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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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「三陸の伝統行事」   「はつかごう」=ドンコがイクラに・・。 残したい伝統文化。

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「三陸の伝統行事」

「はつかごう」=ドンコがイクラに・・。

一昨日病院から、帰ってきたて、大きなメス鮭を頂きました。

  三陸の漁師の伝統行事「はつかごう」=(えびす講)は、旧の11月20日に行われるものです。えびす神(蛭子、恵比須、恵比寿、恵美須)ないしかまど神を祀り、1年の無事を感謝し、大漁を祈願する行事です。祭りごとででもあります。

  最近は、定置網などで集団で行う,仲間がいる漁師しかやらなくなりましたが、以前は漁民家でも行われていた行事です。
僕の実家では、やっていましたが結婚してからやらなくなりましたね~。
昔は、農民もやっていた行事です。
今でも宮城などでは漁民、農民が行ってる行事です。

で、その時に、ドンコという魚を差し入れしたんですよ。定置網では捕れない魚です。

その「はつかごう」の席で、三陸名物の「ドンコの逆さ焼き」「ドンコ汁」を婦人たちがこしらえて振る舞ったそうなんです。

その御礼として、大きなメス鮭といメス鮭がとどいたっていう訳です。毎年やっています。まあ、漁師の物々交換ですね。

※イクラが、1.5㌔はあったと思います。バラ子です。捌いた画像です。
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

つまり、ドンコがイクラに化けたといことです。

こうした、物々交換はまだ田舎では大きくありますが、大事な伝統であると思います。

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