岩手県宮古市魚市場の管理棟が完成し、16日、業務を再開した。
1年以上の時間をようした再開です。
まあこれで、宮古市の魚市場自体は業務が再開されますが、問題は水産加工会社など魚介類を買う会社の再建が進んでいないのが実態です。
少しづつですが、このような公共の施設は復活してはいますが、実態はまだまだ動いていません。
やはり、津波襲来地域の土地利用が決まらないから、民間の復興が遅れているのです。
例えば、個人経営の商店や、住宅など。これも、自治体からの計画説明やその土地の価格などが示されていないために、どうしたらいいのか・・?具体的なことが示されないために進んでいないのです。
復興計画にそってすすめるなら、シッカリとした説明なり具体的なことが示されないと、被災者も動きようがない実情です。
昨日、船が進水して見学に来た人が言っていましたけど・・。
「昨年、9月に来た時となんの変化、動きもないですよね・・。」と・・。
ホントにそうなんです。
政府は、予算をつければそれでいいと思ってるのでしょうか・・?
予算だけでは、進まないことは沢山あります。
今や、国会では「被災地」や「福島原発事故問題」の話しなど出て来ません。被災地復興どころか、また、原発再開の動きす。
もっと、国民世論をしっかり捉えた政策をしてほしいのですがね。
またまた、与野党の足の引張りあいが始まっていて。ガッカリします。
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宮古市魚市場管理棟が完成、業務を再開
河北新報 2012年04月19日
東日本大震災の津波で甚大な被害を受け、プレハブの仮設棟で業務を続けていた岩手県宮古市魚市場の管理棟が完成し、16日、業務を再開した。
新管理棟は鉄骨2階建てで、延べ床面積約1800平方メートル。1階に入札準備室、電算処理室、買い受け人控室、2階には見学スペースを設けた。工費は約1億7800万円。魚市場棟南側に併設された。
津波で外壁がすべて流された魚市場は、懸命な復旧作業で昨年4月11日に再開にこぎつけた。8月上旬には、1日100トンの製氷能力がある製氷施設も復旧、秋の味覚サンマの水揚げに大きく貢献した。
前年度の魚市場の水揚げ量と売り上げは3万7000トン、62億1600万円で、震災前の約8割まで盛り返した。佐々木隆参事は「震災直後は1匹でも魚が揚がればと思えるほどの被害だったが、よくここまで復旧した」と感慨深げに話した。
魚市場を拡張する計画があり、国の復興交付金の第1次配分で、用地取得と設計委託で計5億6900万円の予算が認められている。
新管理棟は鉄骨2階建てで、延べ床面積約1800平方メートル。1階に入札準備室、電算処理室、買い受け人控室、2階には見学スペースを設けた。工費は約1億7800万円。魚市場棟南側に併設された。
津波で外壁がすべて流された魚市場は、懸命な復旧作業で昨年4月11日に再開にこぎつけた。8月上旬には、1日100トンの製氷能力がある製氷施設も復旧、秋の味覚サンマの水揚げに大きく貢献した。
前年度の魚市場の水揚げ量と売り上げは3万7000トン、62億1600万円で、震災前の約8割まで盛り返した。佐々木隆参事は「震災直後は1匹でも魚が揚がればと思えるほどの被害だったが、よくここまで復旧した」と感慨深げに話した。
魚市場を拡張する計画があり、国の復興交付金の第1次配分で、用地取得と設計委託で計5億6900万円の予算が認められている。