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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【昨日は、阪神・淡路大震災から23年目の朝をむかえました。黙祷を捧げた。 その教訓が活かせたのか? 東日本大震災は大幅に遅れている】

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【昨日は、阪神・淡路大震災から23年目の朝をむかえました。黙祷を捧げた。 その教訓が活かせたのか? 東日本大震災は大幅に遅れている】
1995年の朝、あのときはテレビ画像を見て、まるで「映画」のような画像だと感じた。現実だとは思えない感じで、テレビを見ていた事を鮮明におもいだします。
 昨夜、テレビでの「二人の子供を亡くした夫婦とその家庭の生きた23年」そして、「風化しないための、地域の取り組み」をドキュメンタリーで報道していました。
あの学校、地域ぐるみで風化防止に取り組む姿は素晴らしいと感じました。 あれは、学ぶべきことです。
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【6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災から丸23年】
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 今日は、発生時刻の午前5時46分に合わせ、被災各地で追悼行事が営まれたようです。 
 自治体が賃貸で被災者に提供する「借り上げ復興住宅」は2018年度、20年の契約期限を迎える団地数がピークの60を数えるのです。「終のすみか」と入居した高齢者が退去を行政側から迫られる問題も起きているのです。
 なんだか、「東北の災害公営住宅」でも、似たようなことが既におきています。最終の住処とならないのです。何故なら家賃が5年先から2倍になり20年後はなんと19万円にも、それを恐れて空室が目立ちます。まあ、中には5年で出るつもりの人もいます。
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なんで、そんな不合理な事をするのか? 冷たい政治と行政です。

【一昨年前に神戸を訪ねて、駅前なのに、人がないビル。復興商店ビルを見て、東日本大震災の将来を感じた】
 神戸の友だちに案内して頂きました。長田という阪神淡路大震災のときに 大きな被害を受けたところです。駅前の 鉄人ストリートを通り抜けたところに若松公園はあった。公園に近づくと大きなものが目に 入る。それは,神戸復興のシンボル鉄人28号モニュメント。その下では幼子の遊んでいる姿がありました。 
しかし、すぐ近くの復興商店ビルがありましたが、シャッターがしまり、人がいないビルでした。
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ここに、東日本大震災の将来を感じたのです。

▼岩手県・大槌町。傘げ工事が終わっても、殆ど空き地になっている。街づくりどころの話ではない。
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【3月11日は「東日本大震災」から7年目になります。阪神・淡路大震災でできた法律しかなく、津波被害、原発被害はなじまなかった】
 都市型大地震だったが、東日本太平洋沿岸を襲った大地震、津波、原発事故は範囲が広く、阪神・淡路大震災での法律では、殆ど馴染むものはなく、政府の「防災・復興の不備」が指摘されて当然だと強く思うことがいくつもありました。
そして、復興のあり方もまったく違うと感じています。
自動代替テキストはありません。

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【東北では、あんなに人が残っていませんし、特に子供なんか激減です。転出していないのです。そして、超高齢者地域になり果てています】
 人が転出しておらず、津波襲来地域の土地の嵩上げしても、殆ど空き地になっています。 
 これも、法の未整備で従来の「土地区画整備事業」しかないので、時間もかかりすぎたのです。
 また、高台移転(防災集団移転)でも、土地の所有者が津波でなくなったりしてるために承諾を得る為の人数が膨大になり、できなかったのです。このため「改正土地特区法」を何度も各知事が陳情しても、政府は3年もうごかず、「国家機密法」「安保法制(戦争法)」を優先させたのです。 
 しかも、福島の原発事故までおきていて、これは人災ですが、誰も謝罪していませんし、この前は、吉野復興大臣がまた暴言を。避難者い向かって「あなたがは自立する気がないのか?」加害者である政府がこんなことを平然といいます。
 自立しようにも、避難先では、差別され、何度も移転した人が沢山いるのです。そんな中で、就職など出来るはずなどないのです。
なぜ、彼らが差別されイジメにあわなけばならないのか? 

震災直後の「絆」は、全く国民の中にも薄れてきています。 
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【23年目になっても、神戸市役所前で追悼・連帯・抗議の声をあげて、活動することこそ「風化防止」になる行動です】
 果たして、東日本大震災の東北で、23年後でもこのような「追悼・連帯・抗議」の開催ができるのか? 不安です。
 何故なら、超高齢化地域になった東北では、被災者が皆亡くなってしまっているかもしれないからです。
 間違いなく、現在、全国の中で東北被災地は「高齢化率が一番高い」はずです。
 
風化防止を含めて、この先、神戸に学ぶべきことは山ほどこれからあるでしょう。
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【私が「反自民党」になったキッカケは、東日本大震災後の国会中継を見てからです】

 あの頃、被災現場は遺体捜査が行われて、棺桶が不足してる頃です。身元がわからずに、火葬場も満杯でDNAを採取して土葬していた頃です。あの現場が混乱のなかで自民党は、当時、民主党政権の批判ばかりしていました。そして、「復興政策」や「復興予算」まで、全てに反対していたのです。
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あの時、下野していた、自民公明両党は与党になりたかったから民主党政権の批判に明け暮れて、「解散」ばかり迫っていたのです。

被災地にしてみれば、「超党派で災害に対処すべき時なのに、なんで反対するのか?」全く理解できませんでしたし、怒りが湧いてきたのです。
  震災後初の国政選挙となった2012年の衆院選は、「復興政策」が各党の目玉公約でした。しかし、今年はついに年頭所感の中で、ついに「復興」が亡くなったのです。

 
【今の、東日本大震災を見ると、完全に憲法の「生存権」を無視しています】
「東日本大震災・避難情報&支援情報サイト」によれば
2017年12月12日現在で避難者7万7436人もまだいるのです。

http://hinansyameibo.seesaa.net/article/after-3.11-japan-earthquake-20180110.html

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  東日本大震災以降、自民党政権になり。「主権在民」「基本的人権」「言論、報道の自由」そして、「三権分立」も崩壊し、非常に憲法の基本がおかしくなっています。 「平和が最高の福祉」であるはずです。
 平和であってこそ、あの戦後の復興もあったはず。それを、時代遅れだと言ってるのは、政治家自身や行政に憲法の認識がないからです。


【時間の経過と共に、「絆」とかは少しづつ絶えていきます。もっと酷いのは、安倍政府の政治と行政です】
 福島原発の自己処理の報道などマスコミに圧力をかけて全くさせずに、忘れさせようとしています。
 詳しい内容を知りたければ海外メディアを見るしかありません。日本でおきてる原発の惨事を、海外メディアでしか知ることができないのです。情けない話です。だから2017年の報道の自由度ランキングは過去最低の150カ国中の72位まで下落しました。驚きです。
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 ちなみに2012年の菅政権の頃は驚くなかれ22位だったのですよ。 
 アベ政権になってから、あの手この手で、とんでもない言論、報道の自由を奪っているのです。 自分の利になることしか報道させないのですから。
 安倍政権への辛口キャスターらの降板などが沢山ありました。「メディア内に自己規制が増えている」と問題視。特定秘密保護法については、国連の特別報告者から疑問が呈されたにもかかわらず「安倍政権は議論を拒み続けている」と指摘されています。『日本はイタリアに抜かれてG7最下位』なのです。だから 風化させてるのは、安倍晋三総理なのです。

【このさまですから、当然、風化していくのです。被災地の現地に来てみてください】

 例えば岩手県の沿岸の中央を走っていた、津波で壊れた「JR山田線」は、再来年の春にようやく、第3セクターの「三陸鉄道」として開通します。
さらに、嵩上げした津波襲来地域は折角工事が完了しても殆ど空き地です。
福島原発収束には、50年~100年かかり、100兆円を越える費用がかかると言われています。
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さて、阪神・淡路大震災の復興から23年。その知見は是が非でも、「東日本大震災」に生かされなけばなりません。熊本地震も同じです。
神戸では、そのお手本を見せて欲しいし、注視していく必要があります。

【明日は我が身として考えるべきではないでしょうか?】
 この先、東京大震災から100年近いので、いつ「東京都市直下型大地震・津波」、更には「東南海トラフ大地震津波」が起きてもおかしくないのです。
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そのときに、「風化が怖い」と必ず感じるはずです。

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