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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【全米オープンテニス】錦織圭の4強進出 96年ぶりの快挙。~ 準決勝、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。

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【全米オープンテニス】

 錦織圭がワウリンカに勝利 ベスト4準決勝進出 96年ぶり熊谷一弥以来の快挙

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錦織圭選手。 全米ベスト4進出おめでとう!おめでとう!素晴らしい試合をありがとう!
全米で日本男子がシングルス準決勝に進むのは、1918年の熊谷一弥いちや以来96年ぶりなそうです。
テニスの四大大会今季最終戦、全米オープンは3日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス準々決勝で第10シードの錦織にしこり圭(24)(日清食品)は、今季の全豪覇者で第3シードのスタン・ワウリンカ(29)(スイス)に3―6、7―5、7―6、6―7、6―4で逆転勝ちし、自身初の四大大会4強入りを果たした。

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準決勝、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。
彼は過去に、彼に勝った事があります。
決勝進出も現実味が帯びてきましたね~。

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錦織圭の4強進出をスタッツで読む!ワウリンカを凌駕した「2つの要素」。
Number Web 9月4日(木)16時31分配信
イメージ 1錦織圭が全米オープン、スタニスラス・ワウリンカ(スイス)をフルセットで破ってベスト4進出を決めた。
 98年ぶりの快挙である。
準々決勝のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)との試合も息詰まる熱戦だったが、小さい体の錦織がこの日も寄り切ったという感じだ。
 勝った直後のコート・インタビューで、「いちばん好きなグランドスラムで」
と言っていたのが印象的だった。やっぱり、錦織はアメリカ育ちのプレーヤーなんだな、と微笑ましく思った。
セットごとの流れを数字で追うと……?
さて、ワウリンカ戦のスタッツ(数字)を分析していくと、次のようなモメンタム(試合の流れ)が見えてくる。
・第1セット 錦織のファースト・サービスの確率が悪く(44%)、一昨日に深夜2時過ぎまで戦った影響があったのか、手探りの状態でリズムをつかめず。ワウリンカが6-3で獲得。
・第2セット 錦織のファースト・サービスの確率が56%に上昇。最初のサービスが入った22本中20本のポイントを取った。一方のワウリンカは、サービスに苦しむ。錦織が安定した戦いぶりに移行する。錦織、7-5。
・第3セット 錦織が一気に波に乗る。ゲームカウント5-2と優位に試合を進め、はっきりと錦織有利の展開となる。しかし、ここからワウリンカが反撃してもつれ始める。結局、錦織がタイブレークでこのセットをモノにする。このセット、錦織のファースト・サービスの確率は65%にまで達していたが、ワウリンカがペースをつかみはじめているのが気になった。
勝負を分けた2つの数字、「8分の2」と「8分の7」。
・第4セット この試合がより面白くなったのは、ここからだ。ワウリンカが戦い方を変えたのだ。
第3セット、ワウリンカのファースト・サービスの確率は52%。エースを狙いに行き、フォルトが目立っていたのだが、このセットからスピードを抑えてプレースメント(場所)を重視し始めた。
その結果、ファースト・サービスの確率は67%にまで上昇し、アンフォースト・エラー(自分のミスでポイントを与えること)が少なくなってきた。剛を捨て、柔を選択したのだ。いい戦略だったと思う。錦織としてもなかなかブレークのチャンスが訪れず、結局、タイブレークとなる。
タイブレークではワウリンカが4-0と一気に走ったが、ここから錦織が反撃して流れが行き来する展開となり、テニスの醍醐味を味わうことが出来た。しかし、ワウリンカが押し切り、最終セットへ。
・第5セット 錦織にも苦しい場面はあった。特に第3ゲーム、15-40とブレークポイントを握られた時はどうなるかと思ったが、ここから冷静に盛り返した。
第5セットもワウリンカは極めて保守的にプレーし、確率を重視した戦い方をしていた。その証拠に、アンフォースト・エラーはワウリンカが10本、錦織が11本だった。この試合ではじめてワウリンカが錦織を上回った。
相手のセカンド・サービスと、ネットプレー。
勝負の分かれ目となった数字は、
「8分の2」と、
「8分の7」だ。
8分の2はワウリンカのセカンド・サービス時のポイント。彼の最初のサービスが入らなかった時、錦織は高い集中力を発揮した。
そして8分の7は、錦織のネットプレーの成功率。勝負どころと見てネットに出た場合、確実に錦織はポイントをモノにしている。

相手のセカンド・サービスと、ネットプレー。
 勝負どころの判断、そして正確性が錦織のストロング・ポイントなのである。2試合続けて4時間以上戦い、なおこの集中力を発揮するのは並大抵のことではない。素晴らしい戦いだった。
 
さあ、準決勝が待っている。
もう少し、ワクワクさせてもらおうじゃないか。

(「スポーツ・インテリジェンス原論」生島淳 = 文)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140904-00821604-number-spo&p=1

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