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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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【アーカイブ東日本大震災】ー連載 9回目 (再掲)【大津波~被災地の漁師の声。 病院も津波でケガした人で混んでいる。被災地は医療過疎だ。 】

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【アーカイブ東日本大震災】
ー連載 9回目 明日につづく
 震災から1ヶ月以上が経過して、避難所では311前から通院していた人も多くいました。車も診察券も健康保険証もなくしたために、我慢して病院に行かないでいる人が多くいました。
 たまたま避難所に行ってみたら老人が脳梗塞でたおれて意識が朦朧としていた現場にできわしました。せっかく津波で助かった命を無駄にはできないと、なんとか救急車が来てくれて一命はとりとめました。病院に行って見てそこは修羅場となっていました。完全に医師も看護師も寝ずにがんばてはいても限界があります。自衛隊の看護部隊もたまにしか来ない。
国事態が、こんな大きな災害を想定していなので、「阪神・淡路大震災」の法で対処。しかし、被災地は広いまったく医療スタッフも薬品も医療機器もまったく足りない状況でした。

今後、東京直下、当南海トラフ地震などが叫ばれてます。国はそんな時に備えた緊急の法整備をしてるのでしょうか?

東日本大震災での反省をシッカリと踏まえた、法整備をしておかないと大混乱を起こすと思っています。

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(再掲)【大津波~被災地の漁師の声。 病院も津波でケガした人で混んでいる。被災地は医療過疎だ。 】携帯投稿記事 
ブログフォルダ「被災地漁師の声~東日本大震災津波」

「山と土と樹を好きな漁師」 2011/4/4(月) 午前 7:03 
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/60470138.html
昨日も倉庫の片付けを早めに切り上げて風呂にいってきました。
村の「ホテル羅賀荘」は津波で4階まで津波で浸水。当分の間は休業。かもしかして廃業するのか?
イメージ 1

そこは津波襲来地域となれば国からストップがかけられるかもしれませせん。

なので、隣の村の岬の上に立っている「黒崎荘」の風呂に行ってさっぱりしました。
その後に、避難所にどうやってるのかなあ。と思い行って見ました。

  そしたら、80歳は超えた一人の高齢の男性が具合悪そうな顔をしていた。周囲の人達から聴くと、鼻血を出していたらしい。
津波前は一人暮しの独居。息子は東京に出て、連絡もついていないらしい。
そんなうちに大きなイビキを出している。起きない。
僕は、お袋がそんな感じで脳梗塞になった時を思い出し、悪い予感。それを直感した。
保健婦さんも役場職員も、他の患者や他の仕事等でなかなかこない。
仕方ないので、救急車を呼んだ。救急車は直ぐ来てくれて、1時間走ってようやく久慈病院についた。
イビキをかいたまま、病院の救急外来も混んでいる。これは間違いなく一刻を争う脳梗塞である。
とても、イライラした。病院につくと近隣のよその避難所からも患者が殺到しているらしい。
津波後3週間。高齢者が多く、薬も不足している。
なにせこの人も薬も保険証も家ごと流され高血圧症の薬を飲んでいなかったのだ。
病院スタッフも被災者である。しかし、家に帰れず、家族の安否もわからないままあの日から激務が続いてると言っていた。だから、疲れているようだった。なんとかならないものだろうか・?
入院させるので、『お預かりいたします』ということで帰って帰宅したら、今朝の3時だった。
医者や看護師、医療機械、薬もそこをついている。 何もかも完全に不足している。
全国から、医者や看護師の応援をを厚生省が調整して被災地に派遣してもらえないものなのだろうか?
まさに、被災地は完全に医療過疎になっていると感じた。
詳しいことはインターネットの「官邸発表」に毎日注意してみているが、なかなかでて来ない。
各省庁の縦割り行政がネックだとてテレビで報道していました。1000年に一度の大災害なそうです。
国としても、このような大規模な災害を想定していなかったらしいので、法整備ができていないらしい。
そのため、とりあえず「阪神・淡路大震災」の時に出来た法を使い、対処して、対処出来ない場合は新法を国会でつくらなけばならないはずですが、とにかく急いで欲しいとおもう。
緊急でやってほしい事。それは,多岐の分野に及びます。
・緊急被災者支援のニーズにあった法整備。
・被災者のケガや健康に関する緊急措置法
・全国から医者、看護師、介護士など医療、福祉の緊急措置
などなど・・。
まだまだ、避難所には津波前まで通院していた人が沢山いるが、みんな車も流されて病院に行けないでいる。
おなじような事が起きないかヒヤヒヤものだ。
役場も手がなかなか回らないようだが、避難所にたまたま村長さんがいたので「最低でも週に2回は患者輸送バスを出して欲しい」と村長にお願いして来た。
今はまだまだ、被災地現場は落ちつていない、緊急事態の様態がずっと続いている。
とにかく、津波でせっかく助かった命を無駄にしてはならない。
なんとか、全国からの医療部隊が早く来て欲しい事を願いばかりだ。

昨夜は3時間しかねていないため、今日は寝不足気味だ。
自分も、足とPTSDの治療お予約日だった。片道2時間かけて行くことにする。 
帰りは寝ないと無理だろう。
帰りは、必ずガソリンを満タンにしてこなければ・・。ならないなあ。
とにかく「今の被災地」は、完全に医療が不足している。国家レベルでなんとかして欲しい。
でなけば、ホントに津波でせっかく助かった人が、亡くなってしまう。

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