【復興予算の使い方が、変です】
今朝は漁は休みました。
魚市場に行ってイケスのタコ、小魚を水揚げしました。
それに、壊れた網の直し作業も溜まっていますし、沖のカゴ網も直ぐに動かさないほうがいいからです。
さて、僕の母港は、岩手県田野畑村島越にありますが、実は仮設市場も取り壊されていて何にもない状態です。
▼震災直後の同漁港


これは、2013.6.24に岩手日報が
【田野畑・島の越漁港に人工地盤 県、今秋着工へ】として伝えていますが、この計画があるためにそういう状態になっているんです。
http://www.iwate-np.co.jp/311shins…/y2013/m06/sh1306241.html
東日本大震災で甚大な被害を受けた田野畑村の島の越漁港に、高さ約8メートルの「人工地盤」を整備する。地盤上のスペースは駐車場として利用するほか、災害発生時は高台に向かう最短避難ルートの一部となり、漁業者らの安全を確保する。高台への避難誘導を目的とした漁港内の人工地盤は県内で初めて。今秋にも着工し、2014年度内の利用開始を目指す。
島の越漁港の人工地盤は、津波で被災した田野畑村漁協事務所の跡地に整備する。地盤の広さは約2100平方メートル。鉄筋コンクリート造りで10本程度の柱が地盤を支える。総事業費は6億~8億円程度を見込む。
島の越漁港の人工地盤は、津波で被災した田野畑村漁協事務所の跡地に整備する。地盤の広さは約2100平方メートル。鉄筋コンクリート造りで10本程度の柱が地盤を支える。総事業費は6億~8億円程度を見込む」
地盤上は約50台収容の駐車場とし、観光バスの乗り入れも可能となる。これから整備する村道と接続し、高台へ向かう最短の避難ルートになる。漁港からも乗り入れをできるようにする。
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ということなんですが・・。
僕は、今の地盤沈下した部分を50センチも高くて、魚市場を立てればそれで充分だと思います。
果たしてそこまでややる必要があるのか・・?
岩手県の事業として行われる事業ですが、地元被災者の意見もロクに聞かずに、大学教授などで構成する、計画・設計手法を話し合う検討委員会(委員長・堺茂樹岩手大地域防災研究センター長)と計画を進めて来たんです。
だから、地元の知らないうちに計画が進んでいくのです。
僕は、今の地盤沈下した部分を50センチも高くて、魚市場を立てればそれで充分だと思います。
果たしてそこまでややる必要があるのか・・?
岩手県の事業として行われる事業ですが、地元被災者の意見もロクに聞かずに、大学教授などで構成する、計画・設計手法を話し合う検討委員会(委員長・堺茂樹岩手大地域防災研究センター長)と計画を進めて来たんです。
だから、地元の知らないうちに計画が進んでいくのです。
こうしたケースは、巨大防潮堤や県管理の漁港復興事業などに多く見られます。
簡単に言えば、魚市場の上に駐車場をつくる感じですが、こんな巨費を投じるなら・・。
簡単に言えば、魚市場の上に駐車場をつくる感じですが、こんな巨費を投じるなら・・。
税金の使い道が、違うと多くの被災者が言っていいますし、僕も同感です。
まだ残ってる北山崎のしたの弁天漁場の定置網の瓦礫などを取り除くとか、漁師の生業再建に使って欲しいです。
8億円もあれば、いろいろな事の被災者支援にお金を回せます。
典型的な「お役所仕事」です。
被災地のニーズは変化していきます。以前に聴いたからいい。ではなく。
もう一度、今の地元や被災者のニーズの変化を調査してながら
復興事業を進めて行くべきではないのか・・。そんな感じがします。