【朝日新聞世論調査 安保法、反対51%・賛成30% 奇妙で異常な安倍晋三政権。だから選挙以外の回路で民意をあらわすカウンターデモクラシーともいえる新たな動きが芽生えたのだ。】
国民世論は無視した政治・・。いつまで続くこの奇妙で異常な安倍晋三政権。
国会審議での安倍政権の姿は熟議の民主主義とは逆だった。一体、自分たちはどこに連れていかれるのか、というどうしようもない不安。


ちょっと待って、少し立ち止まって考えようよ――。それが安全保障法案に対する多くの人の気持ちだったのではないか。
憲法解釈を都合よく変えて法制化に突き進むのは立憲主義の否定ではないか、国民の安全を本当に守ることになるのか。私たちは法案の問題点を指摘し、不安にこたえる説明と合意形成の丁寧なプロセスを安倍政権に求めてきた。
しかし、国会審議での安倍政権の姿は熟議の民主主義とは逆だった。法的安定性を否定する発言があった。首相自ら質問者にヤジを飛ばし、正面から向き合わない答弁に終始した。
この間、選挙以外の回路で民意をあらわすカウンターデモクラシーともいえる新たな動きが芽生えた。個人が自主的に参加し、若い人も含めた幅広い層を巻き込んだ。背景には憲法と民主主義を軽んじる安倍晋三たるリーダーがひきいる政権と与党に対する増幅された不信と疑念がある。こうした「声」が政治にとどかないもどかしさは批判となってメディアにも向けられた。
そしてこの日、国会を大勢の人たちが取り囲む中、私たちの問いかけや国民の反対と懸念の声を無視する形で成立にむけて進んでいった。
しかし、国会審議での安倍政権の姿は熟議の民主主義とは逆だった。法的安定性を否定する発言があった。首相自ら質問者にヤジを飛ばし、正面から向き合わない答弁に終始した。
この間、選挙以外の回路で民意をあらわすカウンターデモクラシーともいえる新たな動きが芽生えた。個人が自主的に参加し、若い人も含めた幅広い層を巻き込んだ。背景には憲法と民主主義を軽んじる安倍晋三たるリーダーがひきいる政権と与党に対する増幅された不信と疑念がある。こうした「声」が政治にとどかないもどかしさは批判となってメディアにも向けられた。
そしてこの日、国会を大勢の人たちが取り囲む中、私たちの問いかけや国民の反対と懸念の声を無視する形で成立にむけて進んでいった。
民意に背を向けた政権のもとで生まれた法律と、政治に対して増幅する不信にどう向き合えばいいのか。
憲法に抵触する疑いが強い法制だ。成立してもなおその是非を問い続けることは言うまでもない。
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自衛隊の活動を大きく広げる法制を政権がどう行使しようとしているのか。軍事的な面だけに偏らない政策の判断と選択ができるのか。安全保障政策のあり方を厳しくチェックすることが重要だ。
憲法と民主主義が問われる昨今である。
日本社会が転換点にさしかかった今、この日の意味を改めて問い直したい。
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憲法に抵触する疑いが強い法制だ。成立してもなおその是非を問い続けることは言うまでもない。

自衛隊の活動を大きく広げる法制を政権がどう行使しようとしているのか。軍事的な面だけに偏らない政策の判断と選択ができるのか。安全保障政策のあり方を厳しくチェックすることが重要だ。
憲法と民主主義が問われる昨今である。
日本社会が転換点にさしかかった今、この日の意味を改めて問い直したい。
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朝日新聞社は【安全保障関連法が19日未明に成立したことを受け】、朝日新聞社は全国緊急世論調査(電話)を実施ました。以下のような結果になっています。
【安保法、反対51%・賛成30% 朝日新聞世論
調査】
朝日デジタル 2015年9月22日
http://www.asahi.com/articles/ASH9N4TWPH9NUZPS004.html
安保関連法に「賛成」は30%、「反対」は51%で、法律が成立してもなお反対が半数を占めた。国会での議論が「尽くされていない」は75%、安倍政権が国民の理解を得ようとする努力を「十分にしてこなかった」は74%に上った。
【安保法、反対51%・賛成30% 朝日新聞世論
調査】
朝日デジタル 2015年9月22日
http://www.asahi.com/articles/ASH9N4TWPH9NUZPS004.html
安保関連法に「賛成」は30%、「反対」は51%で、法律が成立してもなお反対が半数を占めた。国会での議論が「尽くされていない」は75%、安倍政権が国民の理解を得ようとする努力を「十分にしてこなかった」は74%に上った。

内閣支持率は35%(9月12、13両日の前回調査は36%)で、第2次安倍内閣の発足以降、最も低かった。不支持率は45%(同42%)だった。

参院特別委員会で採決が強行され、本会議で可決、成立した国会での進め方は「よくなかった」が67%で、「よかった」の16%を大きく上回った。自民支持層でも「よくなかった」が48%で、「よかった」の34%を上回った。
5月に安保関連法案が国会に提出された後、法案への賛否を同じ質問文で5回にわたり尋ねてきたが、いずれも「反対」が5割を超えていた。法律成立後の今回も、その傾向に変わりはなかった。
安保関連法をめぐる国会審議も、議論が十分だったとは受け止められていないようだ。国会での議論が「尽くされた」12%に対し、「尽くされていない」は75%と大きく差が開いた。
安保関連法について、安倍政権が広く国民の理解を得ようとする努力を十分にしてきたと思うかは、「十分にしてきた」16%に対し、「十分にしてこなかった」は74%だった。内閣支持層でも、「十分にしてきた」は35%で、「十分にしてこなかった」の52%を下回った。
安保関連法が憲法に違反していると思うか聞くと、「違反している」は51%で、「違反していない」の22%を上回った。
安保関連法成立に反対した民主党や維新の党など野党の対応については、「評価する」34%、「評価しない」は49%。民主支持層では「評価する」は73%だったが、無党派層では「評価する」32%、「評価しない」43%だった。
※もっと詳しく「世論調査―質問と回答〈9月19、20日実施〉は
こちら → http://www.asahi.com/articles/ASH9N4Q4TH9NUZPS003.html
安保関連法成立に反対した民主党や維新の党など野党の対応については、「評価する」34%、「評価しない」は49%。民主支持層では「評価する」は73%だったが、無党派層では「評価する」32%、「評価しない」43%だった。
※もっと詳しく「世論調査―質問と回答〈9月19、20日実施〉は
こちら → http://www.asahi.com/articles/ASH9N4Q4TH9NUZPS003.html