全ての選手が、辛い練習を積んで、ベストを尽くした姿は、多くの感動、夢、勇気与えてくれました。
そんな中、浅田真央選手のショートプログラムで最初のジャンプで転倒してしまった。僕は果敢に攻めてのことだと思った。それは、バンクーバーでキム・ヨナ選手に敗れ銀メダルに終わったからこその作戦でもあったと思う。
そのミスに森会長は「見事にひっくり返した。あの子、大事な時に必ず転ぶんですね」と評したのです。
浅田真央選手はバンクーバーのあとに母親をなくし、悲しみの中でスランプにも陥ったのです。しかし、その逆境を必死こらえてソチに望んだのです。
一番、悔しい思いをしたのは本人のはずです。
森元総理は、東京五輪のパラリンピックの組織委員会の会長でもある立場の政治家でもあります。
五輪については、夏期であろうが冬季あろうが、スポーツの本質に違いはないはずです。努力、忍耐、凄まじい重圧の中で必死の種目に望んでいることが、解っていませんし選手を傷つける「全く心ない」発言であり、僕は会長と言う重責を担う資質はないと思うのです。
選手へのデリケートな心への配慮やスポーツへのリスペクトの視点に著しく欠けている人物と思うのです。
正に、国民軽視の傲慢な今の自民党政権と重なって見えて来ます。
浅田真央選手は、そんなことなど跳ね返して、フリーで素晴らしい演技をしました。
ホントに、感動しました。
とにかく、あのような発言をいくら、撤回したとしても、森会長の心には、そうした思考回路があるから出たと思うのです。
彼に東京五輪の組織委員会長の資質はないと僕は思ったのです。