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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【岩泉の台風禍受けて内閣府が「避難準備情報」名称変更へ 役所用語の難しさ 徹底した周知を徹底すべきで、マスコミなどの協力も必要】

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【岩泉の台風禍受けて内閣府が「避難準備情報」名称変更へ 役所用語の難しさ 徹底した周知を徹底すべきで、マスコミなどの協力も必要】
「避難準備情報」は僕も初めは、「避難勧告」「避難指示」の準備をせよ。という意味で、移動に時間がかかる高齢者や障害者らに避難の開始を求める意味合いがあるとは知りませんでした。

どうも、役所用語は難しいですね。一般人にはそうでなくても難しい用語が沢山あるのに・。
 おそらく、「避難勧告」と「避難指示」の違いが分かる人は知ってる人より知らない人の方が多いのでないかと思います。


おさらいすると、
 市町村長が災害発生の恐れのある場合に出すのが
【避難準備情報】=「強制力 弱」要援護者等、特に避難行動に時間を要する者が避難行動を開始しなければならない段階であり、人的被害の発生する可能性が高まった状況。
で更に危険度が増して
【避難勧告】=「強制力 中」居住者に立ち退きを勧め促します。強制力はありません。
【避難指示】=「強制力 強」さらに状況が切迫した災害が発生して残っている人がいる場合に避難せよ!

となるのですが・・。


これでも、分かりにくいと感じます。なかなか、この内容をわかりやすく的確な名称にするのは、難しい気がします。

 例えば、単純に危険避難度1,2、3としたほうが逆にわかりやすいかも知れません。 しかし、また変更すれば混乱するでしょうし・・。

とにかく、徹底した周知を徹底すべきで、マスコミなどの協力も必要です。何度も繰り返しての広報が必要だと強く感じますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【「避難準備情報」、名称変更へ 内閣府、岩泉の台風禍受け】
岩手日報  2016年10月28日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20161028_7
 内閣府の有識者会議は27日、8月の台風10号の際に岩泉町の高齢者施設で避難が遅れ、多くの犠牲者が出たことを踏まえ「避難準備情報」の名称を変更する方向で議論を進めることで一致した。年内に報告をまとめる。
 避難準備情報は、移動に時間がかかる高齢者や障害者らに避難の開始を求める意味合いがある。住民に発信する避難情報の在り方や改善策を話し合う有識者会議は同日、初会合を開催。災害が切迫した状況をより分かりやすく伝え、強く避難を促すため、名称を「要配慮者避難開始情報」などに変更する案が出た。今後、具体的に詰める。
 委員からは「名称変更だけでなく(高齢者)施設に分かりやすく危険を伝える仕組みづくりが大切だ」との意見が出た。
 このほか、氾濫が予想される河川の映像情報を施設側に提供するなど、避難の必要性を強く感じるような情報発信を検討することも確認した。

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