今日は、2年ぶりのウニの解禁日です。
3.11以降、磯漁に使用する、サッパ船(16フィートの小船)がほぼ揃っての解禁日です。
この小船は、最低限必要な船で浅い部分の磯漁に使われます。
僕も、今日が「初乗り」です。
![http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/bb/efbf463e8478b4a1e0197ea5a3ddb816.jpg]()
![http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4c/6d0a53e0b8746bdbe67639b36be4f5f1.jpg]()
三陸の磯漁は
天然ワカメ、昆布、ウニ、アワビなどが主なものです。
さて、3,11で磯は大きく変化しました。
地盤沈下によって、岩盤の場所は深くなり、逆に砂浜から引き波で埋まり、岩盤がなくなったところもあります。
それによって、生態系への影響もあります。
一番、ひどいのはウニやアワビの資源の激減にあります。
ウニやアワビは、津波で、多量の個体数が寄りあがりました。
また、岩手県水産技術センターの調査によると、海に残ったモノも津波の引き波の強い水圧でウニはつぶれたり、アワビも岩盤かから離れて、砂地にながされたモノがあり、死滅しています。
実際に、漁協から調査依頼された漁師が海底調査を行ったのですが、「ウニもアワビも見えない。いない。」と話していました。
↓これは、震災した2ヶ月後に調査した海底ですが、ウニの個体数が少ないですね。
![http://www.asahicom.jp/special/10005/images/TKY201108080092.jpg]()
どちらも、昨年はサッパ船も、揃っていなかったこともありますが、資源保護も考えて、採取漁はしていません。
ウニもアワビも
卵から孵化して増えるのですが、採取できるような大きさになるには、最低でも、5~7年以上はかかります。
僕個人の考えとしては、「今年1年はまだ漁を控えたほうがいい」と思っていましたが、いくらかでも生活の足しにしたいと考えたのでしょう。
凪の良い。今日のウニの解禁日となりました。
あまり、知られてはいませんがこれも、漁業にとっては、3.11の大きな爪あとです。
↓3.11前の磯漁の(ウニ漁)の様子。
↓3.11前の磯漁の(アワビ漁)の様子。
アワビは大きな収入源だった
ウニは、金額的には大したものではないのです。
しかし、三陸アワビは、「海の小判」といわれ、まさに三陸ブランドです。
3.11震災前は、アワビは漁師の大きな収入源だったのです。
アワビ漁は、11月と12月に行われますが・・。今日、ウニ漁で、どの程度いるのか・・・・?自分で確認できると思います。
どの程度いるのか・・・。見て来るつもりです。
さて、今日の「ウニ漁」は、もう初めから自家消費分です。オカズ捕りですね。
売るくらいは、絶対に採取できないと思っています。
自分も家族も食べたいし、磯の海底を、箱メガネで覗くのも、初めてです。アワビなどの資源も見て来たいのです。
それに、新造で作ったさっぱ船も新品の船外機も今日が使い始めになります。試運転も兼ねの漁になります。
隣の漁協は、既に何回かウニを採取していますが、聞くと・・・。「ウニがいない。」と言っていました。
間違いなく、田野畑の海でもいないと思います。
今日のウニ漁は、船の試運転と海底の調査のついでに、ウニを捕る感覚で行って来るつもりです。
3.11の津波は、このような磯まで、大きな爪あとを残しているのです。
3.11以降、磯漁に使用する、サッパ船(16フィートの小船)がほぼ揃っての解禁日です。
この小船は、最低限必要な船で浅い部分の磯漁に使われます。
僕も、今日が「初乗り」です。


三陸の磯漁は
天然ワカメ、昆布、ウニ、アワビなどが主なものです。
さて、3,11で磯は大きく変化しました。
地盤沈下によって、岩盤の場所は深くなり、逆に砂浜から引き波で埋まり、岩盤がなくなったところもあります。
それによって、生態系への影響もあります。
一番、ひどいのはウニやアワビの資源の激減にあります。
ウニやアワビは、津波で、多量の個体数が寄りあがりました。
また、岩手県水産技術センターの調査によると、海に残ったモノも津波の引き波の強い水圧でウニはつぶれたり、アワビも岩盤かから離れて、砂地にながされたモノがあり、死滅しています。
実際に、漁協から調査依頼された漁師が海底調査を行ったのですが、「ウニもアワビも見えない。いない。」と話していました。
↓これは、震災した2ヶ月後に調査した海底ですが、ウニの個体数が少ないですね。

どちらも、昨年はサッパ船も、揃っていなかったこともありますが、資源保護も考えて、採取漁はしていません。
ウニもアワビも
卵から孵化して増えるのですが、採取できるような大きさになるには、最低でも、5~7年以上はかかります。
僕個人の考えとしては、「今年1年はまだ漁を控えたほうがいい」と思っていましたが、いくらかでも生活の足しにしたいと考えたのでしょう。
凪の良い。今日のウニの解禁日となりました。
あまり、知られてはいませんがこれも、漁業にとっては、3.11の大きな爪あとです。
↓3.11前の磯漁の(ウニ漁)の様子。
↓3.11前の磯漁の(アワビ漁)の様子。
アワビは大きな収入源だった
ウニは、金額的には大したものではないのです。
しかし、三陸アワビは、「海の小判」といわれ、まさに三陸ブランドです。
3.11震災前は、アワビは漁師の大きな収入源だったのです。
アワビ漁は、11月と12月に行われますが・・。今日、ウニ漁で、どの程度いるのか・・・・?自分で確認できると思います。
どの程度いるのか・・・。見て来るつもりです。
さて、今日の「ウニ漁」は、もう初めから自家消費分です。オカズ捕りですね。
売るくらいは、絶対に採取できないと思っています。
自分も家族も食べたいし、磯の海底を、箱メガネで覗くのも、初めてです。アワビなどの資源も見て来たいのです。
それに、新造で作ったさっぱ船も新品の船外機も今日が使い始めになります。試運転も兼ねの漁になります。
隣の漁協は、既に何回かウニを採取していますが、聞くと・・・。「ウニがいない。」と言っていました。
間違いなく、田野畑の海でもいないと思います。
今日のウニ漁は、船の試運転と海底の調査のついでに、ウニを捕る感覚で行って来るつもりです。
3.11の津波は、このような磯まで、大きな爪あとを残しているのです。