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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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当初は「東日本大震災の復興五輪」だったはずが…。「大会組織委員会」は、いつの間にか「東京オリンピックは85%の競技会場とした。 招致運動した理念の原点に戻るべき

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【当初は「東日本大震災の復興五輪」だったはずが…。「大会組織委員会」は、いつの間にか「東京オリンピックは85%の競技会場を選手村から半径8キロ以内に配置たコンパクトとした。不思議】
 世界が注目する「2020年オリンピック・パラリンピック競技大会」の 開催都市を決める第125次総会は2013年9月7日、ブエノスアイレスで開催されました。
この
時に、安倍晋三総理は海外メディアの記者の「フクシマ原発事故で放射能が拡散や汚染水が海にタレ流されている、と世界で報道されているが、オリンピック開催は本当に大丈夫なのか?」との質問をうけました。
 なんと、安倍晋三が「放射能汚染水、放射能(フクシマ原発事故)は完全に湾内でブロックされています。」と大嘘、おおほらをついてまで、招致した東京オリンピックです。あのウソ発言にはびっくりしたことを鮮明に覚えています。
 
 あの頃、国内では、盛んに放射能が拡散や汚染水が問題になっていた時だけに、あのウソにはホントにビックリしました。今も凍土壁には失敗して垂れ流されています。その海水は北から南に流れる親潮に乗って南下しています。
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さて、その後「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」(会長 森 喜朗)が設立されてその準備をしてきました。

小池百合子氏が知事に就任して、最近は豊洲問題と共に東京五輪のボート・カヌー会場会場を巡って毎日のようにそのことが報道されています。 
僕は何か、おかしな違和感を感じます。

【当初は「東日本大震災の復興五輪」だったはずが・。】
誘致活動でも、東日本大震災復興五輪の意義をアピールして招致に成功したことを忘れてはいないか?ということです。
 僕は、何らかの競技を当然、「復興した被災地」で行うものだと思っていました。しかし、この議論や報道の中に、「東日本大震災の復興五輪」の事はでてこないのです。
招致が決まってから、都の意向とは別に「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」(会長 森喜朗)は、いつの間にか、「東京オリンピックは85%の競技会場を選手村から半径8キロ以内に配置し、選手や関係 者に負担が少ない「コンパクトな五輪」を謳っているのです。それが、これまで一人歩きしてきた印象を持ちます。
それこそ、これも、5W1Hは不詳です。
 「いつ(When)、どこで(Where)、 だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」という6つの要素が国民には説明されていないのです。
まさに豊洲新市場とおなじです。

【招致運動した理念の原点に戻るべき】
15日は小池都知事がボート・カヌー会場の新たな候補地、宮城県登米市の長沼ボート場を視察しました。

 
 同市は、被災地ではありませんが、宮城の被災地の後方支援の街としてその役割を果たしています。

 村井知事が会場の整備費用は都の試算を下回る200億円ほどで収まるとの見通しを説明したのに対し、小池都知事は「都としての選択をしっかり定めたい」と述べました。

 一方で、村井知事は、会場見直し案が発表される前に小池都知事と話し合っていたことを、大会組織委員会が「水面下での話し合いは極めて不透明」と反発したことについて、こう批判しました。
 「あれを聞いて非常に私は組織委員会に不信感を持ちましたね、逆にね。結局、なんでもかんでもいちゃもんをつけてるようにしか見えないですね。あれじゃ、オリンピックうまくいかないんじゃないかと思いますよ」とまで痛烈に批判しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn…
 村井知事は普段は被災者には寄り添っていない復興との事が聴こえて来る知事ですが、これは正論だと感じます。

もう一度、東京五輪を招致した時の原点に戻るべきだと思うのです
でなけば、被災者は納得しません。何故なら復興工事などで建設業者が東京に流れてしまい、東北には半分しか残っておらず、自治体の工事入札不調は遅れている復興を更にブレーキをとなっており深刻な状況なのですから。
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オリンピックのせいで復興が遅れるのは本末転倒なことです。

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