【共通する「責任逃れ」「曖昧な情報流し」 繰り返してほしくない「被害者の対立」】
以前、ブログでもFacebookでも、2014/7/4(金) に投稿したことがあります。![]()
原発事故が誰の責任だったのかも未だに明確にしていません。
例えば、避難指示の基準とする『年間20ミリシーベルト』この数値だって誰が決めたでしょう。省庁では『それは文部科学省』、『いや、原子力安全委だ』と縦割り行政の仕組みを利用し、責任逃れをずっとしています。
被ばく量には「明確な安全値」がない、とされているのに『年間100ミリシーベルトでも大丈夫』などと曖昧な情報を意図的に流し、被害者をただただ混乱させる。どれも水俣病でも同じようなことが繰り返されてきたのです。これが、国や御用学者らのやり口なんだと熊本県水俣市の水俣病患者の集団訴訟団では話しています。
ホントに福島の人に伝えたいのです。「逃げるのか逃げないのか。逃げられるのか逃げられないのか。街に、職場に、家族の中にすら、対立が生まれています。でも、考えて。
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福島県が行っている県民健康管理調査についても、「被ばく線量は大したことないという結論先にありきで、被害者に対する補償をできるだけ絞り込むための布石としか思えないのです」
そういう意味では、下の記事のように水俣病資料館語り部の会会長の緒方正実さんらの差別や偏見、地域コミュニティーの維持など、公害と原発事故に共通する課題の解決策を探った事はとても意義あることだと思います。
ちゃんとした、国、東電という原因者がいるのに住民間で争う状況になってならないことです。国民も福島の被災者も原発事故の矢は、行政や東京電力に向けるべきなんだと強く思います。
ここで、以前にも書きましたが、有名な「アイリーン・美緒子・スミス」さんが「経産省前のテントの中で考えたもの」と言っている「10の手口」は以下のとおりです。政府は官僚は同じ手を福島でも使っています。
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【水俣と福島に共通する10の手口】
1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
3、被害者同士を対立させる
4、データを取らない/証拠を残さない
5、ひたすら時間稼ぎをする
6、被害を過小評価するような調査をする
7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
9、海外に情報を発信しない
10、御用学者を呼び、国際会議を開く
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どうでしょうか。ホントに良く似た手口だと感じます。
報道規制もその一つでしょう。
「最後は、国民世論を弱め、忘れさせる」ためです。
忘れないためにも、沢山の方々と共有したいと思うのです。
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【水俣の過去、福島の未来へ 差別や摩擦解決策探る】
河北新報 2015年1月19日
(写真:自らの経験を交えて課題との向き合い方を語る緒方さん)
公害の原点とされる水俣病の歴史を学び、東京電力福島第1原発事故後の地域課題について考えるシンポジウム「水俣を知る。そして福島へ」が17日、南相馬市で開かれた。熊本県水俣市の水俣病患者で水俣病資料館語り部の会会長の緒方正実さん(57)らが登壇し、差別や偏見、地域コミュニティーの維持など、公害と原発事故に共通する課題の解決策を探った。
水俣病は工場廃水のメチル水銀が原因の水銀中毒。公式確認から58年が経過するが、今も補償をめぐる訴訟などが続く。
緒方さんによると、祖父は地元の網元で、水俣病のため急死。祖父の死後、家を訪ねてくる人が減り、水揚げした魚が競りにかけられないような差別的な仕打ちを受けた。緒方さんも周囲を恨んだ時期があったという。
緒方さんは「知識がない当時とすれば、周囲の対応は『差別』とは言い切れない」と振り返った上で、「原因者がいるのに住民間で争う状況はいけない。原発事故の矢は、行政や東京電力に向けるべきだ」と語った。
原発事故後、福島と水俣の住民交流プログラムに関わる熊本大の石原明子准教授(紛争解決学)は「水俣病患者への偏見や補償を受けた人へのやっかみの広がりなど、かつて水俣のコミュニティーで見られた状況は原発事故後の福島と似ている。このままでは、福島ではさらに住民の分断が進む恐れがある」と報告した。
会場では、水俣を元気にしようと地元で活動するお笑いトリオ「やうちブラザーズ」のショーも披露された。
シンポジウムを企画した原発震災を語り継ぐ会(南相馬市)の高村美春さん(46)は「過去を学び、未来に備えることが大事。水俣を学ぶことで、一人一人が原発事故の被災地で生きる力を得られればいい」と話した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201501/20150119_63025.html
【何も解決していないのに・・。福島原発事故のニュースがメッキリ報道されなく なりました。~<水俣と福島に共通する10の手口>とよく似てきました。】
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/63119498.html![]()
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/63119498.html

原発事故が誰の責任だったのかも未だに明確にしていません。
例えば、避難指示の基準とする『年間20ミリシーベルト』この数値だって誰が決めたでしょう。省庁では『それは文部科学省』、『いや、原子力安全委だ』と縦割り行政の仕組みを利用し、責任逃れをずっとしています。

ホントに福島の人に伝えたいのです。「逃げるのか逃げないのか。逃げられるのか逃げられないのか。街に、職場に、家族の中にすら、対立が生まれています。でも、考えて。
そもそも被害者を分断したのは国と東電なのです。被害者の対立で得をするのは誰なんですかと・・。」

福島県が行っている県民健康管理調査についても、「被ばく線量は大したことないという結論先にありきで、被害者に対する補償をできるだけ絞り込むための布石としか思えないのです」
そういう意味では、下の記事のように水俣病資料館語り部の会会長の緒方正実さんらの差別や偏見、地域コミュニティーの維持など、公害と原発事故に共通する課題の解決策を探った事はとても意義あることだと思います。
ちゃんとした、国、東電という原因者がいるのに住民間で争う状況になってならないことです。国民も福島の被災者も原発事故の矢は、行政や東京電力に向けるべきなんだと強く思います。
ここで、以前にも書きましたが、有名な「アイリーン・美緒子・スミス」さんが「経産省前のテントの中で考えたもの」と言っている「10の手口」は以下のとおりです。政府は官僚は同じ手を福島でも使っています。
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【水俣と福島に共通する10の手口】
1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
3、被害者同士を対立させる
4、データを取らない/証拠を残さない
5、ひたすら時間稼ぎをする
6、被害を過小評価するような調査をする
7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
9、海外に情報を発信しない
10、御用学者を呼び、国際会議を開く
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どうでしょうか。ホントに良く似た手口だと感じます。
報道規制もその一つでしょう。
「最後は、国民世論を弱め、忘れさせる」ためです。
忘れないためにも、沢山の方々と共有したいと思うのです。
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【水俣の過去、福島の未来へ 差別や摩擦解決策探る】
河北新報 2015年1月19日
(写真:自らの経験を交えて課題との向き合い方を語る緒方さん)

水俣病は工場廃水のメチル水銀が原因の水銀中毒。公式確認から58年が経過するが、今も補償をめぐる訴訟などが続く。
緒方さんによると、祖父は地元の網元で、水俣病のため急死。祖父の死後、家を訪ねてくる人が減り、水揚げした魚が競りにかけられないような差別的な仕打ちを受けた。緒方さんも周囲を恨んだ時期があったという。
緒方さんは「知識がない当時とすれば、周囲の対応は『差別』とは言い切れない」と振り返った上で、「原因者がいるのに住民間で争う状況はいけない。原発事故の矢は、行政や東京電力に向けるべきだ」と語った。
原発事故後、福島と水俣の住民交流プログラムに関わる熊本大の石原明子准教授(紛争解決学)は「水俣病患者への偏見や補償を受けた人へのやっかみの広がりなど、かつて水俣のコミュニティーで見られた状況は原発事故後の福島と似ている。このままでは、福島ではさらに住民の分断が進む恐れがある」と報告した。
会場では、水俣を元気にしようと地元で活動するお笑いトリオ「やうちブラザーズ」のショーも披露された。
シンポジウムを企画した原発震災を語り継ぐ会(南相馬市)の高村美春さん(46)は「過去を学び、未来に備えることが大事。水俣を学ぶことで、一人一人が原発事故の被災地で生きる力を得られればいい」と話した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201501/20150119_63025.html