【宮城県に続き、岩手県でも発覚した東日本大震災の復旧・復興事業に絡む土砂の違法採取】~県は冬の今、空からの調査をして、指導強化するべきだ。
東日本大震災の復旧・復興事業に絡む土砂の違法採取問題。岩手でも起きている。
資材土などの不足で、無許可で山林。農道沿いに3カ所の採取場所が広がる。
復旧・復興事業向けの違法な土砂の採取が、岩手県で発覚するのは初めてだが、もっとあると思われる。
資材土などの不足で、無許可で山林。農道沿いに3カ所の採取場所が広がる。
復旧・復興事業向けの違法な土砂の採取が、岩手県で発覚するのは初めてだが、もっとあると思われる。

建設業者のモラルの問題だが、造園業者は県に「土砂の採取が滞れば工事が遅くなる。災害復興に使うので違法という認識はなかった」と釈明したという。県は14年10月に原状復旧を指導したが、現場は手付かずのまま放置されている。
県はこうした事を把握するには、冬の今、空からの調査をすべきで、指導強化するべきだ。
樹木が違法に伐採されて、山肌がむき出しになり、切り倒された樹木は放置されたままになっていては、雨などの際、二次災害の恐れもある。
1ヘクタール以上の山林で樹木を伐採して土砂を採取する場合、森林法に基づき県の林地開発許可を得なければならないし、地主の同意も必要だ。
いやはや、いろいろな問題が出てく被災地である。
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河北新報 によると、2015年1月21日付けで、岩手の
【<土砂違法採取>黒土むき出し、伐採樹木放置】と【<土砂違法採取>岩手・洋野、普代でも発覚】を報じている。

現場は町役場から南西約9キロの山林。農道沿いに3カ所の採取場所が広がる。いずれも黒土が露出し、伐採したとみられる樹木や岩石が野ざらしになっていた。
うち1カ所は農道のすぐ脇の土砂がえぐられ、崖状になっていた。ガードレールがない上に道路幅も約5メートルと狭く、車がすれ違う際に転落する危険性もある。
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201501/20150121_33017.html
また【<土砂違法採取>岩手・洋野、普代でも発覚】

◎業者「問題との意識なかった」
県によると、違法採取が見つかったのは洋野町大野34地割の山林約1.35ヘクタールと、普代村16地割天拝坂の山林約1.11ヘクタール。
洋野町では同町の造園業者が2014年6月以降、樹木の伐採跡地で露出した山肌から土砂を採取。関係業者が、津波で浸水した宮古市田老の水田を復旧させる県発注工事の現場へ運び出した。
1ヘクタール以上の山林で樹木を伐採して土砂を採取する場合、森林法に基づき県の林地開発許可を得なければならないが、造園業者は無許可で操業していた。
造園業者は県に「土砂の採取が滞れば工事が遅くなる。災害復興に使うので違法という認識はなかった」と釈明したという。県は14年10月に原状復旧を指導したが、現場は手付かずのまま放置されている
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201501/20150121_33011.html