【80歳まで30年ローンを組んだ直後の出来事に、落胆は隠しきれない。「心が折れそうだけど、そんな姿は見せられない。私が頑張らないと」】
この方は私は良く知っている女性です。
この方は私は良く知っている女性です。
「心が折れそうだけど、そんな姿は見せられない。私が頑張らないと」と言うのは、ホントに彼女らしい気骨ある言い方です。
また、並の男では負けるような心構えをしてる女性で、離婚した直後から子供3人を引き取り、12時間労働の水産加工会社の仕事をこなしていました。
また、並の男では負けるような心構えをしてる女性で、離婚した直後から子供3人を引き取り、12時間労働の水産加工会社の仕事をこなしていました。
東日本大震災後に岩泉に引っ越していたことは知っていましたが、まさか、ダブル被災してるとは・・。
そりゃ、「80歳まで頑張る」と意気込み、30年ローンを組んだ直後の出来事に、落胆は隠しきれないでしょう。
▼2011-03-8 東日本大震災の田野畑村の現場
2016/08/30の「台風10号岩手豪雨災害」
の宮古市、岩泉、田野畑村、野田村、久慈市などでは、このように、東日本大震災津波とのダブル災害を受けた人は沢山います。
魚屋、本屋、お菓子屋、雑貨屋、水産加工会社、貸冷蔵庫屋、中古販売会社、自動車整備会社、食堂経営などなど・・。
なにせ、豪雨で堤防が決壊して街の上流から水が入り、あっという間に4m~2m水没したのですから・。
魚屋、本屋、お菓子屋、雑貨屋、水産加工会社、貸冷蔵庫屋、中古販売会社、自動車整備会社、食堂経営などなど・・。
なにせ、豪雨で堤防が決壊して街の上流から水が入り、あっという間に4m~2m水没したのですから・。



この方々の中には、三浦早苗さんのように50代の人は少なくて、再度再建するのは、ホントに、心が折れてしまっていて食欲もないような人がいると聴いています。
また、泥型付けなど目の前の仕事をやってはいるでしょうが、お先まっくらでまた、不安定な心になるのは確実です。僕のように長い不漁に長い不安と焦りのトンネルの中に入るのは行っていく感じがします。
【グループ補助金の現実と乖離した補助(個人事業は除く)】
東日本大震災では、このような事業をやってる方がの中には、同業者6社が組めば「お店、事業者)「再建の補助金」がありました。非常に使い勝手の良くない補助事業。むしろ被災者には使いたくさせたくないような制約ばかり多い事業です。
東日本大震災では、このような事業をやってる方がの中には、同業者6社が組めば「お店、事業者)「再建の補助金」がありました。非常に使い勝手の良くない補助事業。むしろ被災者には使いたくさせたくないような制約ばかり多い事業です。
【グループ補助金とは】
「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業に応募し、認定を受けた事業者のグループに対して交付される補助金。
[補説]中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業は、東日本大震災で被災した中小企業などの施設・設備の復旧・整備を支援するための制度で、国と県が連携して8.5割の補助を行う。」
http://www.tohoku.meti.go.jp/koho/topics/earthquake.html#top
というもので、これまた「被災現場、実情などの実態と合っていない補助事業」なのです。何故なら小さい町村で同じ業種6人はいないし、一番多いい個人事業主が含まれないのです。とにかく、ハードルが高くなかなか因縁を付けてもらえないようにしてる感じがしました。


復興相などは、これで地域産業が再生したと言っていますが、ウソです。
この事情の条件をクリア出来た人はホントに一握りです。むしろ、差別感が生まれ、被災者同士が歪み会うような事業となったのです。
ここが全く、被災者に寄り添った支援になていないのです。
このような、ことで東日本大震災で自己資金で再建した人は今度の災害で再復活するのはとても難しい現実にあるのです。
このような、問題はまだまだこれから沢山でくると思われます。
住宅があって復興ではないのです。貧乏になった人が何か生業などお金を稼げる事がなけば、生活再建したとは言えないのです。
東日本大震災の現場と乖離した補助制度は沢山ありましたが、本当に支援するのなら、まずは生業再建なんです。
復興庁も各省庁もそこを間違えています。住宅再建して復興したではなく、金を稼げて復興した。なんです。
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【自宅片付け「前を向く」 岩泉、震災と台風2度被災】
岩手日報 2016年9月12日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160912_1
【写真=震災と台風10号で2度
被災するも前を向き、家の周りの
後片付けをする三浦早苗さん
=10日、岩泉町袰野】
【自宅片付け「前を向く」 岩泉、震災と台風2度被災】
岩手日報 2016年9月12日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160912_1
【写真=震災と台風10号で2度
被災するも前を向き、家の周りの
後片付けをする三浦早苗さん
=10日、岩泉町袰野】

東日本大震災で田野畑村羅賀(らが)の自宅が被災し、岩泉町袰野(ほろの)に自力再建した水産加工会社勤務の三浦早苗さん(53)は、台風10号の豪雨で自宅が浸水被害に遭った。11日で震災から5年半を迎えたが、避難所生活になったため同居していた幼い3人の孫とも離れ離れに。再び直面した自然の猛威にショックは大きいが、家族のだんらんを取り戻そうと前を向き、復旧作業に当たる。
「たった3年でこんなになるなんて。早いよね」。2013年に新築したばかりの家は小本(おもと)川から氾濫した水が約2メートルの高さまで押し寄せ、1階が浸水した。電化製品や衣類などが泥水に漬かった。「80歳まで頑張る」と意気込み、30年ローンを組んだ直後の出来事に、落胆は隠しきれない。
自身は台風以降、田野畑村で避難所生活を送り、3人の孫は次男の妻千明さん(24)の実家のある久慈市に避難。家族が離れた生活に寂しさは募る。
2度目の被災で気持ちはくじけそうになるが、家族全員が笑顔で集まりたいとの思いで前を向く。「早く自分の家に帰りたい」という孫の声が後押しに。電気も水も途絶えているが、避難所から毎日、車で自宅に戻り片付けに取り組む。「心が折れそうだけど、そんな姿は見せられない。私が頑張らないと」と生活再建へ再び歩み始める。
2度目の被災で気持ちはくじけそうになるが、家族全員が笑顔で集まりたいとの思いで前を向く。「早く自分の家に帰りたい」という孫の声が後押しに。電気も水も途絶えているが、避難所から毎日、車で自宅に戻り片付けに取り組む。「心が折れそうだけど、そんな姿は見せられない。私が頑張らないと」と生活再建へ再び歩み始める。