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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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「原発安全神話の果てに」ー福島の被災者の“今”の生の声。 【4度目の冬を前に-自死を選ぶ被災者たち・・。】

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あの311から被災地は4度目の冬を迎えます。

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福島の仮設住宅、借り上げ住宅、施設、幼稚園、小学校、中学校へ必要な支援品を送る活動を続ける福岡百子さん。
そして、自らのブログで、津波、震災に加え原発事故で被災された方々の声を発信されています。



「原発神話のはてに・・事故が起きて」
国は被災者に具体的などんな対策をしいぇるのでしょうか・・・?


僕は、こうした声を聴くと、人的被害でありながら、誰も責任を取らず、謝罪もしていません。謝罪もしてないのにまず理不尽さを感じます。

ましてや、具体的にこの方々の将来はどうなっていくのかさえ、手を拱いています。
そもそも、原発推進政策は今の政権の自民党が進めたものです。無論、事業者である東電も責任があります。

この前、福島の漁師の方と話する機会がありましたが、「国も東電も、こちらから投げかけないと何も話をしてこない」と言っていました。そして、「完全に投げ捨てられている不安を感じると・・。」
何故、人災である原発事故なのに、こうした仮設住宅、みなし仮設などの方々に積極的な支援の手を差し伸べないのでしょか・・?
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国家は最終的にはは、こうした被災者どうするつもりなんでしょか・・? 

自殺が多発してるのですよ・・。

あまりにも、理不尽過ぎます。生存権をおかしています。
僕は津波被災者です。同じような事を思うのです。ただ、津波は天才ですから、その違いはあります。 一個人がこうして何故、
必要な支援品を送る活動を続ける事をしなければならないのでしょう。
あまりにも、
筋道が通らないことがおきてるとおもうのです。
是非、下の福島の被災者の「生の声」を聴いてください。
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【「福島の現実ー福岡百子の声」】
              から「生の声」を抜粋転載

福岡百子さんの
このブログでは、福島の仮設住宅、借り上げ住宅、施設、幼稚園、小学校、中学校へ必要な支援品を送る活動を続ける福岡百子さんの声と共に、津波、震災に加え原発事故で被災された方々の声をお伝えしています。
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【4度目の冬を前に-自死を選ぶ被災者-】

被災地は4度目の冬を迎えようとしております。

三春のダムの周りに住んでおられます仮設住宅の方は、「8月のお盆が過ぎるともう寒い。
冬の毛布や下着、マスクなどが欲しくなる」とのこと。もうすぐ11月です。
プレハブで鉄骨の仮設住宅は、どんなに寒いことでしょう。
今日も福島の被災者の“今”を伝えさせて下さい。

【被災者の声】
●楢葉町、独り暮らし、92歳女性
「みんな、やだー、やだーと言っている。」
「4月に夫を亡くした87歳の友が隣の山で首吊り自殺をしたんだよ。」
「奥さん、楢葉の我が家に東電の人が10人来てね、茶箪笥から、鍋、食器、何もかも全部持って行ってしまったよ。粗大ゴミとしてね。家の中、私が使う着物を除いて何もなくなったよ。辛いよ。
戦争よりまだ辛い。物置も空っぽになったよ。奥さんに見せたいよ-。」
「東電の親方が来て、私にそっと言ったよ、『まだ放射能は消えない』。
30年、40年かかるらしい。」(しかし国は帰還宣言をしようとしています。
●楢葉町、独り暮らし、53歳男性
「仮設に住んでいられない、と言って、80歳のおばあちゃんが投身自殺をしてしまった。
走って行って、30mの崖下に身投げしてしまったのよ。80歳のおばあちゃんだよ。
40代の人もドアノブに紐で首吊って死んでいたんだ。多いんだよ、自殺者が。」
「被災者の間では、同じ仮設にいても、コミュニケーションが無くなった。
みんな人が変わってしまったよ。昔のように声を掛け合ってお茶を飲んだり、隣の人を気遣う気持ちが無くなってしまった。みんな鬱的になってしまった。」
「周りの人は、我々被災者をゴミと思っている。電力の金で生きていると思っている。我々が避難してきたために、土地代は上がり、アパートも無くなり、病院も混むようになった。地元の人の気持ちもわからないではない。」
●南相馬、夫婦2人暮らし、70代男性
「私は津波で流されました。しかし原発から33kmの所です。同じ南相馬でも、30kmまでは東電
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の賠償金が出るが、30km以上は東電とは関係ないと言って、一時金が津波の人に出ただけです。
原発以外の被災者の事も、国は考えて欲しい。我々は生活に困窮しているのだから。」
「総理も大臣も、原発の所には行く。しかし我々の仮設には誰も来ない。1人も来ない。」
「原発事故当時、被曝を恐れ、福島に支援隊やボランティアは来なかった。
国は支援者に入ってはならないと言った。
しかし我々がそこに住むことについては、国は拒否しなかった。
そこに住んでいた我々には、支援物資が本当に無かった。無情と思う。福島には本当に支援が無かった。」
(今でも福島の被災者は、生活消耗品、食品の支援を必要としています。)
「今度、仮設に入居させるときは、部落毎にまとめて欲しい。
今のように1つの仮設にいろんな部落の人が入居していると、何をするにも心を1つにすることが
難しい。
お祭りも部落によって異なる。同じ部落同士だと、互いに顔も知っているし、孤独になることがない。
病気になれば支え合い、助け合うことができる。しかし今はそれをしたくても、個人情報だから
首をつっこむなと言われ、自治会長であったとしても助けることができない。
このことは、仮設入居の際に行政に申し上げたが、聞いてはもらえなかった。」
●10月26日に福島県知事選がありました。そのことについて1人の被災者に尋ねてみました。彼は私にこう答えました。
イメージ 6「前双葉町長の井戸川さんの言うことは正しいと思う。被曝を怖れ、住民を遠くに避難させたのは正しいと思う。
だけど福島県外に出てしまったばかりに、県からの恩典を受けられなかった。
県からの支援物資はもらえず、仮設住宅も双葉はまとまってはもらえず、県外に出たばかりに不利な状態になり、双葉住民は苦労した。
井戸川さんの言うことは正しい。被曝を避けるためには遠くに避難したら良いと、私も思う。
だけどそうなった時、国は福島被災者を本当に助けるだろうか?」

皆様、私はこの言葉に、福島被災者への国の対応への苦悩が感じ取れます。
福島被災者は被曝を怖れています。

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安全な所に住みたいのです。遠くに逃れるのは妥当と思っていると思います。しかし、
住民票を移せば、被災者であるにもかかわらず、被災者でなくなり、東電への請求が難しくなります。そして就職の難しさ、被災者への冷たい視線、さまざまな苦悩が予測できます。本来、国が率先して、被災者が抱えるあらゆる問題について真剣に取り組んで欲しいところですが、むしろ被災者は置き去りにされていく現実の前で為す術を見いだせずに途方に暮れているのが、被災者の現実ではないでしょうか?と私は思うのです。
どうぞ1人でも多くの方が、被災者の心を理解し、解決に向かって善き知恵を、具体的な力を、あらゆる面で手を差し伸べていただけますよう、心からお願い申し上げます。
どうぞ福島の被災者をお救いください。本気になってお救いください。福島の被災者は、人間としての限界をとうに超え、心身を病みつつあります。追い詰められた被災者のお心を、その境遇を、本気になって見つめてください。
同じ日本人の不幸を、このまま放っておいて良いのでしょうか?
【生きる力―アドバイス】(8回目)
いずれ私たちは“自分の死”に直面します。その時に、人生のすべての決算の時であることに直面するでしょう。人生を、他者の幸せのために尽くした人は、心の安らぎと充足感を得、天からの祝福をいただきながら歓喜と幸せのうちに人生の時を全うするでしょう。
しかし他者の不幸を顧みなかった人は、良心の責めに苦しみ、償いの時間を求められることでしょう。私たちの一生は、私たちの時間は、天から授かった宝物です。
この宝物をどのように使い、どのように輝かし、どのように実りある宝物にするかは、各々に与えられた宿題と言えましょう。
【支援品をよろしくお願い申し上げます】
「お問い合わせ」
10:00~7:30  (※話し中の場合は再度のご連絡をお願い申し上げます)
福岡百子 (携帯)  080-5547-8675 
      f.mom.1941@ezweb.ne.jp

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