて『すだれ』じゃないか!」】
 産経新聞  6月12日(日)16時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160612-00000518-san-soci
「本当に壁になるのか?壁じゃなくて、“すだれ”のようなもの」
 「壁になっているというのをどうやって示すのか? あるはずの効果はどこにあるのか?」
 東京電力福島第1原発で汚染水を増やさないための「凍土遮水壁」が運用開始から2カ月たっても、想定通りの効果を示さない。廃炉作業を監視する原子力規制委員会は、6月2日に開かれた会合でイライラを爆発させた。
ーー以下略ー


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