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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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昨日が岩手県議選 現職の達増拓也知事も非自民 県議会議員も自民系4:非自民党6の割合 心は庶民に優しい、被災者に優しい心で復興をしていく事を望みたい

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【昨日が岩手県議選 現職の達増拓也知事も非自民 県議会議員も自民系4:非自民党6の割合 心は庶民に優しい、被災者に優しい心で復興をしていく事を望みたい】
~ホントに身を持って生業の大切さを身をもって痛感しました。だから、ポイントは「なりわい・仕事」と人のコミュニティこそだ大事なこと~

岩手県の場合、この前現職の達増拓也が無投票当選しました。彼は非自民党の無所属ですが、「生活の党と山本タロウと仲間たち」の共同代表の小沢一郎氏が後ろ盾です。だから、ホントは自民党党本部では、岩手は目の上のたんこぶなんです。
国政選挙でも、安倍晋三など大物政治家が応援演説に来ていて凄い選挙でした。
この前知事は自民推薦の元復興大臣の平野氏が「戦争法案」で自民支持率低下で「負けると自民党のイメージが悪くなりから」と党本部、県連から立候補を止めるよう指示されて立候補をやめて、現職の達増拓也が無投票当選しました。

岩手の復興の場合、宮城県の村井知事とは違い、ハード事業と両輪で「被災者」の暮らしなどを配慮した復興事業を行っています。

昨日、投票日だった岩手県議会選挙の結果がでました。
県議会議員も自民系4:非自民党6の割合で「安保法案」が追い風となって非自民勢力が優勢となりました。(改選前とほぼ同じ)
だから、県議会として「安保法案の廃案」の意見書を提出したのは岩手だけだったはずです。
【非自民の知事、非自民優勢の県議会は全国をでも岩手以外にはないのではないでしょうか?】 

こういう勢力の中で、被災地の問題はどうなのか考えると、やはり岩手の復興の場合、宮城県の村井知事とは全く違いやり方で復興を進めて来たように思います。

ハード事業と両輪で「被災者の暮らし」「なりわい」「医療」「介護」などを配慮した復興を進めて来た感じがしますがなかなか現実は進んでいないのです。
「なりわい」それがとても復興に際しては大事なところだと思います。
まだまだ、ハード事業の高台工事、嵩上げ工事は遅れていますが、遅れた分今の「被災者の生業」など生活再建が必要なんです。

それと並んで大事なのは、生業と医療です。
岩手医大 小川彰氏は-震災から4年半。被災地の医療に変化について、以下のように指摘しています。
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201509/20150906_31003.html


<仕事に配慮必要>

 「生活習慣病や心のケアが必要な人が年々増えている。特に心のケアは最重要分野であり、一番大事なのは「なりわい」だ。仕事がないと気持ちが沈む。医療と教育が復興すれば被災地に人が戻るという意見があるが、それは逆。仕事がある所に人々が集い、新たな町ができる。子どもが多いのか、高齢者が多いのかによって、医療や教育のニーズは変わる。被災地でまちづくりが進んでいないのは、国を含めた行政の責任だと思う」
 「震災では避難所の生活が長く続いた。その後、仮設住宅に移り、心の面の課題が出た。避難所で共同生活した人が、仮設住宅では部屋に引きこもるようになった。仕事がなく、日々のコミュニケーションが減り、孤独感を募らせた。被災者は人とのつながりを欲している。住環境を整備する上で、単に建物を造るだけでなく、その後のコミュニティーまで考慮した計画にしていくべきだ」 と指摘しています。
僕もほぼ同感です。まず「被災者のなりわい再建」こそが大事だといいたいのです。

生活が安定していない家族や個人では、まず「収入が入ってこないと不安だけが募り、気持ちが沈み必ず「心の病」を発病すると思います。
 自分も不漁で赤字になるから「船を出せない状況が続きました。ホントに不安で焦リばかりが先行して、ホントに辛い思いをしました」
それが、今は「海藻類の乾物屋」を始めて、まだまだ収入的にはすくないのですが、心の充実感がまるでちがうのです。だから、今はPTSDの不眠もまあまあ良くなり、だいぶ楽になりました。だからホントに身を持って生業の大切さを身をもって痛感しました。
だから、「心のケア」=「なりわい・仕事」だと思います。
また、仮説住宅にいる中でも大事なのはコミュニティです。でないとあの狭い部屋から全く出ないで「生活不活発病」など発症して、ますます人の中に入っていけない状況が生まれます。ひどくなると必ず「うつ病」を発症するのです。
特に高齢者はそうなんです。


復興の街づくりでも、コミュニティが作りやすい、環境を整備していくべきなんです。
全く新しい人が集まり以前よりも小さな街ができますが、7割は高齢者です。
若い人はほとんど転出していませんから仕方がないのですが。
その時に、色々な住民の生活ニーズが生まれるはずです。なので、そこで商売する人、モノを作り人が生まれ、なりわいも出来るはずです。
残念ながら今はそこまで復興が進んでいないのですが、理想はそうなんです。
子どもや高齢者が多いのかによって、医療や教育のニーズは変わるのは確かです。
被災地でまちづくりが進んでいないのは、国を含めた行政の責任なんです。

だから、今日の選挙で岩手の達増拓也知事のリーダーの思考と県議会の見識も問われます。


岩手は、非自民党の地方自治でまたスタートを切り

ました。

いくらなんでも、今の自民党のような政治、地方自治でもダメなのは明白です。
「国民の生活」の野党が後ろ盾なら・・。

心は庶民に優しい、被災者に優しい心で復興をしていく事を望みたいのです。

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4選挙区で女性トップ当選 岩手県議選、新人が躍進
岩手日報 2015年9月7日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150907_3
 県議選は6日即日開票され、深夜になって各候補者に当落の報が届いた。元民放アナウンサー、県職員からの転身、選挙区では初の女性らフレッシュな顔ぶれも含め、10選挙区の40人が新たに議席を獲得。吉報が入った各事務所は歓喜に沸き、当選者は支援への感謝とともに、身を粉にして働く覚悟をあらためて示した。一方、県議会議長も務めたベテランら15人は一歩届かず、激戦で枯れ果てた声で敗戦の弁を振り絞った。
 【盛岡・定数10】無所属新人の千葉絢子さん(37)は、11人による少数激戦を抜け出しトップ当選。3児の母の立場から「子育て世代の声を県政に」と訴え、アナウンサーから県議へ転身を果たした。「うれしさよりも責任感でいっぱい。全ての子どもたちの未来のために王道の政治を歩みたい」と表情を引き締めた。
 【滝沢・定数3】選挙区初の女性県議がトップ当選で誕生した。無所属新人のハクセル美穂子さん(40)は2度目の挑戦で雪辱を果たし、「女性の声を県政に届けてほしいと願う有権者の思いに応える」と強く誓った。
 【奥州・定数5】「みっちゃん、最高だ」。共産党の県議会3議席目獲得を目指した新人千田美津子さん(61)は、初挑戦でトップ当選。「念願の議席を勝ち得て感無量だ」と涙ぐみ、「公約を必ず実現するため、全力で頑張っていく」と力強く宣言した。
 【北上・定数4】「北上初の女性県議を」と訴えた無所属新人の社民党元市議佐藤ケイ子さん(59)がトップ当選で初陣を飾った。「当選は皆さんの勝利。女性県議への期待に応え、子育て、福祉、医療など暮らしに根ざした政策実現を目指したい」と支持者を前に決意新た。

県議選開票結果はこちら
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/kengi2015_hp.cgi
【写真(左)=圧勝でアナウンサーから転身し、支持者と握手する千葉絢子さん=6日午後10時33分、盛岡市の事務所】
【写真(右)=拳を上げて当選の喜びを表現するハクセル美穂子さん(中央)=6日午後10時50分、雫石町の集会所】


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