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Channel: 山と土と樹を好きな漁師 ー「佐々木公哉のブログ」
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小渕経産相・松島法相ダブル辞任 政治とカネ問題~昔から変わらぬ自民体質が露呈

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【小渕経産相・松島法相ダブル辞任 政治とカネ問題~昔から変わらぬ自民体質が露呈】


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 安部総理が第2次安倍政権、「女性積極的人事」で女性閣僚5人内、今日2人がダブルで辞任した。
小渕優子経済産業相の辞任。そして松島みどり法相が・・。
昔から変わらぬ「政治とカネ問題」の自民体質が露呈した格好だ。
小渕優子経済産業相は政治資金の収支報告書への虚偽記載、あるいは公選法違反の疑いが決定的になった。
 明治座での観劇会に関して、会費収入をはるかに上回る支出が記載されており、一部の参加者に会費を免除していたのなら、公選法違反となるし、受け入れていた会費を記載していなかったなら政治資金規正法に違反する虚偽記載となる。
また、総選挙の実施された2012年には、収入も支出も記載されていないとのことである。それら認めたからの辞任。

・一方、松島氏には公職選挙法違反の疑いが指摘されている。松島氏が野党に示した資料
イメージ 3によると、松島氏は12〜14年に「うちわ」を約178万円で計2万1980本作り、選挙区内のイベントなどで配布。うちわは柄があり、名前やイラスト、成立した法律が記されていた。「法務大臣」の肩書の入ったものも多数配ったとされる。 松島氏は国会審議で、うちわは有価物で公選法が禁止する寄付行為に当たるのではないかとの追及に、「うちわのように見えるかもしれないが価値のあるものではない。討議資料だ」などと釈明した。だが、民主党の階猛副幹事長が公職選挙法違反の疑いで東京地検に告発。結局は不透明な寄付行為であり公職選挙法違反でることは確実。法の番人は違法をしては辞任は当然である。

安倍晋三首相は20日午後、官邸で記者団に対し、小渕優子前経済産業相と松島みどり前法相の辞任について「任命責任は私にある」と述べた。
しかし、まだ自民党女性議員にはこんな疑惑もある。
安倍晋三氏は、「女性活躍」推進第二次安倍改造内閣を組閣するに際して、ウルトラ右翼を揃えたのまではいいが、そのウルトラ右翼女性閣僚などが、右翼関係者との関わりでも大活躍を演じているのである。
国家公安委員長に就任した山谷えり子氏は、ヘイトスピーチを繰り返して問題となっている在特会(在日特権を許さない市民の会)元幹部の増木重夫氏と写真に収まっていたことが発覚。
『週刊文春』は、取材で山谷氏が「在特会を知らない」と答えたとしているが、TBSラジオ番組の取材に対して、「在特会については在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼らに付与されている『特別永住資格』の廃止を主張するなど、『在日特権』をなくすことを目的として活動している組織と承知している」と文書で回答していたことが発覚した。
外国特派員協会主催の記者会見では、「在日特権」について、「在特会」のHPページの記述を基に解答したことを明らかにした。
さらに・・。
・総務相に抜擢された高市早苗氏と自民党政調会長に抜擢された稲田朋美氏は、「国家社会主義日本労働者党」(NSJAP)の山田一成代表と撮影したツーショット写真がNSJAPの公式サイトに掲載されていたことが海外で報道された。
NSJAPの石井一成代表は2011年に議員会館を訪問し、高市氏、および稲田氏とツーショット写真を撮影したと伝えられている。
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・安倍政権は11月に北京で開催されるAPEC首脳会議の際に、中国の習近平国家主席との首脳会談開催を実現させたいとしているが、このなかで、高市早苗総務相、山谷えり子拉致問題担当相、有村治子・女性活躍相の3閣僚が10月18日、秋季例大祭が行われている東京・九段北の靖国神社にそれぞれ参拝した。
中国は安倍政権の閣僚が靖国神社参拝を強行したことに抗議している。
共同通信社が10月18、19両日に実施した全国電話世論調査で、内閣支持率が、9月の前回調査に比べて6・8ポイント低い、48・1%となったことが明らかになった。
この世論調査では、安倍政権の経済政策による景気回復について、
「実感していない」の回答が 84・8%
・「来年10月からの消費税率10%への再引き上げについて、」
「反対」の回答が 65・9%
「賛成」の回答が 31・0%
・「日本でのカジノ合法化について、」
「反対」の回答が 63・8%
「賛成」の回答が 30・3%
・「原発再稼働については、」
「反対」の回答が 60・2%
「賛成」の回答が 31・9%
になった。
7月13日の滋賀県知事選を契機に、安倍政権に対する風向きは完全に変化している。 安倍政権は完全な下り坂に入ったと見て間違いないだろう。
こうした時に安倍晋三のやる手口は、こうした問題から論点をづらすための、法案などに矛先を向ける。マスコミも世論が反対することは、避けて報道させる。
そうした手法をこれまで、取ってきたが・・。
国民はバカではない。それに騙されてはいけない。
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【安倍内閣:松島法相も閣僚辞任、小渕経産相に続き】
毎日新聞 2014年10月20日14時43分
小渕優子経済産業相(40)=衆院群馬5区=は20日午前、安倍晋三首相と首相官邸で会い、自身の関連政治団体による不明朗な会計問題の責任を取り、辞表を提出した。首相は受理し、経産相の臨時代理に高市早苗総務相を充てた。また、選挙区内で「うちわ」を配布していた松島みどり法相(58)=東京14区=も同日午後、首相に辞表を提出した。首相は受理し、法相の臨時代理に山谷えり子国家公安委員長を指名した。2012年12月に発足した第2次安倍政権で閣僚が辞任するのは初めてで、閣僚2人が同時に辞任するのは極めて異例。首相は女性活躍推進の象徴として内閣改造で女性閣僚5人を起用しただけに、政権に大きな打撃となるのは必至だ。
 首相は2閣僚の辞表を受理した後、首相官邸で記者団に、「任命したのは私で、任命責任は首相である私にある。こうした事態になったことに、国民の皆さんに深くおわびする。政治の遅滞は許されず、後任を急ぎ選定し、課題に取り組んでいきたい」と語った。
 小渕氏は20日午前8時20分ごろから約30分間、首相と会談。「政治資金問題を引き続きしっかり調査し、政治家として襟を正したい。国政に遅滞をもたらすことは許されず、閣僚の職を辞したい」と辞任の理由を説明し、「内閣の一人として女性活躍や経済再生に貢献できず、申し訳ない」と首相に陳謝した。
 小渕氏はその後、経産省で記者会見し、観劇会をめぐる収入と支出が大きく食い違っていることについて「指摘を受けている通り、大きな疑念があると言わざるを得ない」と述べ、税理士ら第三者に調査を依頼する意向を示した。
 菅義偉官房長官は20日午前の記者会見で、「大変残念だが、首相は小渕氏の意思を尊重して受け入れた」と述べ、首相が正式な後任人事を速やかに進めると説明した。後任には閣僚経験のあるベテラン男性議員らが取りざたされているが、首相は再び問題が起きないよう慎重に人選しており、「そんなに早く決まる話ではない」(政府関係者)との指摘も出ている。
 小渕氏を巡っては政治団体「小渕優子後援会」(群馬県中之条町)と「自民党群馬県ふるさと振興支部」(同県高崎市)が10年と11年、東京都中央区の「明治座」で地元女性支持者向けに共催した観劇会について、計約3400万円を支出した一方、観劇料としては計約740万円の収入しか政治資金収支報告書に計上していなかったことなどが発覚。差額を政治団体が負担していれば、公職選挙法の利益供与に抵触するとの疑惑が浮上した。
 さらに、小渕氏の資金管理団体から百貨店のベビー用品や化粧品、著名デザイナーズブランドなどへの支払いも確認され、「公私混同ではないか」と批判が出ていた。
 小渕氏は調査を進める中で、多額の不明朗会計が世論や野党の理解を得るのは困難と判断し、閣僚辞任を決断した。野党は国会で攻勢を強めており、法案審議の停滞を懸念する政府・与党にも「辞任はやむを得ない」との見方が急速に強まった。
 小渕氏は故・小渕恵三元首相の次女。TBS社員などを経て、00年5月の恵三氏死去を受け、同年6月の衆院選に群馬5区から初当選し、現在5期。08〜09年の麻生内閣で少子化担当相として戦後最年少で入閣し、自民党内で「将来の首相候補」と注目された。今年9月に発足した第2次安倍改造内閣では、看板政策の「女性活躍」を象徴する女性閣僚5人の筆頭格として、2度目の入閣を果たした。
 一方、松島氏には公職選挙法違反の疑いが指摘されている。松島氏が野党に示した資料によると、松島氏は12〜14年に「うちわ」を約178万円で計2万1980本作り、選挙区内のイベントなどで配布。うちわは柄があり、名前やイラスト、成立した法律が記されていた。「法務大臣」の肩書の入ったものも多数配ったとされる。
 松島氏は国会審議で、うちわは有価物で公選法が禁止する寄付行為に当たるのではないかとの追及に、「うちわのように見えるかもしれないが価値のあるものではない。討議資料だ」などと釈明した。だが、民主党の階猛副幹事長が公職選挙法違反の疑いで東京地検に告発。与党内からは、松島氏も辞任させて「同時決着」を図るべきだとの声が出ていた。
 松島氏は首相の出身派閥である町村派に所属し、衆院当選4回。副国土交通相や副経産相などを歴任した。【木下訓明】
http://sp.mainichi.jp/select/news/20141020k0000e010181000c.html
2014年10月20日 14時18分

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