【青森県下北半島と原発政策 限界や矛盾が映し出す国家政策】
最近、殆ど報道されなくなった原発問題だが、福島原発事故など何も解決してはいないし、仮に再稼働すれば使用済み核燃料が増えるだけだ。これは「とてつもない放射能を拡散する「危険極まりない」ゴミを増やすだけだ。
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さて、僕が以前から指摘してるように、「日本の原発政策を支える存在が青森県の下北半島」に集中してる4つの原発施設と言えるだろう。
過去ブログ記事 2014/1/6(月) 午前 7:20アップ
【「青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場」の極まりない危険性。~ 「坂本龍一」×「東京新聞」対談。】
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/62737837.html
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最近、殆ど報道されなくなった原発問題だが、福島原発事故など何も解決してはいないし、仮に再稼働すれば使用済み核燃料が増えるだけだ。これは「とてつもない放射能を拡散する「危険極まりない」ゴミを増やすだけだ。
さて、僕が以前から指摘してるように、「日本の原発政策を支える存在が青森県の下北半島」に集中してる4つの原発施設と言えるだろう。
過去ブログ記事 2014/1/6(月) 午前 7:20アップ
【「青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場」の極まりない危険性。~ 「坂本龍一」×「東京新聞」対談。】
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/62737837.html
何故なら、下北がなければ現在の日本の原発は成り立たない。
4つの原発の中でも「六ケ所村のプルサーマル施設」はその象徴である。
使用済み核燃料の再処理や高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵など重要な役割を担う施設が集中する。それ故、原子力政策の限界や矛盾も映し出しているからだ。
東京電力福島第1原発事故を契機に人々は、安全性や処分場問題、廃棄までの高コストなど、原子力政策の課題を次々と知ることになった。
今春閣議決定したエネルギー基本計画について、青森県内の関係者は一定の安心感を示している。
原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、核燃料サイクルも「再処理やプルサーマルを推進」するとしたからだ。下北は核燃料サイクルの拠点だ。
とはいえ、かつて描いていた夢の核燃料サイクル構想に対する期待は薄れている。またその計画には、そんな変化も反映している。
その一つは、再処理したプルトニウムの本来の使い道であった高速増殖炉稼働が絶望的な現実を、国として事実上認めたことだ。
福井県にある原型炉「もんじゅ」の主な役割は、高レベル放射性廃棄物の量を減らす「減容化」の研究に切り替えられた。
もう一つは、使用済み核燃料の最終処分について、再処理を経ない直接地層処分などの代替処分案の検討も促したことだろう。再処理については技術面やコスト面などから疑問視もされている。
つまり直接処分は、「資源」としている使用済み燃料が「ごみ」に変わることを意味する。これは下北の存在意義を無くしてしますから、日本の原発政策を大きく揺るがすからだ。
青森県と六ケ所村、再処理工場を運営する日本原燃の間で交わした覚書がある。![イメージ 3]()
最終処分場選定は国が主導することになったが、難航は必至だ。
東京電力福島第1原発事故を契機に人々は、安全性や処分場問題、廃棄までの高コストなど、原子力政策の課題を次々と知ることになった。
今春閣議決定したエネルギー基本計画について、青森県内の関係者は一定の安心感を示している。
原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、核燃料サイクルも「再処理やプルサーマルを推進」するとしたからだ。下北は核燃料サイクルの拠点だ。
とはいえ、かつて描いていた夢の核燃料サイクル構想に対する期待は薄れている。またその計画には、そんな変化も反映している。
その一つは、再処理したプルトニウムの本来の使い道であった高速増殖炉稼働が絶望的な現実を、国として事実上認めたことだ。
福井県にある原型炉「もんじゅ」の主な役割は、高レベル放射性廃棄物の量を減らす「減容化」の研究に切り替えられた。
もう一つは、使用済み核燃料の最終処分について、再処理を経ない直接地層処分などの代替処分案の検討も促したことだろう。再処理については技術面やコスト面などから疑問視もされている。
つまり直接処分は、「資源」としている使用済み燃料が「ごみ」に変わることを意味する。これは下北の存在意義を無くしてしますから、日本の原発政策を大きく揺るがすからだ。
青森県と六ケ所村、再処理工場を運営する日本原燃の間で交わした覚書がある。
「再処理事業の確実な実施が著しく困難になった場合」は、使用済み燃料を施設外へ搬出するという内容となている。
搬出先は発生元の原発になるだろう。しかし、そうすれば原発の燃料プールはあふれてしまう。再稼働が進めば、なおさら受け入れる余地はなくなる。
国のエネルギー計画が核燃料サイクル維持を示したのは、このような問題に直面する事態を避ける意味合いもあった。しかし、多様な選択肢を探るためには、いつまでもこのような状況のままでいいわけがない。
搬出先は発生元の原発になるだろう。しかし、そうすれば原発の燃料プールはあふれてしまう。再稼働が進めば、なおさら受け入れる余地はなくなる。
国のエネルギー計画が核燃料サイクル維持を示したのは、このような問題に直面する事態を避ける意味合いもあった。しかし、多様な選択肢を探るためには、いつまでもこのような状況のままでいいわけがない。
最終処分場選定は国が主導することになったが、難航は必至だ。
日本全部の使用済み核燃料(ゴミ)はどこに、どうやって決定すのか・・?
実際の処分までには相当の時間を要するだろう。日本学術会議が国に提言した「暫定保管」など当面の策を真剣に考えなければならないところまで来ている。
並行して脱原発を進めるのはもちろんだが、現政権では無理かも知れない。しかし、こうした現実を国がどう受け止め、このどうしようもない「危険なゴミ」をどうやって処理するのか・・。
こうした、原発「危険なゴミ」の問題は難航を極める。後世にそのまま残してならない。それでも、安倍政権は見通しのない危険なゴミがでる「再稼働」を進めようとしている。
実際の処分までには相当の時間を要するだろう。日本学術会議が国に提言した「暫定保管」など当面の策を真剣に考えなければならないところまで来ている。
並行して脱原発を進めるのはもちろんだが、現政権では無理かも知れない。しかし、こうした現実を国がどう受け止め、このどうしようもない「危険なゴミ」をどうやって処理するのか・・。
こうした、原発「危険なゴミ」の問題は難航を極める。後世にそのまま残してならない。それでも、安倍政権は見通しのない危険なゴミがでる「再稼働」を進めようとしている。
これは、「狂気の沙汰」としか言いようがない。