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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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大自然が起こした猛威。これを、人は謙虚に受け入れ。下手に対抗するべきではない。

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この3.11の地震、津波は海の地形まで大きく変えた。
ならば、その自然のなした事を人受け入れる・・。
そんな、発想も必要だだと思う・・。のだけど・・。


東日本大震災で発生したがれきの処理が思うように進まないでいます。
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海の様子みると・・。
横倒しになった、防波堤のコンクリートにビッシ。ワカメや昆布などの海草などが付着しています。
この、状況を見て増殖礁として安全に再利用でき、処理して新たに増殖礁を造るよりも安く済むという実証結果を水産庁がまとめたらしい。

確かに、がれきの総量が減る上に漁場の再生につながり、コストも抑えられるという魅力的な提案ではある。
しかし、運搬費を含めれば割高になるため、がれき発生地近くでの再利用が前提で、漁協の意向把握など現場の調整が鍵を握ることである。

水産庁の考えはこうだ。

◎「早期復旧に有効」/運搬費課題、近隣利用前提
<凹凸残し加工>

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 水産庁の実証試験は八戸市、宮古市、岩手県大槌町の海で行われた。津波で壊れた防潮堤などを直径5~30センチに砕き、モルタルで固めて縦横各2メートル、高さ1.5メートルのブロックを146個製造。上面はがれきの凹凸が残るように加工するなどし、海草の胞子やウニが付着しやすくした。
ブロックは3月、3市町の沿岸に順次、沈められた。約2週間後に潜水調査したところ、いずれも破損せず残っていることを確認。海草は8月以降に生えるため、同月以降の潜水で海生生物の付着状況を調べる。
水産庁はブロックの製造費用も試算し、実証に用いたブロックを55個造って海に据え付けた場合は計1255万5000円となった。コンクリートがれきを処分場に運んで処理し、生コンクリートで同数の増殖礁を造るより94万円割安になる。
<処理完了2割>
政府によると、震災で発生した災害廃棄物の総量は約1880万トンで、このうち岩手、宮城、福島3県で処理が完了したのは2割ほど。災害廃棄物全体の20%以上を占めるコンクリートがれきが海で再利用できれば、迅速な処理につながる。
一方で、実証試験では課題も浮かび上がった。コストはコンクリートがれきがある場所での再利用を念頭に試算しており、別の土地に運んで使うとなると運搬費が上乗せされ、割高になってしまうという点だ。実証試験を委託され、試験海域の選定に奔走した財団法人漁港漁場漁村技術研究所(東京)の伊藤靖第二調査研究部長は「どの漁協が増殖礁を必要としているか把握し、県がコンクリートがれきのある市町村や漁協の間を調整する必要がある」と指摘している。


確かに、漁師に僕としても、あの大破した防波堤は、すでに大量の海藻が付着している。
「青天井でない国家財政」を考えるなら、不要なお金はつかなわほうがいい。
船が、安全に係留できなけばいけないが、それが担保できるなら・・。
ワザワザ、移動しなくてもいいのかも知れないと思う。
ただし、干潮時に最低でも、3Mの深さにしないと、船の船艇がぶつかる。

そこさえ、しっかり出来れば、逆に「資源増殖」になると思う。

この3.11の地震、津波は海の地形まで大きく変えた。ならば、その自然のなした事を人受け入れる・・。そんな、発想も必要だだと思う・・

大自然が起こした猛威。これを、人は謙虚に受け入れ。下手に対抗するべきではない。

冷静に考えて、人間はその自然の中で、暮らしているのだから・・。



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